2024/07/19 のログ
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」に角鹿建悟さんが現れました。
角鹿建悟 > 生活委員会の同僚達から「角鹿…お前、常に制服か作業着姿は流石にアレだろ…いい加減に私服とか買えよ!」等と言われ。

その気は全く無かったのだが、同僚達に委員会の仕事を早く切り上げさせられた。
そして、仕方なくこの扶桑百貨店へと足を運んでみた訳だが…。

「………さっぱり分からんな。」

服装のコーディネート?知らないぞそんなもの。
シャツやパンツ、季節から外れるがアウターも眺めてみるが、どれが良いのか、また己に合うのか全然分からない。

(…利便性を考えるとやっぱり作業着とかの方が断然楽なんだが…。)

何時もの無表情を保ちつつも、内心では困惑したように衣類を眺めている。

角鹿建悟 > 海開きも始まったのと季節柄か、水着コーナーもそこそこ大きくスペースが取られている。
何となくそちらにも歩いて行けば、取り敢えずざっと眺めてみるが。

「…スパッツタイプ…ボックスタイプ……ビキニタイプ??何だこの際どいパンツじみた水着は…。」

こういうのを着て泳いだりするとか…正気なのか?こういうのに疎い俺にはとても理解出来ん。

(…そもそも、泳ぐ予定も共に行く相手も居ないが)

水泳自体は普通に出来るが、海水浴とかをしたいかと聞かれれば何とも言えない。
ともあれ、一昔前ならそもそもこういう事を考えすらしなかったので、これでもマシにはなっている。

――それはそれとして、作業着にゴツいエンジニアブーツ姿でそのまま来たので、他のお客様と比べて明らかに一人だけ格好が浮いている。仕方ない。

角鹿建悟 > 取り敢えず、泳ぎに行く予定も特に無いので水着コーナーから離れて、夏のファッションコーナーへと戻るのだが。

「……やっぱり分からん…。」

無表情が若干ではあるが困った感じになりつつ小さく呟く。
ファッションはサッパリなので、見た目の違いは勿論分かるが、同時に”どれも同じに見える”のだ。

(…こういう服を着て街を歩いている自分がいまいち想像出来んな…。)

同僚がわざわざ仕事を早く切り上げさせて私服を買いに行かせたはいいが、肝心の本人がコレである。
以前に比べれば幾分かマシになっても、基本は変わらないのでこの手のセンスも無ければ良し悪しもサッパリだ。

「…これが工具とか創作物ならもうちょっとマシなんだが…。」

仕事とか趣味の領域についつい逃亡したくなるが、わざわざ足を運んだのだから何かしらは買っておきたいが…。

(…せめて、同僚からアドバイスくらいは聞いて来るべきだったか…俺一人じゃどうにもならんぞ…。)

角鹿建悟 > 「……皆には悪いが出直すか…。」

結局何を買っていいか決められずに断念したようだ。
若干肩を落としながらファッションコーナーを後にして。

…今から委員会の仕事に戻っても追い返されそうだし、大人しく寮の部屋に戻るとしよう。

そのまま、作業着姿の男は扶桑百貨店を後にするのだった。

ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」から角鹿建悟さんが去りました。