部屋説明一覧はこちらからもご覧になれます。

概要(クリックで展開/格納)概学生街にグランドオープンした地上・地下合わせて22階建ての百貨店・オフィス複合施設。円柱状の高層建築であり、百貨店部分は地下2~13階までとなり、14階以降は商業系部活のためのオフィスエリアである。
一部警備や施設保全のために各種委員会の支部や部署の別室等が置かれている。
これまでの常世学園での研究成果に基づき、高度な科学や魔術、異世界の技術がふんだんに用いられた最新の施設となる。
高層建築ではあるが、科学・魔術技術により学生街などにほとんど影を落とさないような工夫がなされており、日照権の問題はほぼ解決している。
階層の移動については、従来の機械式エスカレーターやエレベーターのほか、魔術的な転移システムも用意されており、移動手段は自由に選択可能。

なお、商店街の商店・部活との競合を避けるために、施設内の上層の店舗・レストラン街は比較的高級志向(ただし、学生の手が出せないほどの価格設定ではない)である。
それに加え、商店街の支店エリアも存在しており、そこでは一般の学生も利用しやすい雰囲気が保たれ、安価な価格設定がなされ、上層階との差別化が図られている。
異能や魔術、異邦人の将来の進路を模索するための実験的な施設という側面があり、魔術や異能、異世界の技術や能力を用いて作成された商品や料理も出されている。
ただし、まだまだ研究途上の分野であるため、必ずしも全てが理想的に利用できるわけではなく、何かしらのトラブルが発生することもある。
従業員は商業系部活の部員以外の学生・教師も広く募集しており、アルバイトとして勤務することも可能。
戦闘等以外に、自身の異能や魔術、能力、出自をどう活かしていくか、あるいはそれらを持つものにどう対応していくかをを考えるきっかけにもなるだろう。

「扶桑」とは中国の古代文献に登場する伝説的な巨木の名称である。東方海上の日の出ずるところに存在したとされ、十の太陽が順次この木より天に昇るとされた。
「扶桑百貨店」の外壁には十個の太陽を模した巨大な照明が取り付けられており、毎日それぞれが一つずつ光り輝く。これは上の「扶桑」の逸話を元としている。


フロアガイドB1~2 地下食品市場
1~3F 商店街支店エリア/催事場エリア
4~6F ファッションエリア
7~8F 異能・魔道具エリア
9F 久延毘古書房
10~11F レストラン街
 元祖本格握り寿司専門店「常世鮨」(回転寿司エリアあり)
 展望レストラン「エンピレオ」
12F 映画館「キノトロープ」
13F 展望温泉「少名の湯」
14~19F オフィスエリア
20F 展望台エリア
 屋上天文台
 プラネタリウム


【PL向け情報】商店街との著しい競合、商店街の店舗の経営悪化などは公式としては設定いたしません。
既に商店などを持っているPCへの悪影響を目的とはしておりませんのでご理解いただければと思います。
ただし、デパートの出現により経営状態が悪化したという設定・ロールプレイを行いたいという場合はこの限りではありません。
レストラン街は学生の手が届かないようなものではないとしていますが、一般学生が手の届かないような高級な店舗の存在を創作していただくことは可能です。
レストラン街全体がそういった場所となるわけではありませんのでご注意ください。
従業員として店舗で働く、もしくは自身の店舗を持つなどもご自由にどうぞ。扶桑全体の営業が行えなくなるような店舗の創作はご遠慮ください。

選択した場所に入室します。

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参加者(0):ROM(1)
Time:16:50:36 更新


ご案内:「天ぷら屋「旬衣」」からラヴェータさんが去りました。 (08/02-19:32:48)
ご案内:「天ぷら屋「旬衣」」から神代理央さんが去りました。 (08/02-19:32:23)
ラヴェータ > このやり取りは既に約束された過程。
少年が言葉を紡ぐ度、次ぐ言葉が脳裏に浮かび、実際のやり取りよりも一歩先へと思考が移ろいでゆく。

それに伴い鼓動はペースを上げていく。
そして、予定通りの言葉が聞こえ。

「……はい」

抗う様子などなく、すっかり赤くなって萎縮する少女の口から肯定の言葉が零れ落ちた。
呆けた顔ながら少年の顔を見つめ、あの日の事も思い出しながら盲目的に感情を高める。
この後どうされるのか、どうなってしまうのかについて、無自覚に期待しているのだった。
(08/02-19:24:35)
神代理央 >  
「何のつもりだ?ほう、そんな分かり切った事を聞くのか、ラヴェータ?」

そう、これはお互いに何を答えるべきか分かり切った事。
事務的な確認作業でもあり、或いは儀式めいた必要不可欠なやり取りでもある。

「今日は、執務室に来客の予定が無いんだ。ラヴェータ」

だから、少女の掌を撫でながら。紡ぐ言葉は淡々とした事実だけ。

「折角だから、お互い積もる話もあるだろう?」

唯、事実を並べるだけのソレは。

「だから────来るよな?ラヴェータ」

最後は、かつての様に。或いは、少女が良く知る少年の様に。
傲岸で傲慢で、その態度は自らへの絶対的な自信と共に発せられる。
少女を自らの巣の中へと誘う言葉となって…紡がれるのだろう。
(08/02-19:13:18)
ラヴェータ > 「……っ」

少年の行動は想定の上をいった。
跳ねのけることは容易な筈のその手に抵抗することなく掴まれる。

「なに、を」

手の甲をなぞる指に困惑と、得も言われぬ感触が迸り、片目を反射的に閉じる。
戸惑いながらもその感触に力が抜け、楊枝を持つ手の力が弱まる。

「なんの、つもりだ……?」

片目を閉じたまま尋ねる。
咎めるような意志も、覇気も、拒絶もない。
ただ余裕を損ねた為に言葉を選べなかっただけの質問、もしくは結論ありきの確認作業だ。
(08/02-19:05:07)
神代理央 >  
少女が、元よりそのつもり…と言うのなら。
その差し出された手を、ぱし、と掴もうと手を伸ばしながら…楊枝の先の餅を、口に含もう。

「は…む」

もごもご、と口の中でわらび餅を咀嚼する。
抹茶アイスとはまた違った爽やかな草餅の風味に、どろりと甘い黒蜜が混ざり合う。
これを素直に美味しい、と思う当たりハーフとは言え自分の根っこは日本人なのかな、なんてどうでも良い思考が遠くで笑う。

…そしてもし、少女が少年の手を拒絶しなかったのなら。
少年は少女が伸ばした手を掴んだ儘、餅を味わって…味わいながら、指先で少女の手の甲を軽くなぞろうとするだろうか。

それはまるで、まるで────
(08/02-18:54:07)
ラヴェータ > 相変わらず甘味に目がないやつだと、抹茶アイスについて流暢に語る様にどこか安心を覚える。
それよりも、今しがた自分が口に含んだスプーンでそのままアイスを救い、その口へ……

「……ふん」

思わずスプーンを目で追ってしまった。
そしてそのまま直視した少年の表情に素直でない反応を返してしまう。
否、素直になれないのではない。もうこの感情を言語化出来る程の余裕がない。

それにしても、こうして嬉しそうにしている少年を眺めていると、此方まで嬉しくなる。
少年の先ほどの言葉は、まさしくこういう感情について言っているのだろう。

「……元よりそのつもりだ」

それは想定済みだ。
手元に残しておいたわらび餅を楊枝で指し、黒蜜を絡ませてから少年の口の高さにもっていく。

「ほら、その……あーん、だ」

よくあんな飄々とやれるものだ。
(08/02-18:46:14)
神代理央 >  
「ふふ、そうだろう?本来甘味とは異なる場所にある筈の抹茶が、アイスクリームと混じり合う事で互いの長所を引き出し、他の甘味では出し得ぬ味わい深さを持つ。普段は私もあまり食さぬが、偶に食べると中々趣深いものでな」

流暢に紡ぐ言葉は…けれど別に伝えたい事の本質では無い。
少女が口に含んだ後、そのスプーンで丁寧にアイスを掬って自分も一口。ん、美味しい。

「とはいえまあ、どんな甘味であれ……」

別に抹茶の歴史も抹茶アイスの蘊蓄も語るつもりなど無い。

「お前が美味しそうに食べてくれるのを眺められるのなら、どんなものだって私は構わないのだがね」

満足そうに微笑む少女に向けるのは、穏やかな笑み。
多少の揶揄いは含まれていても、それでも微笑ましそうに君を眺めながら、少年も少しずつアイスクリームを咀嚼して。

「…ところで、ラヴェータ」

その穏やかな笑みは。

「私には、くれないのか?」

やっぱり途中で、少しだけ意地悪そうなものに変わってしまうのだけれど。
(08/02-18:31:13)
ラヴェータ > 少年の言葉と共に差し出されたスプーンが視界に入り込む。
こうなるのは予想していた。
していたからこそ、むしろこちらが……

「……」

ゆっくりと顔をあげれば、スプーンとその向こうの少年の笑顔。
随分と……いい笑顔をしている。

「ぁーー……」

少しの間、口を開けるのを躊躇うが、覚悟を決めて控えめに口を開く。
目を瞑り、少しでも恥じらいを和らげようとしたまま、差し出されたアイスを口に含む。

「……ん」

甘くて冷たい。
口の中でゆっくりと溶かしながら味わう。
抹茶は苦いと見かけたが、上品な甘さだ。
独特の苦みこそがあるが、甘みを際立たせるアクセントのようなもので、全く苦に感じない。
香りがよく、アイスとよくあう。
……この状況とも、よく合う。
そうして吟味する間、耳が何度かぴくぴくと動く。

「……美味しいな」

口の中でアイスが溶け切ってから口を開いた。
満足といった様子だ。
(08/02-18:22:08)
神代理央 >  
そう、この後。
まだ日は高い。されど、それだけだ。
別に、日の当たらぬ場所など。他者の目の無い場所など。
そんな場所、幾らでも────

「………ふむ」

そう言えば、と。目の前に鎮座する抹茶色の甘味に視線を落とす。
まだ手は付けていない。少女の言葉に対して、その半円状の甘味に金属製のスプーンをさくり、と差し込んで掬ってみせれば。

「そうだな。折角だ、ゆっくり味わうと良い」

にっこり、と喜色を強く浮かべた笑みを浮かべてみせれば。

「ほら」

「あーん」

少年はアイスクリームを掬ったそのスプーンを
そっと、俯いた少女の目の前に差し出して見せるのだろう。
(08/02-18:05:20)
ラヴェータ > 「この後か?特に何もないが―――」

美味な食事と少年との一時にすっかり落ち着きを取り戻した頃。
……いや違う、油断しきっていたその時。
それとなく普通の返事を返したのだが、少年の顔を見て察した。

「―――そ、それは……」

この後。
少年の見慣れた筈の笑みが今は違った風に見える。
かつてこれほど、この笑顔に敵わないと感じたことがあっただろうか。
退いた筈の熱は伏せていただけのようで、瞬く間に思考を攻め落としてしまう。

「……そうだ」

(伏兵)が城から運び出した感情はありのままの姿。
隠されることも偽装されることもない素直な感情が姿を露にする。

「理央、貴様の言う通りだ。
……だが、その、前に……忘れたか?」

少年の前に残っているのは、抹茶のアイスクリーム。
こちらのデザートは半分程残してある。

「……くれるのだろう?」

嗚呼、あの時はむしろ揶揄うぐらいのつもりで提案を承諾したのに。
あんな軽率に受け取るべき提案では無かったと、自分を責める。
再び少年を直視出来なくなる。アイスもだ。
顔を伏せると、指も一緒に下を向いた。
(08/02-17:56:03)
神代理央 >  
そんな可愛らしい少女の反応を、一度敢えて置いておいて。
恙無く食事は進むだろう。他愛の無い雑談。料理の感想。
軽い近況報告等…食事の場に相応しい話が、ゆっくりと、揺蕩う様に進んでいく。
だって、一度落ち着かせてからの方が。

「ところで、この後予定はあるのか?ラヴェータ」

少年の方の器が空になった頃。唐突に口火を切る。

「折角、私の為に似合う装いを纏って。そんなに可愛らしい反応を見せてくれたのだから…」

敵陣を叩く時は、一度此方が退いたのだと思わせてからの方が。

「"この後"も、期待していたのだろう?ラヴェータ」

デザートは、最後に味わう方が良い。
なんて。じ、と少女を見つめる少年の表情は君が見慣れた…見慣れてしまった、少し意地悪そうな…嗜虐的な笑みだったのかもしれない。
(08/02-17:37:08)
ラヴェータ > 助かったという安心感と、何故今という残念な気持ち。
料理が運ばれて来たことで、その二つを同時に味わうことになった。
店員が料理を配膳する様子を脇目に、少年の様子を伺う。
2人の距離が元に戻ったことを確認して、顔を正面に向ける。
まだ顔は熱いが、少しずつ熱が引いている感覚はある。
排熱でもするようにゆっくり息を吐いて、張った心情を整えようとする。

「そうだな、折角予約までしたんだからな。
楽しんでくれれば私も嬉しい」

まだ調子は戻り切らない。
それでも少しずつ落ち着こうと、料理に視線を向けた―――

「……ばかもの」

―――というのに。
視線を料理より更に下へと向けたまま、小さな声でつぶやく。
折角少しは落ち着いたというのに、台無しだ。

それでも、興奮を収めようと手を動かし、箸を手に取る。

「……美味いうちに食べてしまおうか」

視線を合わせられないままそう口にし、手を合わせる。

「いただきます」

随分と覇気のない声だった。
(08/02-17:24:56)
神代理央 >  
…随分とまあ、可愛らしくなったものだ。
なんて、本心でもそんな言葉を投げかければ揶揄ってる様に聞こえるかもしれない。流石にそれを慮るだけの知識は少年にもあった。

であれば、より少女を褒めてやるべきだろうか。或いは、少し軽口でも挟んだ方が良いのだろうか…と考えていた矢先に、運ばれて来る料理達。

「…もっとお前の可愛らしい所を見ていたかったが…先ずは食事にしようか、ラヴェータ。温くなってしまっては、折角お前が選んでくれた店の料理にも可哀相だからな」

料理によって、縮めた距離も元通り。
それを少しだけ残念に思いつつも、素直に料理を味わう…前に。

「それに────」

「────可愛らしいお前を楽しむのは、何も人の多い場所じゃなくても良いものな?」

とだけ、悪戯心を含めた追撃だけ、入れておこうか。
(08/02-17:05:00)
ラヴェータ > 「褒めても……何も出ないぞ……っ」

思わず純情を零してしまったこと、そして少年の追撃に顔と視線を逸らす。
茶化すほどの余裕もない。
自分らしくないなんて言葉が浮かぶが、その自分は変わっているのだと、目の前の彼から何度も言われたところだ。
それを……喜んでもらえるのなら……吝かでも……
いや、それも良い、のだろう。

「いや、それは……その……」

更にそんな言葉で追撃されれば、顔が熱くなっていくのを感じる。
その変化を理央が肯定するというのなら―――

「……その通りだ」

―――認める方が、私にとっても嬉しい。
今日着て来る為に買ったのは事実だし、自分にすら素直になれてなかったのは今さっき自覚したところだ。
逆上せてしまいそうなほど熱くなった顔を逸らしたまま、視線だけ少年に合わせ、すぐに逸らした。
近い……!
(08/02-16:57:03)