2024/08/06 のログ
ご案内:「常世公園」に伊都波 悠薇さんが現れました。
■伊都波 悠薇 >
あれから。
怪異、というものと出会って、目の前で『また』、誰かが血塗れになってから、少し経過した。
ぎぃ、ぎぃと、ブランコを揺らしながら、深く息を吐く。
「……はぁ」
ため息。
そんなのは、出てしまう。
暑さも、相まって。
「こんなの、ばっかりだ」
うつむき、地面を見つめて。
悩める少女、あからさまな負な雰囲気を纏ってぎぃぎぃと、ブランコを揺らしていた。
■伊都波 悠薇 >
楽しみにしていた、同人即売会も行く気になれず。
通販で頼も、と思いながら。
(でも、お姉ちゃんは慣れてるんだよね。きっと)
どうだろうか。わからない。
そも、『誰かが血塗れであること』に慣れることなんてあるのだろうか。
ーーいや、ない。
『自分』、ならまだしも。他人がそうなるなんてもっての他だ。
「……みんな、こういうときどうしてるんだろ」
■伊都波 悠薇 >
あのとき、姉と反対であったときには。
ーー思考の外れにあったことだった。
そも、そういう、『反対』がなかったからかもしれないけれど。
誰かが、真っ赤に染まることがこんなにも。
引き摺る、事象であるとは。
事実は小説より奇なり、というところか。
「うー…………」
なんだか、もやもや、して。
立ち上がり。
「あーーー!!!!」
吠えた。
気持ち悪い、感じともやもやを吐き出したくて。
辺りを、気にせず吠えたあと。
「はっ」
しまった、と辺りを見渡した。
■伊都波 悠薇 >
誰もいない。
ほっと、一息吐いて。
ーー今日は息を吐いてばっかだ。
そんなことを思いながら公園ー後にした。
ご案内:「常世公園」から伊都波 悠薇さんが去りました。