2025/01/15 のログ
ご案内:「常世公園」に伊都波 悠薇さんが現れました。
伊都波 悠薇 >
「わんつー、わんつー」

メジャーデビュー?

そう聞いて踊りたくなったから、曲を流してわんつ、わんつー。
リズムに乗りながら、練習。

今日も、欠かさずに。

今日も静かで落ち着いた日。
見回り、その他も終わって、自分の時間。

端末から、曲を流して。
ステップを、踏んでーー時間を過ごす。

ご案内:「常世公園」に大神 璃士さんが現れました。
大神 璃士 >  
ふらりと見廻りの最中、公園に立ち寄ったのは黒いジャケットに風紀委員の制服の男。
軽く休憩でも、と思った所で、何やら音楽が聞こえた。

「……。」

学生街の中の公園である。
何か物騒な事が起こっている、とは思わなかったが、念のために確認へ。
気配を薄くして近づいていけば…何やら、音楽に合わせてステップを踏んでいる女子の姿。
――少し見えた顔は、見覚えがある。

(……確か、伊都波の妹だったか。)

直接話をしたり、委員会の業務で一緒をした事はなかったが、あまり目立たないタイプだという印象は残っていた。
最も、姉妹とはいえ別々の人間である。
性格や知名度・実力などを比較するなどナンセンスも程がある。

「………。」

暫く離れた所で、気配を薄くしながら、黒いジャケットの男は曲に合わせてステップを踏む少女を
暫しの間、特に表情に変化も見せずに眺めている。

伊都波 悠薇 >
対して、見られていることに気づいておらず。
気配察知なんて、集中しないとできないことである妹はある程度一曲踊り終えると満足したように息を吐いて。
用意していた水をごくりと飲んで、近くのベンチに移動。

ーーこれくらいなら、できるようになったでいいのかな

よしよしと、満足感を得て休憩が終わったら帰ろうかなと、カバンに片付けを始める。

大神 璃士 >  
「――――。」

全く気付かれない雰囲気。
気配の隠蔽が上手く行っている…のだろう、と思う事にしておいた。

ともあれ、ただ見ていて声をかけないでいるのは、流石に声位はかける事にしてみた。
さて、何と声をかけたものか。
少し考え、

「――鍛錬の一環か?」

出て来た言葉がこれである。まともな世間話にとても向いているとは言い難い。

伊都波 悠薇 >
「ぽにょ?」

全然全く気づいていなかった上に声をかけられることを想定していなかった。
そんなぼっちがしたことといえば、はてとそちらに顔を向けた後。
急速にだらだらと汗を流して焦ったように。

「あ、いいい、いや、鍛練とかそんな高尚なものではなく!? い、いい
いつからそちらに!?」

吃りながら、そんなことを聞くくらいしかできなかった。

大神 璃士 >  
「暫く前に踊っていた時からだ。」

特に顔色に変化も見せず、シルバーメッシュの髪の男はそう答える。
何と言うべきか、人と話す事に慣れていなさそうな雰囲気というか。

(…でなければ、俺の声の掛け方と気配の殺し過ぎが悪かったか。)

流石に少し悪い気はした。
とりあえず、言葉を続ける。

「――伊都波の、妹、だったな。
顔は知っていたが、業務で一緒になったことはなかった、筈だ。

…大神璃士。見ての通り、風紀委員だ。」

刑事部ではない男は、見回りの際は風紀委員規定の制服を着ている。
上から黒いレザージャケットを着ているとはいえ、基本前は開いているし、直ぐに風紀委員と分かるだろう。