2024/10/11 のログ
ゼア >  
「え、いいの?
 ふふ、そうだねえ。お友達と一緒だと美味しいんだよねぇ」

 半分こされたドーナツの、小さく見える方に手を伸ばす。

「甘いもの、好き? ゼアは大好き。
 食べたら明日ももっと頑張ろうって気持ちになれるんだよー」

 贅沢を言えば、牛乳も欲しいところではあるけども、今はないので我慢。

「改めて、今日もお疲れ様でしたー……あ」

 片割れのドーナツを見つめて、そういえばと思い出したように訊く。
 それから周りを見渡す。ちょうどいい、座れるような場所……と探して。

「お姉さんの、ちょっとお借りしていいですかー?」

 多分、そうそうされないであろうタイプのお願いをするのである。

リリィ >  
「もちろんです。」

寧ろ一緒に食べていただけると嬉しいのだと、柔らかく微笑んでは頷いた。
何気なく伸ばされた手がちいさい方を捕まえると、その気遣いに少々照れるが
実はひっそりと初期からぐーぐー鳴いてたお腹の虫を黙らせる為にも、そのご厚意に甘える所存。

「好きですよ。甘いものって、幸せの味がしますよねぇ。」

一番好きなのは腹持ちがいいものだ。一時でもお腹の虫が静かになるので。

「はい、お疲れさまでした。……うん?」

何かを気にする素振りに釣られたように、同じく周囲を見回してみる。
活気に溢れた平和な商店街。
異変は見受けられなくて、首を傾げて少女へ瞳を戻す。

「肩、ですか?
 えぇ、構いませんが……。」

なんだろう。きょときょとと瞳を丸く転がしながらも、断る理由もないので頷く。

ゼア >  
「おっけー? それじゃあ、遠慮なくー」

 その場でジャンプして――ぽんっ、と。
 全長30cmほどに小さくなって、

「わっとと」

 ……危うくドーナツを取り落としそうになって、慌ててキャッチ。
 普通のドーナツも、この姿だと少々重い。

「ふふー、やっぱりいっぱい食べたいときはこうだねえ」

 《小人化》。自分がちっちゃくなれば、同じ量でも満足度は段違い。
 食べることが好きならば一度は夢見る光景かもしれない。
 自己満足のために異能を使うことを厭わないゼアなのである。

 そのままふわふわと飛んで、遠慮なくお姉さんの肩に着地。
 そうして肩を椅子代わりにして。
 いただきます。

「~~♪」

 甘いものを食べてご機嫌、なのはそうなのだけれど。
 いつも以上に、にこにこ顔。

リリィ >  
こくりと、頭上にハテナを浮かべながらももう一度頷いた、その瞬間。

ぽんっ!

小気味よい音がして、少女が――少女が、お人形サイズになった!
目をまんまるに見開いて、反射的に両手をお椀のかたちに揃えたら
ドーナツを慌ててキャッチする少女を受け止めるべく差し伸べていた。

「えっわ、えっ!
 ぜ、ゼアさまっ? ――ちいさくも、なれるんですね……!?」

巨人化は遠目からでも確認できても、小人化はそうもいかない。
アルバイト先の人にもそこまでの情報は与えられていなかったようで、
ぽかんと口を半開きにしたままその姿を見つめている。

「ちいちゃい……あ、いいなぁ。」

賢い……!
大飯喰らいにとっては本気で羨ましい能力である。しみじみと零してしまった。

小さくなった少女が肩に移るとそこで漸く両手を引き戻す。
ついでに、長い髪を反対へ寄せて少女の為のスペースを確保。
椅子代わりと化したところで、服屋の店の前であることを思い出す。

つつつと横に逸れてより端に寄って営業妨害にならないようにと移動する間、
もし此処で転んでしまったら……と、気が気じゃなかったのは、油の足りないロボットみたいな動きでバレバレだったかもしれない。

「ふぅ……いただきます。」

兎角、丁度いい位置についたら、小さな少女と共にドーナツへと齧りつこう。
肩に乗った小さな少女と同じ顔して「おいしいですね。」って幸せの味を噛み締めるのだ。


その後は、なるべく小さく小さく齧り取るように頂いていたけれど
やっぱりどうしたってポンコツの方が食べ終えるのははやいだろうから、
ほんの少しの重さをじっくりと堪能していることにして
少女が食べ終えたのを見計らい、ご馳走さまでしたと手を合わせたんだろう。

そうして少女と別れたあとで、あちこちに貼られた絆創膏をみて、柔く表情を崩すのであった。

ゼア >  
「どやぁ。ゼア凄いでしょう」

 そんな凄い能力をだいたい私的に(それも、おおよそ大したことのないような状況で)使っている。
 羨ましそうな視線を浴びながら、にこにこ顔でもう一口。
 小さじ一杯くらいしか進まない。わぁい、いっぱい食べれるぞー。

「んふふー、美味しいねぇ」

 お友達になった二人で、並んでドーナツを頬張る。
 うん。
 やっぱり一人より二人の方が、おいしい。

「明日もいーっぱい、がんばろーねー」

 今日は頑張りました。だから、ここからはお休みタイム。
 また明日になったら、勉強をお仕事を頑張りましょう。

 季節は秋に移り変わり、風も少し冷たくなってきたころ。
 そんな中、春の陽気すら思わせるあたたかさと、
 ほんの少しだけゆーっくりと進む時間が、二人の間に流れているだろうか。

 失敗もたくさんする。怒られることもたくさんある。
 それでも、誰かに褒められたり、笑いあうことだって、それ以上にたくさんある。
 その、正の感情をいっぱい受け止めながら、
 いつだって、ゼアは、マイペースに生きている。

「ふふー」

ご案内:「商店街」からリリィさんが去りました。
ご案内:「商店街」からゼアさんが去りました。
ご案内:「商店街」に妃淵さんが現れました。
ご案内:「商店街」に斬鬼丸さんが現れました。
妃淵 >  
放課後。
今日はバイトも互いに休みってことで、適当にブラついて帰ろうぜ、なんて声をかけた。

隣あって歩けば、それなりにある身長差。
話しかける時は当然見上げる形になる。

「ってワケで、法律関係の勉強する代わりになんか割のイイバイトさせてくれるらしーぜ」

そんな近況の話なんかもしながら、視線に入った買い食いポイントなんかに横の少年を引っ張っていく。パワフル少女である。

クレープ、ケバブ、商店街だけあって色々ある。

斬鬼丸 > バイトがないなら彼女と一緒に帰宅
そして、買い食いなんていうのは学生ではよくあること。

「法律…すか?
割のいいバイトってなんか怪しそうなんだけど…
それ、大丈夫?」

よくあることだがこの男。
誰かと隣り合って一緒に歩くなんて経験はあまりない。
そのため、前を見たまま話すことなどできない。
前と斜め下を交互に見ている。

片手にはコロッケを持って。
もちろん肉屋のコロッケである。

妃淵 >  
「法律。なんだっけ、東山というオッサンの先生のヤツ。
 まぁセンコーの持ち込んでくる仕事だからとりあえず健全なんじゃねぇの?」

生徒二人、生活環境は決して裕福というわけじゃない。
ワリのいいバイトがあるなら断然ソッチのほうがいい。

「そう心配すんなって」

心配されることは満更でもないのか、視線が合うタイミングでニンマリ笑みを浮かべて見せる。
ついでに、ソレも美味そうだな、んあんて言いつつ手に持ってるコロッケをはむり。一口だけ。

斬鬼丸 > 「先生だって人間だから、いい悪いはなんともいえねっす。
なんか、教員の事件とかよくニュースになるし」

裕福な分にはそれが一番なのだが。
将来などを考えた場合、お金をためて遅いなんてことはない。

「まぁ、フェイならなんとでもなるかもしれないけど…
うわ、いってくれりゃ渡したのに」

コロッケを一口たべられてびっくり。
一口かじられた部分をはむっといただく。
ちょっと照れる。

妃淵 >  
「まー何てコトないって。
 何かあったら蹴り飛ばして逃げればイイし」

心配性な横の少年の背中をばしっと叩く。

「いいじゃん一口だけなんだし。ン、旨いなコレ」

そうやって、照れている様子を見て楽しんでいるのはいつものこと。
いつもの二人のが距離感だ。

そんな話をしていると…

爆乳常世女子 >  
ぽよんたぷん、だぷん。
丁度すれ違う感じに制服を着崩したすごいのがすれ違った

斬鬼丸 > 「大怪我にならない程度にね?
いくらあれでも先生だから大怪我させたら煩いだろうし」

フェイは元二急学生だしなんかあったら風紀も煩い。
色々あったので少し苦手意識があるのだ。
背中を叩かれつつ、コロッケカジカジ。

前を見たりフェイをみたりを交互に続けていると…すれ違う女学生。
なんか歩くだけで音してるな?
うお、でっか。
リンカセンパイ並みにでかいのでは?
少しの間…五秒くらいそれを目で追った。

妃淵 >  
「大丈夫だって、バレないようにやるから」

あくまでジョーク。
冗談めかして笑いながらそう返して…・

「?」

何かに視線を奪われている雰囲気。
すい、とその視線の先を追いかけると…うぉ、でっか…。
痛くないのかあれ。

と、思いつつ。

「(ははぁん)」

突然。横からぐいぐい身体を押し付けて来る、横へ。
ぐいぐい。押されていくと、ビルとビルの隙間のちょっとした路地へ押し込もうとしてる。

斬鬼丸 > 「あ、ハイ」

ココロココニアラズというわけではない。
ちゃんと、話は聞いていた。
ただ目を奪われただけで。

なので押されると簡単にバランスを崩した。
一瞬転びそうになったけど、そこはなんとか体幹でカバー!

「うぉっ!?なに、なんっすか!?」

そのまま押されてよろよろと路地に押し込まえれる。

「なんか気になる店でも…」

妃淵 >  
人目につかない路地の隙間に押し込めば、
ニマニマした笑みで見上げる少女の顔がとても近い、背伸びしてる

この笑みは悪いことを考えている時の少女だ!

「いや? でっけーおっぱいの女ガン見してたと思ってさ?」

見てたろ見てたろー?とでも言いたげに、
シャツの上から少年の胸元を指先で擽る…

斬鬼丸 > 商店街の路地とか、あまり気分の良いところではない。
特にこのように狭いところとか、人が歩くように放ってないというか
秋口とはいえ換気扇からでてくる空気のせいで湿気がやな感じ。

「こんなとこになんか…」

店なんてあるわけない。
それを言おうとして見下ろす彼女の顔はとても近く…よく見る笑顔だ。
ばれてる!?

「え、あ?えぁ!?
あー、えーっと、別にそういうやつじゃなくて…
知り合いに似てたなーとかなんとか」

コロッケを落とさないようにしつつ、ウリウリといじられれる。
ややくすぐったし。
なお、嘘をついているわけではない。
実際似ていたのだから、顔ではないが。

妃淵 >  
「へぇ~?」

狼狽する様子が楽しいのか、笑みを深めてくる。

「あんまモテそーにないし気にしてなかったけど、
 実はああいうむっちむちな女が好みだったりするのかと思ったけど違うのかー?」

「なんにせよ、横にカノジョがいるのに他の女ガン見した斬には、罰がいるよな」

完全に、楽しんでるカオだ。

斬鬼丸 > 「うぐ」

このニヤニヤとした笑顔がまた…。
なんだか詰められているようではあるのだが
フェイの魅力が凝縮されているような表情なので、これをされるとなにも言えない。

「ち、ち、違いますよ!
好みだとかそういうんじゃなくて、えーと…なんといいますか…
特別好みとかじゃないけど、気にはなるといいますか…」

おっぱいやら肉付きだけで好みかどうかは決まらないが
男子なのででっかいものが目に入ればそれを注視してしまうのもやむなし。
やむなしではあるのだが…

「…あ、はい。
もったいないんで、食べきってもらってからでいいッスか?」

それは、そう。
せめて罰が軽くなるようにと、彼女にコロッケをさしだした。

妃淵 >  
お、うぐ、って言ったぞ?

「ホントかねぇ~?
 なんだ、もういらねーの?」

はむ、差し出されたコロッケを一噛み。
残り一口くらい、指で摘んで、少年の口の前までもっていく。

「全部はいいや。あーん」

口を開けろと言っている──。素直に開けるなら食べさせてやる腹積もりだ。

結構狭いといえば狭い路地だ。強制的に密着することにもなるし、顔はより近い。

「どうやら斬にはまだスレンダーの魅力を教えてやらないといけなさそーだ…」

ぺろり、指についた油をちょろりと出した舌で舐りながら、じぃ…と紅い眼が見上げて。

斬鬼丸 > 「ホ、ホント!ホントだって!
えーと…知り合いの胸に似てたといいますか…」

詰められると弱い。
場所が場所だから恐喝とかってこんなかんじなのかなという気分になる。
相手は彼女なのだが。
もちろん、そんな彼女の言葉に逆らうことなどできず…

「あーん…」

素直に口を開ける。
もぐもぐかりかり…やはりおいしいな、コロッケは。
距離が近すぎて落ち着かないのだけど。

「え、おしえるって…つか、知ってるっていうか…」

なにをする気なのだろう。
おもわずコクリと喉を鳴らしてしまった。

妃淵 >  
「あんな化け物みたいな乳の知り合いいんの」

ほぉ…それは知らなかった。
案外スミにおけない、ってヤツだろうか?

コロッケを食べさせるちょっと唇に指先が触れたりもしつつ…

「んー……いや、まだわかってない、オレにハマってない証拠だな?」

まぁ、教えてやるにも流石に此処ではなんだが……。

「…まーせっかく人目にないとこ来たし何もシないの勿体なくない?」

華奢で薄い身体をより寄せて、ぴたりとくっつける。
とりあえず逃さない、とでも言わんばかりに腕をまわされる。

斬鬼丸 > 「まぁ、ほんと…少し話したことある程度ッスけど…」

さほど仲良しというわけではないので安心してほしい。
スミに置いといても問題ないのだ。

フェイの指はコロッケ味だった。
コロッケと一緒に触れたのだから当然だが。

「そんなことないけど!?
っていうか、えと、それはそれとしてしかたないというか!」

ハマっていても、無関心とはならないのは男子としてしかたがないのだ!
そして、胸の大きさにかかわらず、女の子と体がくっつけばドキドキしてしまうのも仕方ないのだ。

狭い路地でしっかりと捕まって…逃げる気もないが

「え、えーっと…商店街ッスけど…大丈夫、かな」

声とか音とか。

妃淵 >  
「ふぅーん…?」

どんな女か、根掘り葉掘り後で聞いてやろう。

「いーや、もっとオレにハマれば他の女の乳なんざ見向きもしなくなるね。
 試してやろーか?さっそく今夜から」

一体何をされるのか。
想像もつかないのがより恐ろしい、かもしれない。
もっともそれを口にする少女の顔は実に愉しげで意地悪な笑みを浮かべているが。

「斬がヘンな声出さなきゃいーんじゃん?」

まぁ、さすがに明るい内からこんなところで何かをおっぱじめようとはしていない。
とはいえ何もしないのも勿体ない、の言葉通り、顔を近づけて──キスくらいはまぁいいじゃん。的な。

斬鬼丸 > 「そ、そういうもんかな?
今以上にハマるってなると…え?なに?
今夜から?なにするの??」

好きな女の子と男として反応してしまうものは別な気が。
フェイ以外の女の子に反応しませんっていうのはむしろ男の子として不健全では?
なにをされてそうなるのか、皆目検討もつかない!

「そりゃーそうだけど!ん…んぇ…」

フェイにその気はなくても、その言い方だと誤解してしまうのも男の子。
近づいてきた唇にキスを返すも、表に人がいっぱい歩いてると思うと
いつも以上にドキドキしてしまうわけで。

妃淵 >  
さぁて?何されるんだろうなぁ~?
そんな台詞でも聞こえてきそうな、妙に挑発的な口吸い。
情熱的といったわけでもなく、押そうと思うと逃げるように離れ、またシてくる。
じゃあと何もしないでいると…玩ぶように唇を喰んだり、ぬるりと舌先が襲ってきたりする。

「ん、…っは……♪
 ホント、飽きないなーお前」

にやにやニマニマ。
ぺろ、濡れた自分の唇を紅い舌が舐める。

「ベツに、誰かに見られて噂になっても、困らないだろー…?」

密着した胸をぎゅっと押し当てれば慎ましやかな膨らみと互いの心臓の鼓動が伝い合う。
おっ、ドキドキしてるな?こいつ。と丸わかり。

斬鬼丸 > 「そりゃ、飽きたりなんかしないって」

何度もしている、だけど飽きない。
それでハマってないならなんなんだろうか?
この動画朝から連続再生してるけど中毒じゃないわ的なやつか?
フェイの唇に、舌に翻弄されて…追わされたり、止まったり。

ドキドキしてても、やめられない。

「困るとかじゃなくて…えっと、人前でってのは…なんか…」

やわらかい。
やはり大きさはあまり関係ないということ。
視覚的衝撃はわきにおいといて。