2024/10/27 のログ
ご案内:「常世公園」に伊都波 悠薇さんが現れました。
伊都波 悠薇 >  
「ーーか、買っちゃった」

両手で抱えるようにして持つ袋。
その中は、ハロウィンということで、特典がつくライトノベルを狙って買いに行ったのだが、その店員さんにおすすめされて。
とあるものまで買ってしまったので、大荷物になってしまった。

地味めな、ジャージで。少しひんやりしてきた頃合いに。
家では練習ができないから、すみっこで練習もしようかなと思った矢先の出来事で。

「予定狂ったかも」

つぶやきつつ、キョロキョロしながら。練習できそうなスペースを探すことにする。

「どこかいいところ、ある、かな?」

ご案内:「常世公園」に園刃 華霧さんが現れました。
園刃 華霧 >  
「ほイ、ほい、ホーい、と」

特に意味もなく、鼻歌なのか掛け声なのかよくわからない声を上げる。
上機嫌なのかといえば、特にそういうわけでもなく、ただなんとなく。

ただただ、適当にあちらこちらを歩いて回っているだけ。
一応、警邏とかなんとか、そういう口実っぽいものはある。

「今日もヘーわだネぇ」

騒動がない、とは言わないが比較的平穏なところを歩いていればそうであろう。
そんな当たり前の言葉をわざとらしく口にして……

「おンや?」

その視界の先に、ジャージ姿の人物が入る。
ありゃ、確か……

「ハルハル?」

小さく呟く。本人とはあまり関わりはないが、リンリンの妹だったはずだ。
よくみると、なんだかキョロキョロとどこか挙動不審な感じ。
ニッと笑う

「そーっト……」

ネコ科の動物のようなしなやかな動きで、しかし静かに、気配をできるだけ殺して近づく。

「オっと、そこマでダ! おとナしくシろ!」

声を かけた

伊都波 悠薇 >
「はんみらび!?」

後ろから急に声をかけられると、びくーっと飛び上がり、手に持っていた荷物を落としてしまった。

振り向くと、覚えのない、顔。

「や、えっと、その、へんなものはもってないです! ただ、その、同人的にキたりとかすると、その露出とかでアウトかもしれないですが、イベントとかでは着用を許可されておりますし、そもそも観賞用というか。着る機会はないとお申しますか!?」

慌てて、弁明。

どさりと、落ちた、袋の中は。

ーー衣装、のようなものだ。

園刃 華霧 >  
うわ、すごい悲鳴。
悲鳴、というか……なんだこれ? 奇声?
とにかく、よくわからん声を上げて飛び上がる相手。

「ひひ、悪ィ、わルい。
 じょーダんだって……ん?」

とはいえ、あんまりにもビビるもんだから、ちょっと謝る。
まあ、ちょっとだけど。

それより、今、落とした袋……

「服?」

じーっと見る
そういえば、今すごい呪文のように高速でしゃべってた中身に露出がどーたらってのがあったな?
ふぅん?

「ンじゃ、こレがいホ―ぶつ?」

拾い上げてみた

伊都波 悠薇 >  
「じょ、じょーだん?」

首を傾げつつ。はーはーっと荒れている、息を整える。
ひっひっふー、ひといき。

「いいい、違法物じゃないですよ。た、ただの服、です。あ、あの……」

拾われると、おどおど、キョドる。

「ひひ、拾ってくれてありがとうございます」

受け取ろうと手を伸ばした。

園刃 華霧 >  
「まーマー、落ちツいてナ?」

どうどう、とでもやるような手つき。
うん、なんかいいな、こういう感じ。

「ほホー、たダの服?」

じーっと、また興味深げにそれを見る。

「ままま、慌てンでもナ?」

ちょっと中身を覗いてみようとしたり

伊都波 悠薇 >  
「お、お、おおお。おちつきます」

ひっひっふーと、もう一息。

「あ!?」

姉と違って。超人的速度があるわけでもない妹には、視線を遮ったり、荷物を回収することはできず。

中身を覗くのを、止めることはできなくて。

袋の中身は、水着、ではないが。
どちらかというとサキュバスや、そっち系統の露出が多い、服装。

ーー推しである、作品の。花子さん、のポジションである少女が、ハロウィンで、一人の少女のために、悪戯をするときに着た衣装の、再現したものであり……

「あ~……」

視られたことにより、自分の顔を手に覆って、へなへなと、座り込んだ。

園刃 華霧 >  
「ンー……」

中身は。なるほど、なんか水着っぽい?
これがちょい恥ずかしかったんかな?
なんかどっか慌ててるみたいな感じもあったし

って。あ、なんか落ち込んでるっていうか座り込んだ。

「あー、悪カったって。ほい」

とりあえず紙袋を返す。

「てカ、そンなガっくりスる?
 いヤ、悪いノはあたしダけどサー」

どうしたもんか、と考える 

伊都波 悠薇 >  
「……ぇ?」

あ、思ったよりリアクションが薄い。
ーーた、たすかった?

「え、あ、いや……その、あんまり、そういうの買わないので。こう、恥ずかしかった、的なやつです。あはは」

となれば、慌てて立ち上がり、なんてことなかった風で。
返してもらった袋を受け取る。
よかった、助かった。

「……えと、そのこちらこそすみません。戸惑わせてしまいまして」

園刃 華霧 >  
なんか謝られてしまった。
確かに、露出度高い系は恥ずいのかもしれんけど。
そもそもまだ着てない奴を恥ずかしがる理由ってあんのかな?
心のなかで首を傾げる。

「マ、いーンじゃナい?
 趣味モ買い物も、好きニすりャさ。
 ま、ガチ犯罪じゃコまるケど、違うッシょ?」

へらへらと、いつもどおりに笑う。
別に服がどーのこーのっていう程度でなにか言うようなもんじゃない。

「で。やッパ着るン?
 ちょード、ハロウィンもアるしサ?」

スタイルは……まあ、だいぶいい感じだから着たらなかなかになりそうだ。
いっそ、姉妹揃って……ってすると、いかん、これは犯罪かもしれん。
なんらかの罪に問われそうな気がする。しらんけど。
少なくとも、男には効きすぎる可能性はあるな。

「悪くナいんじゃナい?」

伊都波 悠薇 >  
よかった、寛大な人だった。
これはもう、拝むしかない。ありがたい……
手を合わせて。

「ありがとうございます、ありがとうございます」

見逃してもらったことにかん、しゃ……?

「え?」

深堀り、されてしまった。み、見逃された、わけではない!?

「あ、いや、その。き、着ない、と思います。か、観賞用、です」

多分。

「え、ええ!?」

悪くないと言われると驚愕。
今の地味ジャージを視てもなお、そう言われているとは思っておらず。

「……そ、そんなこと、ないとおもいましゅ」

しかも、感想を言われたとなると着ている姿を想像されたということで。
恥ずかしくて顔がアツい。耳まで真っ赤になって噛んでしまった。

園刃 華霧 >  
謝ったり感謝したり忙しいな。
感情の振れ幅が大きいのかな?
まあ、見てる分には飽きないから別にいいんだけど
あっちは疲れそうだな。
などと、のんびりと見ている。

「ン。だッて、セっかク買っタんでシょ?
 着ナいとモったイなくナい?」

自分なぞは服をろくに買わないので、特にそう思う。
わざわざ買ったなら着るものではないのだろうか?

「マ、似合ウ似合わナい、なンてアタシにはどーデもいいっちゃイイんだけドさ。
 好きニすりゃイーと思うシ」

自由で良くない?という雑な思考。
似合わないよりゃ似合うほうがいいんだろうけどさ。
そういうこっちゃないだろうし、こういうのって

「とハいえ、イけそーッてのは嘘じゃナいけドさ。
 いヤなん?」

無理強いするものでもなし、そんなふうに付け加える。

伊都波 悠薇 >  
「そ、それは、そう、かもですが」

とはいえ。そういうのを着る機会はーー

「み、見せたい人が、いるわけでもないので」

こほんっと咳払い。
嫌とかそういうのではなく、と。

「……ぇと、そのも、もしかして風紀委員の方、でしょうか?」

じ、自己紹介しないと、かなと思って。話題転換にそう聞いてみる。
危険物の取締、で浮かぶのはそこが一番最初だった。

園刃 華霧 >  
 
「機会っテんなら、ちょード、ハロウィンがあルくない?
 見せタい人ってーノは……ちょイわカんナいけド。」

そこはなんか、複雑な思いがあるらしい。
着たけりゃ着りゃいいのになー、とは思うんだけど。
さっきだって、なんかキョロキョロしてたのも、人を警戒してたって感じはしなかったし。
どっちかってーと、あれは……

「ってモ、さッキはなんか探しモんしてタみたイだし。
 着る場所デも探しテたんかナとかネ」

まあ、答える気もなければいいんだけれど。
そろそろやめるか

「ン。アタシ?
 そーソー、風紀委員。あ、ソいや腕章トか外しテたワ。」

ひひ、と笑って腕章を取り出す。
こそっと近づく際に、こそっと隠してたりしただけなのだが。
まあ警邏のふりしてたのに、ガチで忘れかけてたのも事実なんだけど。

「そダね。セっかくの機会ダし名乗っトこーか。
 アタシは、園刃華霧。知ってタら、よロ。
 知らンきゃ、今からヨろ」

そういって、にしし、と笑うのであった。

伊都波 悠薇 >  
「あ」

視られてたのか、と思いながら。
なんだか気にかけてくれてるみたいで、少し安心して気が緩む。

「えっと、そういうわけじゃなくて。その、練習する場所を探してたんです。その衣装、買ったのはこう、予定とは違ったといいますか」

風紀だとわかれば、特別隠すものでもないゆえに答える。
とはいえ、見られるのは恥ずかしいものだから、そこはまた別だけれど。

「園刃さん、ですね。伊都波悠薇、です。えと、すみません。今から、です。私も風紀委員、ですので……」

申し訳無さそうに、口にしてこちらもご挨拶。


園刃 華霧 >  
「練習?」

なんの練習だろう。話の感じ、衣装は関係なさそうだ。
衣装といえば、眼の前の相手はジャージ姿だった。
ってことは、なにか運動とか……?
面白いところでダンスとか。
鉄板なとこだと格闘なんだろうけど。
そんな事を考えつつ、聞いてみる。

「気にシない、気にシない。風紀なンて人いっパいだシな?
 よっぽド、仕事近くナきゃ知らンことナんてよクあるシ。
 ってか、やっぱリンリンの妹? だッタらハルハルも友達だナ」

けらけらと笑う。
友達の友達は友達、というんだし、友達の妹も友達、でよかろう。
初めてあったけど、そんなん大したことじゃないし

伊都波 悠薇 >  
「ダンス、を初めたので。その練習です」

恥ずかしそうに頬を指でかきながら。

「リンリン? は、はるはる?」

そして、ようやく気づく。
この人ーー

ーー陽キャ、コミュ強者!?

ががーん、と、衝撃を受けた。
だからこんなに話しやすいのか、とも納得。

「み、見せられるものでもないので……その、ひっそり練習できるところを。その、姉にも言ってないので……」

園刃 華霧 >  
「おー、イーじゃんダンス。
 見しテ、見して。見せタほーが上達スるって言うゾー?」

見せられるものじゃない、とかそんなことは関係ない。
特等席で眺めるられる機会とかなかなかないし。

とはいえ、言っていることはあながち嘘でもない。
芸事っていうのは見せたほうが上達するものである。

なんてことを思ってはいるが、実際はすっかり観客気分である。

「ん? わかンない? リンリンは凛霞ちゃんダし。
 ハルハルは悠薇ちんダよ?」

そのついでに、わかりきった事実を告げる。
人に勝手にあだ名をつけるのはもう、半分趣味である。

伊都波 悠薇 >  
ずどーん、衝撃が脳内に響いた。
や、やはりコミュ強だ。ぐ、ぐいぐいくる。

「いや、その、ほんと、まだ初めたばかりですから!」

ぐっと、手を前に出して、嫌のポーズ。

「あ、いや、わ、わかりますけど……その、あ、あだなとか久々で……」

たじたじである。ーーに、にがて、かもしれない。
とはいえ、悪い人ではないように感じるから、嫌いというわけではない……

「も、もう少し、うまくなったら、で……」

どうにかそれで許してくれないかなーと、ちらり。

園刃 華霧 >  
「そーオ?」

うーん、残念。
さっきのことも考えれば、照れ屋なんだな、よーするに。
こういうのは無理にいってもダメかねえ

「ま、デも上手くナったラ見せテくれルってわけダ。」

からからと笑う。
どちらかといえば、無邪気な笑いである。
楽しみだ、とでもいうように。

「ア、別にハルハルもあだ名つケてイイかンな?
 こっちがOKデ、そッチがダメってこターないシ。」

なんなら、おねーちゃんはあだ名で呼んでくるしな。
とはいえ、それは口にしない。
姉は姉、妹は妹、だし。好きにすりゃいい。

「ちナ、一人で踊るヤつ?
 よく、セットで踊るヤつとかアんじゃん?
 そレなら、アタシも踊ってミてもイーかもダし」

そうはいっても、ちょっと気になる。
楽しそうなことは齧っておきたいし。

伊都波 悠薇 >  
「いや、あの……その……」

あだ名つけてもいいと言われても、む、難しい。
コミュ障には苦しい……

「そ、園刃さん、で」

なんとか絞り出した返答。

「……え? い、一緒に? い、今は練習しているのは一人でのやつ、ですけど」

あれ?

「ダンス、興味あるんですか?」

園刃 華霧 >  
「ンー……」

やっぱそれくらいが限界か。ま、らしいっちゃらしいな。
それはそれでよし。好きに呼べばいいんだし。

「そレなー。
 アタシ、割と気まグれデな?
 面白ソーってノ、すぐツまんじゃウわけ。」

そこは正直に白状しておく。
なんてーか、ふこーへーってか、なんだろ。
なんか、ズルい感じがする。
このキャラがそうさせるんかな。不思議だ。

「だかラ、キョーミがあるってーノは正しーシ間違ッてル感じ?
 気にサわったラごめンな?」

真面目にやろーって相手に軽い気持ちでいうってのは悪いかもしんない。
……あー、うん。そうだな。

伊都波 悠薇 >  
「あ、そう、なんですね。多趣味で多芸……すごいですね」

ぱちぱちと小さく拍手。

「いや、そんなこと、ないですよ」

首を横に振る。
そういう行動力は凄いと思う。
そう、自分だって、一人でできるやつ、で選んだものではあるけど。
別にーー

「……じゃあ、その……いっしょに……」

やります? なんて、小声でぽにょぽにょと、囁くような声になってしまった。

園刃 華霧 >  
「多芸ッてほドじゃナいよ。
 なンてーか……うン。いヤ……まァ、いッカ」

あれやこれやと、知らないものを摂取する。
それが面白いのかどうかもわからないから。
結果、結局放ったこともそれなりにある。
もちろん、うまくいかなかったことも、だ。

多趣味でも、多芸でもない。
要するに、そのばかぎり、なのだ

「お? いーノ?
 いーナら、嬉しイけどサ」

そんな自分に、一緒にやります、なんて言ってくれるわけだ。
しかも、照れ屋な相手が、だ。マジか。
そりゃ嬉しい。実に感動的だ。

「ま、ソれなラ。ヤってミよーか」

伊都波 悠薇 >  
「……はいっ」

うんっと頷かれると、ホッとしたように息を吐いて。

「えと、じゃあ、その。れ、連絡先を、交換、しましょう。二人でも、やれそうなのとか。準備とかいると、思うので」

真面目に、ちゃんとやることを考える。

「必要なものとかも、あとで送ります」

端末を取り出して。

園刃 華霧 >  
「おっケー、おッケー。
 うワー、なんかこノ感じ、ひっさシぶりダなー」

連絡先の交換。
そもそも、割と自由に動き回っているし色々自由にちょっかいをかけているが。
なにしろ、不良風紀委員。
なかなか交流、とまではいかないことも多い。
なんなら、拒否られることだってある。
しょうがないね。

「ほイ、これ」

端末を取り出して、連絡先を出す。

「ッてか、そコまデ本格的に考えテくレんの?
 マジか。天使か……」

いやちょっと予想外だったわ。
まさか、そうきたか……割と軽い気持ちだったことをちょっとばかり反省する。
一応ね?

「ンじゃ、アタシもマジにナらんトかね」

せっかくだしな。と思う。
今回ばっかりは、そのばかぎり、にしないようにしよう。うん。