2024/10/01 のログ
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」に伊都波 悠薇さんが現れました。
■伊都波 悠薇 >
「うーん……」
撤退することが出来なくなった旅行。
となると、人と一緒の部屋になったり、見られたり当然するわけで。
四六時中、制服でいるわけにはいかない。
どうしよう……
自分が持っている服は大したものはない。
とりあえずのジャージが主で。
あとは、適当、といえば適当な私服。
「うーん」
悩んで、服を見るけれど派手なのはやはり難しい。
ーースウェット、3枚2980円
値札とにらめっこしていた。
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」に黒羽 瑠音さんが現れました。
■黒羽 瑠音 >
少し長めの夏が終わって、秋口に差し掛かった今日この頃
皆さん如何お過ごしでしょうか
私こと黒羽瑠音は、この常世島で初の秋を迎えようとしています
そう!つまり!
「衣替えかぁ……」
うーん、あんまりファッションセンスはないんだよね
私、今の服だって友達やお母さん頼みだったし
「先生や友達と一緒に買いに来ても良かったかもだけど
何だかちょっと、それはそれで恥ずかしいというか……」
ぶつぶつ、一人で呟いてしまいつつ、ファッションエリアを歩き回る
「ううん、どのお店がいいんだろう……」
うっかり高いお店に入って何も買わずに出ていくのもちょっと恥ずかしいし
何て、一人だとどうでもいい事まで考えてしまう
そんな中、やっと見つけたそれなりに『お手頃』そうなお店
「この辺りかなぁ……まずはスウェットとかから……あ」
何て、丁度選ぼうとしていたエリアに先客の先輩らしき人の姿
思わず後ろからそーっと覗き込んでみちゃったり
■伊都波 悠薇 >
「ぎり、買い、かな?」
別におしゃれをしなくてはいけない訳じゃないし。
変にダサくもない。これなら、とりあえず旅行中は乗り越えられるはず。
お財布的にもぎり。
よし、と手に取り振り向くと。
「ぴょっ!?」
まるで、漫画の中にいる拳法の達人が石柱を壊して投げて飛び乗ったときのような声が出た。
後ろすぐのところに、覗き込んでいるひとがいたから。
「あ、えと、すみませ。邪魔して……」
■黒羽 瑠音 >
3枚2980円!私でもお手軽に買える値段だし
着やすそうだし、全然ださくないと思うし……見る目、ある人だ!
「ぴょ?」
とか思っていたら振り返られた、あれ、ちょっと驚かせちゃった?
「あ、こっちこそごめんなさい!」
ぺこ、と頭を下げる、うん、之はこっちが悪いよね
「ふぅ~~」
息を吸う、そしてこういう時は……
「えっと、一年の黒羽瑠音です、はじめまして!」
にこっ、とそのままできる限りの笑顔を向ける
まずは挨拶からだよね
■伊都波 悠薇 >
頭を下げる少女を見る。
どうやら後輩らしい。
快活に、挨拶をされる。あぁ、制服でそう判断したのかなと思った。
だから一年、とつけたのかと。
「あ、えと」
すらすらと、挨拶をする後輩。
でも。なかなか、言葉は出てこない。
やっぱり、初対面は、苦手。
「こんにちは。いとわ、です。2年、です」
されたなら、するのが礼儀だと思うから。
たどたどしく、お返事、できた。
■黒羽 瑠音 >
長い、艶々の黒髪、きらきらした瞳
ちょっと声が落ち着いていないのは、多分こっちがいきなり出てきたせい
「いとわさん、えへへ、やっぱり先輩だった!
お買い物ですか?私も冬に向けて服を選んでて……
このお店、良さそうですよね、お値段も手軽そうだし」
もし違ってたらちょっと恥ずかしかったけど、やっぱり先輩だったみたい
後ろ手に手を組んで微笑みながらそのままちょっと話を広げてみよう
「でも、本当に大きなデパートですよね、正直何度も迷っちゃって
此処に住んでるとそれでも慣れるのかな?
色々あるのはいい事だと思うん、ですけどー」
はふ、と息を吐いて、その場で軽く屈伸
何だかんだ、ずっと歩いていて少し足が疲れて来ていた
最近運動頑張ってしてるつもりだけど、やっぱりまだまだだなぁ
■伊都波 悠薇 >
茶髪のラインボブ。
可愛らしいという言葉が似合う少女……
「おっしゃる通り大きいし、新しいもの、ならここのほうが便利です、よ。商店街は商店街で、いいもの多いですけど」
たまに、こういうのもあるしと後ろのスウェットを指差した。
前髪を整えて目線を隠し。
「一年もすれば、慣れます。私もそうでしたから」
自分には姉がいたのも大きいけれど。
「たくさん、歩いてきたんですか?」
屈伸している姿を見て。
「探検、しすぎました?」
■伊都波 悠薇 > 「あ、いえ、衣替えではなく、その、旅行用に」
ぽつりと、そう返して。
■黒羽 瑠音 >
「まずは商店街のお店を覚えるだけで精いっぱいでした
パンフレットとかもありましたけど……自分の目で見たかったし」
パンフレット片手に島中を歩き回ったりもしたなぁ、何て
「そっかぁ……えへへ、先輩が言うなら間違いないですね!
私も頑張ります、二年生になったら、後輩も出来ますもん」
ぐっ、と両手を胸の前に掲げて気合を入れるポーズをしたり
「あ、あはは、女子寮からですけど、その前にちょっとだけ運動したんです
最近は毎日素振りとかしてて……体、之でも鍛えてるんですよ!」
むんっ、と力こぶを……作ろうとしたけど、ちょっと硬くなっただけだった
うん、まだまだ体力つくりの成果が出る日は遠そうです、緋月さん
「旅行!へ~~、いいなぁ、そういえば私、此処に来てから……
夏休みに実家に帰ったくらいしかしてないかも、楽しんできてくださいね♪」
旅行かぁ……
私もそのうち、ルームメイトの皆と遠出とかしてみたいなぁ
■伊都波 悠薇 >
行動力がある子なんだなと思う。
わざわざ、足で歩く、となる子は少ない。
今はネットやなんなりで調べられるだろうに。
自分なら間違いなく、そうする。
「頑張ってるんですね」
頑張れるのは良いことだ。そして、それが結果として出るのも。
「……委員会には所属してないんですか?」
いいな、と言うことは彼女は知らないのかもしれないと、少し聞いてみることに。
■黒羽 瑠音 >
「はい!一応、取り柄だとは思ってますから
それに、そのお陰でこうやって新しい出会いも会ったりしますから
むしろそれが楽しみで頑張ってる所もあったり、するかもです」
頑張っている、という言葉には満面の笑みと感謝を
「あー、何時かは入りたい、とか思ってたんですけど
どの委員会も魅力的だし……之で異能が何かに使えそうなら
それを活かせる場所、とかも考えたんですけど
生憎私の場合そういう異能じゃ無くって……えへへ」
「結局まだ部活も委員会も未所属なんですよね、う~~」
何だかんだ入学して半年、ずるずると無所属のままやってきてしまっていた
いや、勿論友達と遊んだり、先生と会ったり、色々してきたことはあったのだけど
思えば、一度真剣に入る委員会とかを探してみても良かったのかも
「いとわさんは、どの委員会に入ってるんですか?」
という訳で、こっちも興味津々に聞き返してみたりして
■伊都波 悠薇 >
「一年生、という感じがしますね」
くすり、と笑う。自分が一年生のときもこうだったのだろうか。
今とあまり変わらないきもするけれど、友達100人とか言って。
「異能で、所属を決めようとしてるんですか?」
……その考えは自分には無くて。
「そうですか。私は、風紀委員ですよ。所属してないなら、知らないのも無理はない、か」
ぽつり、呟いた後。
「委員会の慰安旅行があるんですよ、近々。所属してなくとも、参加できますから委員会にいる友人に、聞いてみてはどうでしょう?」
いっしょに、と。
「委員会の、見学と言うか決めるひとつの材料になるかも、しれません」
■黒羽 瑠音 >
「そ、そうですか?うぅ、やっぱりまだそういうの『抜けて』ないのかなぁ」
子供っぽい、と言われてるような気もして思わず頬が赤くなってしまう
「うーん、出来たらそういうのもいいかな、って思ってはいました
ほら、漫画とかでも、ヒーローとか皆自分の力を活かして戦ってるし
自分の力が『何か』に役立つなら、役立ててみたくって……」
漫画やアニメの中のヒーローやヴィランが持ってる『特別な力』
そういったものにあこがれていた時期はあった、というより
今も多分、憧れているんだよなぁ、何て
「此処に来たのも、折角自分に宿ってくれた力だから……
何とか、役立てられるようになりたくて、研究してもらうために来たんです
まぁ、今の所目立った成果は出てないみたいなんですけど
百害あって一利あるかも、みたいな状態なんですよねぇ私の異能」
何てくすくすと先輩に向けて微笑みを浮かべながら
その後に続く説明を聞いて成程と思う
「いとわさんは風紀委員だったんですね!なるほどぉ~~~
私、風紀の人で知り合いはいるんですけど、ちょっと聞いてみようかな」
委員会の慰安旅行かぁ、成程、そういう行事も学校ならではだよね
之も一つの縁だし、折角だから参加してみようかな?何て思ったりして
■伊都波 悠薇 >
可愛らしいな、と思う。
恥ずかしがる姿も。もしかしたら、昨日の黒條さんには自分がこのように見えていたのかも…………からかわれた可能性が、でてきた?
「いえ、悪い意味ではなく。フレッシュで元気だな、と」
少しずつ、自分のペースを取り戻してきた。
なんとか。
「……私は異能の効果がないですけれど、姉がいるという理由で風紀にいますよ」
分からなくもない。憧れや、理想。
自分がもう、持てない、それ。
「所属して、使い方を模索するのもひとつですよ。後輩に、その努力をしている人を知ってます」
白衣の少年を、思い浮かべる。全く同じかと言われるとそうではないかもしれないが、方向性は似ている、とおもう。
「……はい。聞いてみると、いいかもしれません」
彼女は知り合いが多そうだし。
もしかしたら旅行にも来そうだなんて。
■黒羽 瑠音 >
視線が暖かい気がする、うぅ、頬がもっと熱くなるような……
「フレッシュ……えへへ、ありがとうございます?
……異能の効果が無い?あ、お姉さんがいるんですね、姉妹一緒に学園に来たんだ
私、一人っ子だからちょっと憧れるかも……」
無い、じゃなくって『効果が無い』?という言いまわしにちょっと小首を傾げたり
「使い方の模索かぁ……今でもやってはいるつもりですけど
色んな人に見て貰った方がアドバイスも貰いやすいとは思います
えへへ、風紀に入ったらいとわさんにも相談に乗ってもらえるかな?」
何時かは、と思いつつも、心の中に不安がある事は否定できないから
素直にそんな事を言ってくれるのは嬉しくって
「もし一緒に行けたら、向こうでもお話しできますよね、楽しみかも」
何て言いながら、いとわさんが選んでいたスウェットと同じものを手に取る
「ふふ、折角ですしお揃いのを私も買っちゃいましょう!」
まぁ、セール品だけあって似たものが並んでいるし
これでお揃い?というのはちょっと首を傾げるものだろうけれど
こういう時は勢いが大事だって思っている私です
■伊都波 悠薇 >
「はい。凛霞という姉がいます。聞いたことないですかね?」
一年生なら知らないかもか、なんて思いながら、首を傾げる姿に苦笑い。
「私よりも、姉のほうが良いかもしれません。でも、周りの意見も結構大事だったりしますよ。ひとりだと、視野が狭くなりがちですから」
経験談を口にして、お揃い、とスウェットを手にとられると。
「ぅぇぇ?」
そういう流れになると思わず、狼狽えた。
すこし、顔が熱い。
■黒羽 瑠音 >
「……むむ、ニュースで聞いたことがあるような……
少なくとも、会った事があるのはいとわさんの方が先だと思います!」
有名な人なのかもしれない、後で調べてみようかな?
「えへへ、それはちょっと自覚あります
昔それでちょっと失敗した事もあるから……
それをきっかけに、此処に来ようと思った所もありますし」
「… ふふ♪」
最初のびっくりした声に似た声を聞いて、大成功~と心の中でにんまりと
「私、こういう縁って大事なものだと思ってるんです
いとわさん、もし旅行先で会ったらよろしくお願いしますね?」
口元に指をあてて体を揺らしながら、スウェット片手に悪戯っぽく笑ってみよう
■伊都波 悠薇 >
笑みを浮かべている姿を見て、そういうのが好きなのかもしれない。
悪戯、とか。
「そうですか。うまく、行くといいですね」
こほん。と咳払いをしてから。
「……よ、余裕があれば」
快くよし、とは言えなかった。
多人数。ぼっちには苦手。
「姉もそのときはいますから、会えるかもしれません。
……それじゃ、私はこれで。また、黒羽さん」
時計を見た。時間、結構使わせてしまった。
そそくさと、会計を済ませて、撤収するとしよう。
黒羽さんのおかげで、良い買い物だったと思えたことに感謝しながら。
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」から伊都波 悠薇さんが去りました。
■黒羽 瑠音 >
「はーい!いとわさん、また!」
去っていく先輩に大きく手を振って、手元のスウェットを見る
「~~~♪」
今日もいい事あったなぁ、何て思いながらレジに向かって、『お揃い』のスウェットを買っていく
「じゃ、私も帰って調べてみよーっと……」
その後、いとわさんのお姉さんの事を調べて結構な有名人である事を知ったり
結局衣替え用の服、スウェットしか買ってないじゃん!と言う事に気づくのは、また後の話
ご案内:「扶桑百貨店 ファッションエリア(4~6F)」から黒羽 瑠音さんが去りました。