学生街の中にある大きめの公園。「常世公園」と名付けられている。
普通の公園にありそうなものは基本的に存在する。遊具なども存在している。
遊具のほかに自動販売機、池などもあり、住民の憩いの場となっている。
参加者(0):ROM(3)
Time:08:22:58 更新
ご案内:「常世公園」からミア・コレットさんが去りました。
ご案内:「常世公園」から伊都波 悠薇さんが去りました。
■伊都波 悠薇 >
「はい。また誘ってください」
その時は、恥ずかしいけれど、おすすめした作品の感想も聞きたいななんて思いながら。
「風邪引かないようにしませんと」
大目に持ってきた防寒具、マフラーを手渡しながら一緒に。
帰路につく。
■ミア・コレット >
「うん! また一緒に遊んでね!」
そう言って公園の出口へ歩き出していく。
人生は楽しいだけじゃない。
暗い影と対面することだって。
だから、膝を折ることを私は良しとしない。
「防寒アミュレットとコート着ててもちょっと寒い」
そう言いながら二人で帰っていく私は。
誰よりも強い意思を持っていける。そんな気がしていた。
■伊都波 悠薇 >
「はい」
頷いた。
自分とは違う、ちゃんとした意志をもって誰かを助けたいと願う眼の前の少女が、眩しかった。
『眩しい』だけで、あってほしいと願った。
彼女との釣り合い、なんて。自分は望んでいないのだから。
「今年も、ご自愛しながらがんばってください。いつでも、お話とか聞きますので」
前髪を整えつつ、夕焼けを背中に歩き出す。
「……今の格好だと、まるで、ロボットアニメのヒロインみたいですね?」
■ミア・コレット >
彼女の言葉にも、また嘘はなかった。
だから私が言うべきことはまた決まっている。
「ありがとう、ハルカ」
にっこり笑ってそう告げた。
嘘のない言葉には、嘘のない言葉で。
「今年も頑張るつもり」
「裏世界で死んでいい人なんて一人もいないんだから」
「助けられるだけ助ける」
応援してくれる?と付け加えて。
私は茜色が桔梗色に染まる空に白い息を吐いた。
■伊都波 悠薇 >
「怪異」
そういえば、その一端を昨年、触れた。
もしかしたらああいうことを、眼の前の少女はしているのかもしれない。
「いいえ」
負けると、口にする少女。
でもーー
「勝ち負けはないと思います。実力不足とかは、ありますけれど」
自分がまさにそう。でもーー
「その気持に、嘘はないじゃないですか」
人を助けたいという気持ちに。
「偽りはないじゃないですか。だから、私はすごいと思いますよ」
■ミア・コレット >
後日、ドハマリするかも知れない。
しかしそれは先の話だ。
「人がいない、怪異がたくさんいる、危険な怪異も」
「でも私は戦えるから迷い込んだ人を助けなきゃ」
そう言って穏やかに笑った。
「私もヒーロー見習いってところかな」
「風紀委員には、さすがに負けるかも知れないけど…」
彼女の隣で肩を竦めて。
■伊都波 悠薇 >
今度やってみる、との言葉にこくこくと頷いた。
その中にある成人用と言われる、いわゆる接合シーンはかなり濃密だから、自己責任である。ちなみに、自分は愛用しているのは秘密。
しかして。聞こえた単語は予想外でめをぱちくり。
「裏常世渋谷ってそんな危ないところ、なんですか?」
あまり詳しくない界隈だ。
だからちょっとだけ、気になった。
■ミア・コレット >
さすがに苦しい言い訳だった。
「あー……実は裏常世渋谷に行って人命救助してます」
「バイトの一環で……」
観念してそのことを口にした。
まぁ、まぁまぁ。久那土会のことを口にしなければ問題ないだろう。
たぶん。
「へええー」
うんうんと頷いて。
「今度、やってみるね!」
満面の笑みでサムズアップをした。
好みであることに違いはないだろう。
あとはどうにかして今の背丈でも手に入れられる手段を探すだけだ。
「ばーっちりメモりました、大丈夫、問題ないっ」
■伊都波 悠薇 >
「……なんか、美味しくなさそうじゃないです? その渋柿」
失礼なことを連想させながら、タイトルを聞かれると。
観念したかのように折れた。
実際、好みであったならいいことだけれど。
ぽそぽそと、少女に聞こえるようにタイトルを口にする。
成人用ではあるが、結構評価されているとある……殺人鬼のR18ノベルゲームだ。
「……き、気になったら、やってみてください」
■ミア・コレット >
「工場の裏手に渋柿吊るしててそれを見守る仕事略してウラシブです」
淀みのない嘘。
……淀みはなくてもあからさまに嘘だこれ。
「へー、武器が。武器が変化するのはいいなぁ」
「人型にもなれるのはロマンがあるなぁ…で」
「なんてタイトルです?」
ニヤニヤしながら追求。
どっちの嘘がバレるのが早いか。
■伊都波 悠薇 >
「う、うらしぶ?」
はてという、顔をしたのもつかの間。
にじりにじり近寄ってくる姿に、あわあわあわ。
「え。えーっと、ですね……その、ぶ、武器がこう、意志のある感じになってまして。人型にもなれたりもして、それを換装? する、みたいな……どっちかというとパワードスーツ、みたいな」
それのこう強くなるのにちょめちょめしたりあーれーしたりすることもあったりして、グロもタッチしてるけど読み物としても面白くキャラもよくて……とは心のなかで補完。みたいな、で止めた。
「そ、そんなかんじです?」
■ミア・コレット >
「それはそう」
「裏渋では……って今のは関係ない関係ない」
ヤバ、久那土会の仕事のこと言いそうになった。
友達の前だからって気を抜きすぎじゃない!?
でも楽しい一日だったからつい……つい。
「面白いんだよねぇ……」
しみじみと。
そして続く言葉に。
友人の赤くなって否定する表情に。
猫的好奇心が刺激された。
「えー、どのロボット作品なのーハルカぁー」
ニヤニヤ笑いながら近づいた。
「興味あるなー、教えて教えてー」
わざとらしく。
ああ、今の私はミア・コレットでありコスプレしているキャラとは関係ありません!!
■伊都波 悠薇 >
「ちゃんと、評価されるのは嬉しいですよね」
報酬目当て。でもちゃんとやったことの対価をもらう、というのは非常に大事で。
それが、潤いになるのもよく分かるから頷いた。
「わぁ」
思ったよりもロボットアニメにどっぷりなよう。
「そんなに面白いんだ」
ロボットを使ったノベルゲームは見たことあるけど。
静止画だからかもしれないなと思った。
「ふふ、いいんですよ。今日はそんなコレットさんのお陰で楽しかったですから。あ……」
そういえば。
「一つだけ、ロボットといっていいのかはわかりませんが、私も好きなやつ、ありました」
思い出したけど……あれ‐‐?
「はっ」
そういえばあれって……成人用、では!?
「なななななななな、なんでもないです!?」
顔が真っ赤になった。