2024/06/10 のログ
■追影切人 > 「はぁ~~~~~~~……もういいわ。」
諦めたのか何なのか、長い溜息を吐き出して。ついでに紫煙も盛大に吐き出す。
これ以上斬ろうとしても疲れるだけと判断。この猫が異能持ちだとしても、もうどうでもいい。
結果、香箱座りをする猫が頭の上に乗っかったチンピラぽい隻眼男の図が揺るがぬものとなるのだが。
(本当、厄日っつぅか何つぅか…昔の俺が今の俺を見たらぶった斬りたくなんだろうな。)
あまりの腑抜けっぷりにか、それとも別の要因か。どのみち、切れ味が鈍ってるのは間違いない。
■追影切人 > 「やっぱ強ぇ奴と斬り合いとか、何かを思う存分斬ってる時が一番充実してっかもしれねぇ。」
黄昏野郎になりつつ、頭の上の猫は呑気に寛いでいる。
このクソ猫は別の奴の頭の上にでも乗っていろよと思う。
どうにもフラストレーションがじわじわ溜まってきていかん。
とはいえ、青年が思う存分やった所で末路なんて決まっているが。
「……テメェは気楽でいいわなクソ猫。」
ぽつり、と漏らしてから顔を顰める。苦手な動物相手に零してもしょうがない。
■追影切人 > そういえば、確かホロウとか言う新しい監視対象の女?が、何か報告してたっぽいな、と思い出す。
…思い出したらまたイラッとしてきた。完全にこのクソ猫のせいで猫好きにされてんじゃねぇか!
「…こいつ、やっぱりぶった斬るべきか?」
が、さっき5回正確無比に狙ったのに外した?ぽいので、どうにも怪しい。
舌打ちを零しつつ、吸い終わった煙草の吸殻を―ーきちんと携帯灰皿にぶちこんだ。意外。
■追影切人 > ふと、ポケットの携帯が振動した。パターンからして”上”の連中からの直接連絡か?うぜぇな、と思いつつ内容を確認。
「紅き…何だこれ読めねぇ。ちゃんとルビ付けろやルビ。」
監視対象【凶刃】としての要請か。内容をザっと流し読みするが…舌打ち。
「…内容的にどう考えても【不朽祭器】か【化外殺し】の担当ぽいじゃねぇか面倒臭ぇ。」
頭の上のクソ猫をぺちぺち叩きながらぼやく。
■追影切人 > とはいえ拒否権は無いし、どうせ監視対象じゃなくても既にあれこれ動き始めてるだろうに。
まぁ、そっちはそっち、こっちはこっちだ。見方を考えれば堂々と落第街方面に単独で赴ける。
(…ま、どうせ常に位置把握はされてんだろうがよ。)
飽きたのか頭の上のクソ猫をぺちぺち叩く手を下ろしつつ、ぞんざいに携帯をポケットに捻じ込んだ。
内容からして武器の携帯は無し…そもそもこの青年に刃物の類を持たせる事は厳禁だ。
「まぁ、どうせ俺がくたばっても、それはそれで想定通りなんだろうが。」
世知辛いとかいうやつかねこれが。おら、そろそろ降りろクソ猫とばかりにまたぺちぺち叩くが…。
「……コイツはコイツで動きやしねぇし。」
わざと勢いをつけて立ち上がるが、ずり落ちないのも流石のバランス感覚だ。
■追影切人 > 「…お前、もういい加減誰かに飼って貰えよいっそ…。」
俺以外の奴にな。気だるそうに一歩踏み出せばブラブラと帰宅の途に就く。
ご案内:「常世公園」から追影切人さんが去りました。