2024/08/17 のログ
■リタ・ラルケ >
「まあ……その辺をぶらぶらしてたよ。
今日は特に荒野の方に行く用事とかもなかったし」
好奇心に任せてあっちこっちを飛び回る彼女とは違って、意図もなくふらふらするのがただ好きなだけなのだが――まあ、やること自体はあまり変わらない、のかも。
そういう意味では、輝夜のことをとやかく言えない。
「はいはい、偉い偉い。
輝夜はいい子だねえ」
ぎゅっと抱き着いてくる彼女を撫で続ける。本当に人懐っこい。
……流石にちょっと寒くなってきたかも。体がもぞもぞしてきた。
■焔誼輝夜 >
「ぶらぶらー?
こーや!
ねえねえりたちゃん、こーやっておもしろいの?」
残念、まだお子様が行った事のない場所を口にしてしまったみたいです。
この様子では、近いうちに荒野の方まで飛び出していきそうです。
「んへへ~」
とってもご満悦のようです。
あんまり嬉しいからか、少し熱を吸収しすぎちゃったかもしれません。
まだまだ、能力をコントロールするには先が長そうですね。
「――ほわ、ぁ。
ん、んぅー」
撫でられて甘えていると、だんだんおねむになってきたようです。
おっきなあくびをすると、小さな手で、ぐしぐしと、おめめを擦り始めちゃいます。
■リタ・ラルケ >
「……」
どうやら自分の言葉は、この小さな冒険家の好奇心を刺激してしまったらしい。
「……面白いか面白くないかで言えば……私は面白いと思ってるけど。
でも、危ないところだからね。
絶 対 に、一人じゃ行かないこと。いいね?」
ごめん、二人とも。
一応釘は差しておくけど……果たしてこの子が素直に冒険を自粛してくれるだろうか。
「……ん。眠くなってきた?」
お昼寝にはちょうどいい時間である。
まして冒険をしに来たならば、心地よい疲れもあろうもの。
「眠いなら、無理しないで寝た方がいいよ」
寝る子は育つ、というし。
……少し複雑な気分になるけども。
■焔誼輝夜 >
「おおーっ、おもしろいんだ!
はーい、ひとりでいかないよーにしまーす」
そう、お返事はとっても良いのです。
ただほんとに残念なことに、直ぐにそんな忠告は忘れてしまうのでしょう。
「んーんー。
ねむくないー」
そんな事を言いますが、どこからどう見ても眠そうです。
ただお子様は、眠いかと聞かれれば眠くないって言っちゃうのでした。
「んぅー、りたちゃんとあそぶぅ」
そう言いながらも、うつらうっつらと、頭が揺れちゃってますね。
今にも眠ってしまいそうです。
それだけ、大好きなお姉さんのお膝の上は居心地が良いのでしょう。
■リタ・ラルケ >
嘘でも面白くないって言った方がよかったのかもしれない。
本当にごめん。迦具楽、サヤ。
「…………約束、ね? ほんっとう、誰でもいいから。
行くときは、大人の人と一緒に行くこと」
もう一本、大きめの釘をさしておくけれど。
多分、すぐ抜けるんだろうなあ。この釘。
「眠くないとか言ってこのちびっ子は」
どう見ても眠いだろうに。とはいえ、遊びたい気持ちも本当なのだろう。
眠ってしまいたい欲と、起きて遊びたい欲が競っているのだろう。
「別に私はどこもいかないから。ちょっと寝てから遊ぶでいいんじゃないの」
そんな折衷案を提案した。
そう言いながら、眠気を促すように、膝上のちびっ子の頭を撫でる。
……言って、気づく。
子供と遊んでやる、だなんて。
少し前の自分では抱かなかった思いだろう。
親友に子供ができたことが、少なからず自分にも影響を及ぼしていること。
それに気づいて、少し驚いていた。
■焔誼輝夜 >
「はーい、やくそく!」
しっかり釘を刺されましたが、きっと明日には抜けちゃうのでしょう。
懲りない事には定評があるお子様ですから。
「んぅぅ~」
もぞもぞ、とお姉さんの膝の上でむずかりますが。
それでもやっぱり眠いのはどうにもならないようです。
「んぅ、りたちゃん、あそ、ぶ」
かっくんかっくん、と頭が揺れて。
そのままぽてん、とお姉さんに重たい頭がのっかります。
聞こえてくるのは、心地よさそうな小さな寝息。
すっかり安心しきって、お姉さんに抱かれたまま寝入ってしまうのでした。
■リタ・ラルケ >
寝てしまった。
「……はあ。まったく、このちびっ子は」
安心しきった顔をして。
こちらに体重を預けて。
無防備な寝顔を見せている。
「……あー……ダメだ……迦具楽の気持ちがなんかわかっちゃう……」
親バカを発揮している親友の姿を思い起こした。
天真爛漫で、こちらを振り回して、何度言っても留守番はしなくて。
でも、なんか。
この顔を見ると、許したくなってしまう。
「……これからどうしよう、なあー……」
すぐ起きるようなら、遊んでやるし。
ずっと寝ているようなら、家まで運んでやらなきゃだし。
どっちにしたって、腕の中のちびっ子には色々してやりたいと思っていて。
そんな気持ちを抱くことが、自分でも不思議だった。
――いずれにせよ。嫌な気持ちは、微塵もない。
そんな気持ちになるのが、もっと不思議だった。
ご案内:「常世公園」から焔誼輝夜さんが去りました。
ご案内:「常世公園」からリタ・ラルケさんが去りました。
ご案内:「常世公園」にジャスパーさんが現れました。
■ジャスパー > 「ほっほっほっ、ほっ」
暑い昼下がり、金髪の青年が一人公園を走っている
体力は何事にも基本…そう、転移荒野でお宝を探すにも何をするにしても基本だ
走り込みなんてベタだが、走るのは嫌いではない
同じように走るランナーさん
ベンチでくつろぐ女子生徒、池で釣りをする人…
それらを眺めながら一定のペースで走るのは心地いいものだ
「ふー…」
少し疲れてきたら自販機でスポドリを買って水分補給
肩にかけたタオルで汗をぬぐって太陽を見上げる
「ふっ…アツい太陽だぜ。だが俺のトレーニングはこの程度では止められん!」
などと呟きつつ、また走り出す
速くは無いが一定のペース
ご案内:「常世公園」からジャスパーさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に葉薊 証さんが現れました。
■葉薊 証 > 「はぁ…はぁ…よしっ、水分補給だ」
夕暮れの常世公園。
陽が沈み始め暑さも多少緩和されている時間帯とはいえ、まだ蒸し暑い。
そんな中汗を流しながらも走っている少年。
汗を払いながらポケットからオモイカネを取り出し、自販機で麦茶を購入。
「水分補給はしっかりっしないとね」
息を荒げながらもしっかりとした足取りでベンチに腰掛け、麦茶を開けて飲む。
豪快な飲みっぷりだ。流した汗の量に見合うように、増量600mlの半分を一気に飲み干した。
「生き返る~~」
満足気な表情で背もたれに沿い全身をエビ反りさせる。
背もたれ後方に向けて頭を垂れながら「はー」と心地よさそうな息を吐く。
とはいえ、やはり蒸し暑くすぐに唸り声をあげる。
日陰に移動した方がよさそうだ。
あとちょっとしたら移動しよう。
■葉薊 証 > 「もうちょっと後にずらそうかなぁ」
以前より続けているランニング。
体力づくりや鍛錬の意味合いで続けているけど、正直結構辛い。
一番の理由はやっぱり暑さ。時間を夕方や夜にずらしても暑い。
直射日光は避けられるからそれだけでも意味はあるけども。
(そういえば日陰なんてないか。もう夕方だし)
日陰がない訳じゃないけど、もう日陰と呼べるような日陰はあまりない。
垂れた首をあげて、その頬に麦茶のペットボトルを当てる。
冷たい。
「あ~快適」
激しい温度差に一瞬怯むも、すぐに表情も緩む。
アイスでも食べたい気分。帰りに何か買って帰ろうかな。
ぬるくならないうちに飲み干してしまおうと、半分のそのまた半分を喉に注ぎ込む。
この暑さの下では600mlなんてあっという間の様だ。ペットボトルも随分と軽くなってしまった。
■葉薊 証 > (出来る事、できてるかな)
先日時計塔で先生が言ってたことを思い出す。
出来る分だけをする。そう約束してから、出来る事だけをするようにしている。
と言ってもしている事に大きな差はない。
寝て食べて勉強して委員会の仕事をして。それに加えて体力づくりもしている。
たまに異能の鍛錬をして、巡回もする。
そんな日常を過ごしている。
少なくともこうしてしっかり休息と水分補給が出来ていて、日々を健康的に過ごせているのはいい傾向だ。
以前よりも健康的な日々を送れているし、思いつめる事も明らかに減った。
理由は分からないけど、委員会の巡回への割り振りも回数が増えた気がする。
まだ学生街からは出られていないけど、それでも嬉しい。
「先輩も褒めてくれたし」
以前は「無理をするな」と頻繁に声をかけてくれていた先輩は、最近は「頑張っているな」と労うような言葉をかけてくれるようになった。
一昨日ごろにようやく気付いた事だけど、彼女から見ても何か変化を感じているのかもしれない。
考えすぎかもしれないけど、少し嬉しく思った。
■葉薊 証 > ペットボトルの残りを飲み干して一息。
一気に飲みすぎた気がしなくもないけど、身体はさらなる水分を求めている。
やっぱり、暑さは大敵。とはいえもう8月中旬。今後は暑さも多少マシになっていくだろう。
一応健康診断でも受けておけば体調面も万全だろう。先輩に聞いてみよう。
「あと3分したら行こうかな」
オモイカネで時間を確認して呟く。
いつまでも休憩しているのは勿体ないし、あまりだらだらしてると課題をやる時間がなくなる。
あと3分。身体の力を抜いて長い息を吐いた。
3分後。少年は言った通りベンチから立ち上がり、ランニングを再開した。
勿論ペットボトルはしっかりゴミ箱に入れた。
ご案内:「常世公園」から葉薊 証さんが去りました。