2025/05/05 のログ
ご案内:「常世公園」にシャンティさんが現れました。
シャンティ >  
公園の中。一人の女が、何をするでもなくぽつん、と立っている。
虚ろな瞳は何かを写しているようで、何も写していないように見える。

「……春、ね……ぇ」

気だるげな声もまた、誰に聞かせるでもなくぽつりと流れていく。

「……暑く……なって、きた、の……だっけ……」

やや日差しが強くなり気温も上がる中、他人事のように。

シャンティ >  
「……おだ、やか……よ、ねぇ……た、ぶん」

ニュースでは幾らか事件らしきものの話も出ているが……
実際の身の回りにはそれらしきことが見当たらない。

この島は狭いようで意外に広い。

「……リャナン・シー……ね。
 興味……なく、は……ない、けれ、どぉ……」

ただそれは、才を得ることではない。
そうなると、探すまでもない、ともなる。

「……そう、ねぇ……なに、か……」

春は始まりの季節。
何かが始まることはあるのだろうか。


シャンティ >  
「……あちら、のほうが……おもし、ろい……かも、しれ……ない、わ、ねぇ……」

結局のところ、例の舞台以降もさしたる事は起きていない。
そうであれば、面白そうなものに顔を出すほうが正しいだろうか。

何も起きていないというと正確性に欠けるが。
自分の中で、事件としては……

「で、も……すこ、ぉし……遠い……わ、ねぇ……」

小さく首を傾げる
少し頑張ってみようか。

シャンティ >  
ゆるり、と歩を進める。
足取りはしっかりとしているが、どこか頼りなさげにも見える歩き方で。

ゆったりと ゆったりと

そのまま公園の外へと

ご案内:「常世公園」からシャンティさんが去りました。