2025/05/05 のログ
ご案内:「常世公園」にシャンティさんが現れました。
■シャンティ >
公園の中。一人の女が、何をするでもなくぽつん、と立っている。
虚ろな瞳は何かを写しているようで、何も写していないように見える。
「……春、ね……ぇ」
気だるげな声もまた、誰に聞かせるでもなくぽつりと流れていく。
「……暑く……なって、きた、の……だっけ……」
やや日差しが強くなり気温も上がる中、他人事のように。
■シャンティ >
「……おだ、やか……よ、ねぇ……た、ぶん」
ニュースでは幾らか事件らしきものの話も出ているが……
実際の身の回りにはそれらしきことが見当たらない。
この島は狭いようで意外に広い。
「……リャナン・シー……ね。
興味……なく、は……ない、けれ、どぉ……」
ただそれは、才を得ることではない。
そうなると、探すまでもない、ともなる。
「……そう、ねぇ……なに、か……」
春は始まりの季節。
何かが始まることはあるのだろうか。
■シャンティ >
「……あちら、のほうが……おもし、ろい……かも、しれ……ない、わ、ねぇ……」
結局のところ、例の舞台以降もさしたる事は起きていない。
そうであれば、面白そうなものに顔を出すほうが正しいだろうか。
何も起きていないというと正確性に欠けるが。
自分の中で、事件としては……
「で、も……すこ、ぉし……遠い……わ、ねぇ……」
小さく首を傾げる
少し頑張ってみようか。
■シャンティ >
ゆるり、と歩を進める。
足取りはしっかりとしているが、どこか頼りなさげにも見える歩き方で。
ゆったりと ゆったりと
そのまま公園の外へと
ご案内:「常世公園」からシャンティさんが去りました。