2026/03/02 のログ
ご案内:「常世公園」に上下院 禰喪さんが現れました。
上下院 禰喪 >


走り込みを終えた頃、以前来たことのある公園に行き着いた。何気なく公園の門を跨ぎ、ベンチに腰掛ける。

ぼうっとしていると、夜闇に溶けていくようだ。冷たい外気を吸い込んで、トレーニングで火照った体を冷やす。そして、思考を始める。

「どうして強くなりたいか、どうして強く在りたいか。」

先日、先輩から伝えられた言葉。それを反芻する。その問いかけを受けた時、真っ先に考えたのは自らの両親のことだった。

自らに異能を与えた両親。とても痛くて怖かったけど、何度も自分を「愛している」と言ってくれた両親。その両親に報いるべく、強さを求めること。これは筋が通っていると思う。

しかし、それ『だけ』ではまるで……。

「意思を持たぬ、人形ではありませんか。」

小さく、ぽつりと呟いた。



上下院 禰喪 >


「いえ、いえ、違います。そうならぬために、考えるのです。自分が強くなりたい理由を……これは、成長のために必要な工程であります!」

弱気なのは、一瞬だけ。ふるふると首を横に振れば、勢い良く立ち上がる。まだ夜は始まったばかり、体力も回復した。

頑張るぞ、と言わんばかりに片手を上げれば、走り込みを再開するのだった。(  ↓  )



ご案内:「常世公園」から上下院 禰喪さんが去りました。