2026/02/14 のログ
ご案内:「常世公園」に御雷 天華さんが現れました。
■御雷 天華 >
公園の街道を軽く小走りで周回する少女の姿が一つ。
ランニングでもしてるのか、息を切らせない程度の速度。
暫くして少し速度を落とし、小休憩を少しだけ挟む。
「ふぅ……カロリー的にあと二週くらいですかね」
小脇に抱えた鞄から取り出したペットボトルを傾けて。
こくり、こくりと喉を潤す。
ご案内:「常世公園」に武知 一実さんが現れました。
■武知 一実 >
「この寒空の下、よーやるもんだ」
暇を持て余し散歩に訪れた公園にて、何やら駆け回る女子の姿を見掛けた。
まあ運動部が学校を出てロードトレーニングに励んでる姿はよく見るし、何ら可笑しなことでは無いとは思う。
だから当初は特に気にもせず、公園に来る途中のコンビニで買ったアンパンでも齧っていたんだけども。
たまたま、あちらさんが声の届く範囲で足を止めて休憩を取り出したもんで、その言葉に思わず口を突いてしまった。
あんま見掛けねえ顔だけど、次の春の新入生か時季外れの転入生だろうか。
■御雷 天華 >
軽くストレッチでもして、走りだそうと思った矢先。
「うん?」
ふと聞こえた声に顔を向ける。
視線の先には背の高い、眼付きの悪い青年の姿。
少女より顔一つは大きな姿に少し目を丸めて。
けれども臆することは無く、少女ひとまず挨拶をする事にした。
「えっと、こんにちは。
ちょっと目立っちゃってました?」
■武知 一実 >
「お、おう。こんちは……ああ、いや悪い。
別に口を出そうってワケじゃなかったんだが……」
向こうの発言が聞こえるっつーことは、当然こっちの発言も聞こえる訳で。
限りなく独り言に近いもんを拾われて、挙句要らん心配まで抱かせちまった様で。
ちょっと要反省だな、帰ったらだけど。
「目立っちゃ居ねえと思うが……やたらと熱心にやってるみてえだから、つい感心しちまって。
アンタ……何か運動――スポーツとか、やってんのか?」
スポーツ特待、とかあったっけかこの学校。
ちょっと思い出そうとしてみたが、早々に諦めた。
学生として生活する最低限の規則以外は、碌に覚えていないから。
■御雷 天華 >
「あぁ、つい目に入っちゃった、と」
つまりは目を引いてしまった、という事ではあるが。
さりとて、人がそう多くはない公園で走っていれば必然だろうか。
単にたまたま視界に入った、というだけの話だが。
ランニングしていた所を見られるのは、何とも言えない感覚だった。
「いえいえ、単なる鍛錬もといランニングですよ。
スポーツとかはあんまり縁もなくて…まぁ、趣味の一環ですね」
■武知 一実 >
「まあ、そんなとこだ」
いや、普通は目に入ったくらいで声を掛けたりはしないと思うけども、それはそれ。
暇潰しに来てみたはいいものの、冬の公園なんて見るもんも大して無く、
菓子パン食って日に当たったら帰ろう、くらいの気持ちで居たところにランニングしてる人が居りゃ、そりゃ目で追うくらいはするよな。
「鍛錬……趣味の一環か。
そういうことなら、変に声掛けちまって悪かったな」
返された答えに、改めて謝罪をする。
鍛錬する服装か、と思わんでもねえけども。
普段着でも動けるようにという事ならアリだろう。
スポーツじゃなくて、趣味としての鍛錬なら身に覚えが無い訳でもないし。
パッと見は小柄で鍛錬って方が縁遠そうなのに……というか、そういう奴、割と居るなこの島。
■御雷 天華 >
「お気になさらず、今回は半分は暇つぶしと……
あとは甘味のカロリー消費が目的でしたし」
少しだけ冗談めかしたようにそう言って。
改めて視線の先の青年の姿を一瞥する。
眼付きこそ悪いが、話している感じからして不良ではないだろう。
体格は頑強そうだが、筋肉の方はそうでもない。
年齢は少々わからないが…見た目よりは若い感じはする。
総じて、発育の言い普通の青年といった印象か。
「そういえば…貴方は此方へは何をしに?
この近くにお住まいなのでしょうか?」
■武知 一実 >
「あー、オレの方も暇潰しだ。
お察しの通り、住んでるアパートが近くてな、暇になるとボーっとしに来てんだ」
動機としては似たようなもんだが、片や鍛錬、片や日向ぼっこ。
同じ括りに入れるのは些か申し訳無さが立つ。
嘘でも巡視とか言っといた方が良かったろうか、いや、それはそれで変な誤解の素になりかねねえし。
「――えーと、オレ、常世学園2年の武知 一実っつーんだ。
初対面でこんな事言うのも変だけど、かずみんって呼んでくれ」
ついでに名乗らないまま立ち話も何だと思い名乗っておく。
何だかこの口上もだいぶ久しぶりな気がするが、ここんとこ顔馴染みとしか顔合わせなかったからだろうな。
にしても、この女子……何つーか、微かに怪異の臭いがする。
コイツ自身から臭ってるって訳じゃなさそうだし、同業他社か何かかねえ。
■御雷 天華 >
どうやら推測はあってたらしい。
今の時代に公園で暇つぶしというのも、なかなか珍しい気はするが。
「一実さん、ですね。
私は御雷 天華……常世学園一年生、の予定です」
ともあれ、名を知らせてもらったのならば丁寧に名乗りを返す。
ぺこりと丁寧な一例と共に、己がまだ"入学前"であることも伝えて。
「本当は四月からなんですけど、私は少し早めに島に来てまして。
来年度からよろしくお願いしますね、ええと…一実先輩?」
そう、少しだけ茶目っ気交じりにそんな呼び方をしてみるのだ。
■武知 一実 >
「あー、それなら“かずみん先輩”って呼んでくれ。
いや、変な事言ってんのは分かってんだが、どうにも自分の名前、好きになれねンだよ」
初対面の相手に頼む事じゃないってのは重々承知しているし、相手に気後れさせてしまう可能性があるのも覚悟の上だ。
それでも、出来れば名前は崩して欲しい。詳しい事まで説明してたら、それこそ初対面に話す事じゃねえ、ってなるんだけど。
「んまあ、それはそれとして御雷、な。
別に早くても良いんじゃねえのか、元の学校がそれで良しとしてんなら」
この島に来る生徒は、各々がいろんな事情を抱えてると聞いた。
斯く言うオレだってその類ではあるし、ンな事にいちいちツッコんでたらキリが無ェ、と思う。
「ま、来年度にはオレぁ3年だ、あんまり関わる事は無いかもしれねーけどな」
……あーそうか、オレも3年生になるんだなァ。
■御雷 天華 >
「ふむ……では、かずみん先輩で」
何かしら事情か私情があるのだろう。
そう希望されたのならば、それに沿って名前を呼ぶことにする。
少女自身にその手の拘りは殆ど無いのであるが……
どうにも好きになれないものがある、というのは共感できる話だからだ。
「あはは、まぁそうですね。
お陰様で下見期間中はゆっくりさせてもらうつもりですし」
……まぁ、異性を渾名で呼ぶ事には少々思う事はあるけれど。
「もしまた会う事がありましたら、その時には。
委員とか部活とかで縁があるかもしれませんしね」