2024/10/01 のログ
ご案内:「商店街」に藤林 結さんが現れました。
藤林 結 > 「ん~」

忍者少女は商店街を行く。
目的は大好物のだんごを征するため!
今日はどんなおだんごにしよう。

いろんな和菓子屋に顔を出しながらアレも良い、これも良い、と悩みながら。
しかしお団子が好き過ぎてどれが良いかを決めきれない。

「うぬぬ……私を惑わす誘惑が多すぎるでござる……!」

たかが団子、されど団子。

ご案内:「商店街」に橘壱さんが現れました。
橘壱 >  
商店街を歩く一人の少年。
風紀委員と言えど、本分は学生。
委員会で単位は取れるけど、
将来的に企業に所属するための知識は必要だ。
今日はそんな学校帰り。さて、今日も本庁に向かうか。
そんな道に矢先……。

「ん……」

何だか悩んでるような少女を発見。
凄い格好だな。コテコテのくノ一って感じだ。
此のご時世、ああ言う格好の人も珍しくはない。
だがこう、何がとは言わないが目に悪い。
色々とこう、目に付く。壱はスケベなので普通に見る。
とは言え、何か困り事なら大変だ。
重厚なトランクを揺らして、彼女に声を掛ける。

「すみません、どうかしましたか?
 何だがこう、随分と悩んでるみたいだから、つい……」

藤林 結 > 「おおう」

声をかけられびくっと、身体がはねて。
きょろきょろと周りを見回してから、自分で間違いないようだ、と思い。

「はいはい、私のことでござろうか?」

どうかした、と声をかけられたのでそれに返しながら屈託のない笑みを浮かべ。
何がとは言わないが男の視線を集めてむべなるサイズ。
何がとは言わないが男の視線を集めてむべなるスカート丈。
何がとは言わないが奇異の視線を集めるこてこての忍者装束。

「うーん、それほどに悩んでるように見えたでござる?
 今日のおやつに何がいいかなと思っていただけでござるのですが」

そしてこてこての語尾であった。

橘壱 >  
そうです、貴女です。
うんうんと頷いた。

「ござる」

ござる。まさかのこてっこてっの語尾がとんできた。
まさか本当にござるって言うと思わず復唱しちゃった。
もしかしてコスプレなのか。いい趣味だと思います。

「成る程。結構唸ってたみたいだから、
 何かあったかなって思ったけど、何事も無いなら何よりだよ」

そこは胸を撫で下ろした。
少し安心したら、くすりとはにかんだ。

「でも、思ったより可愛い悩みが出てきたな。
 どれを食べようか、とか。ここ、美味しいもの多いしね」

商店街は買い食いの巣窟。
学生もニンジャも(?)体力を使う。
実際誘惑も多い場所なのは違いない。

「片手で食べれるなら、
 そろそろ焼き芋とかかなぁ。
 ……所で、キミって実はニンジャ?」

おもむろに聞いてみた。

藤林 結 > 「可愛い悩み……まぁ、早急な何かを迫られるものではないでござるな。
 三色だんごもいいですがみたらしもよきものでござる。
 けれど最近は名月の時期、ここは月見だんごと洒落込むのも風流で乙なものかと」

唸ってたと言われればそういうしょうもない理由で唸っていたと明かしながら。
ござると言う木霊返しに。

「ござる」

うなずきながら返した。こてっこてっのとってつけたような語尾である。
この服はコスプレのように見えるが実は。

「焼き芋も美味しいでござるな。
 ……うん? 私でござる?」

忍者か、と問われればこくん、と頷いて。

「そうでござるよ。藤林忍軍藤林家の結と言うものでござる。
 陰忍・陽忍、どちらも担当しておるでござるよ」

橘壱 >  
「いいね。いっそならお饅頭もアリじゃないかな。
 こしあん派つぶあん派とかはあるけど……僕は前者。
 つぶあんも嫌いじゃないけどね。ちょっと安っぽいジャンキーなのもいいし、
 いっそ、自分用にちょっと高いのも買うのも乙だよね。どっちもそれぞれの美味しさがあるし」

だんごと来たらまんじゅうだ。
話してるだけでちょっと涎出てきた。ごくん。
風紀本庁に行く前に、何か買ってこうかな。

「藤林……マジの忍者?」

からかい半分位の気持ちで聞いてみたが、
どうやら本物っぽい。そういうコスプレ設定
……っていう雰囲気でもなさそうだ。
驚きに丸くした目をパチパチしながら、じ、と彼女を見やった。

「え、マジの忍者?凄いな、見るのは二人目かも。
 確かにそういう人もいるらしいけどね、此の学園。
 結構名のあるお家柄だったりするの?そういうのって」

忍者とか侍、そんなイメージある。
まじまじと見てるけど決してスケベ目的ではない。
いや、半分はスケベ目的かも。オープンスケベであった。

「……いや、でも忍者ってこう、
 そう言うの明かしていいものなの?
 忍びってこう、秘密が多いものなんじゃあ……?」