2024/11/15 のログ
ご案内:「常世公園」に蘇芳 那由他さんが現れました。
蘇芳 那由他 > 夜の常世公園――人気も無い一角。ベンチの一つに腰を下ろして何やら目を閉じている凡庸な少年が一人。

「―――…。」

目を閉じたまま、殆ど微動だにしないその姿は寝ている…のではなく。
知己からのアドバイスを参考に、少年なりに『瞑想』をしているのだ。
とはいえ、少年は武芸者でも何でも無いので、目を閉じて出来る限り雑念を抱かないようにするくらい。
目的は、自分の内側に眠る十三ある死神の神器の一つ――【破邪の戦槍】との”対話”だ。
…が、これが中々上手く行かない。少年が瞑想とかサッパリなのもあるのだけど。

何より、件の【槍】が中々に捻くれ者らしく、意識や気配は感じるのだけど対話に応じてくれない。
結果、ベンチに座ってひたすら眠っているように瞑想をする羽目になっている。

蘇芳 那由他 > ――やがて、盛大に腹の虫の音が。思わず目を開いてしまう…気が抜けてしまった。

「…夕飯食べないで瞑想の真似事してたらこうなるよね…まぁ…。」

つまり数時間はそうしていた事になる。意外と集中力はあるらしい…まぁ、それも今の腹の虫で途切れてしまったが。
軽く腹を擦りつつ、一先ず瞑想は切り上げてベンチから立ち上がり近場の自販機へと向かう。
取り敢えず、ホットの缶コーヒー(微糖)を購入すれば、再びベンチにトンボ返りして腰を下ろす。

「…僕なりに頑張ったつもりだけど、さっぱり応えてくれないなぁ…反応とか気配は感じるんだけど…。」

こちらと対話する気が無いのか、矢張りまだまだ舐められているのか…先は長そうだ。
小さく溜息を漏らしつつ、缶コーヒーのプルタブを開けて中身を一口、ほぅ…と、息を零す。

蘇芳 那由他 > 新しく移住した『堅磐寮』だが、まだ引っ越して二日程度だが部屋そのものには慣れた。
既に初日で一人寮仲間が出来たのも大きい…こう、気分的に楽になるというか。
…僕って案外人見知りなのかもなぁ、と少し遠い目になる…普段目が死んでるので、完全にイってるように見えそう。
ちびり、とコーヒーをまた一口。取り敢えず、知人友人は少しずつ増えていくといいなぁ、と思う。

「…それと並行して、神器との対話と…試練をクリアしないと…。」

あと、アルバイトとかボランティアの仕事も不定期にある。
どちらも大分慣れてきたと言えなくもない…少なくとも、怪異や悪霊や呪物に関しては。
慣れてきただけで、知識は残念ながら全く追い付いていないのだけれども。

(…アルバイトやボランティア的な立場とは言え、自分でもちゃんと最低限の知識は身に付けないと駄目だなぁ)

色々覚える事、こなさなければいけないタスクが地味に多い気がする。