学生街にあるカフェテラスの一つ。「橘」とは、常世学園の校章である橘から来ている。
学生通りに面しており、二階建ての古風な外観が特徴。
各種ドリンクや料理を提供している。店員も随時募集中とのこと。
一階席から二階席にはそれぞれカウンター席やテーブル席が設けられている。
また、外にもテラス席が設けられている。
参加者(0):ROM(1)
Time:08:10:59 更新
ご案内:「カフェテラス「橘」」からジャスパーさんが去りました。
■ジャスパー > 悲しみに暮れたまま、ケーキを食べてのんびり過ごしたとさ
■ジャスパー >
「な、なにぃいいい…!」
カフェテリアでくつろぎつつオモイカネでニュースをチェックするというビジネスマン顔負けの休日を過ごしていたところ
応援していたグラビア女優が引退とのニュースを見て衝撃を受ける
どうやら体が悪くなってしまったらしい…
「残念だなあ…」
こればかりは仕方ないが、癒しが少なくなるのは悲しい
「はー……ケーキでも頼むか…」
少しでも気分を晴れさせるためにケーキを注文
べたーっとテーブルに張り付いてのんびりしている
ご案内:「カフェテラス「橘」」にジャスパーさんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から霞流 周さんが去りました。
■霞流 周 > 「…そろそろ…出ようかな…。」
気が付けば外も暗くなりかけていた。軽く一息零してから、カップを手に取り残りを飲み干す。
それから、メモ帳じみた魔導書をポケットに無造作に突っ込んでから、伝票と刀を手に席を立つ。
その後は、会計を手早く済ませてからふらり、とカフェテラスを独り後にした。
■霞流 周 > 独学、学園で習った知識、そして手元にあるような書物媒体から仕入れた知識。
それらを混ぜて、取り込んで、”継ぎ接ぎ”したものが少女が扱う魔術だ。
既に幾つか習得している魔術も、ほぼ独学で誰かに基礎すら教わった記憶も経験も無い。
(…まぁ…それは…刀の扱いも…同じなんだけど…。)
己の傍ら、あまり目立たないように立て掛けた安物の、何の変哲も無い数打ち物の刀。
それを一瞥してから、視線は再度手元の書物へと戻る。…とはいえ、大体必要な知識は仕入れた。
「……禁書庫…も、一度は見てみたいんだけど…ね…。」
ただでさえ、二級学生の身分で肩身が狭いのにそんな所に勝手に侵入でもしたら退学、良くて停学だろうか?
少なくとも問題になるのは間違いないので、半ば諦めてもいるがいずれは…と、いう気持ちも少々。
誰かに相談しようにも、基本的に学園では己の立場も考えてかなり目立たないように立ち回っている。
お陰で、クラスメートの名前や顔すら未だに殆ど覚えきっていない。周囲も少女の印象は薄いだろう。
■霞流 周 > コーヒーを一口飲んで、気分を切り替えてからカップを戻して手元の書物に意識を戻す。
「……上手く取り入れられると…いいんだけど…ね…。」
メモ帳的な外見だけでなく、中身も手書き感がありありと分かる文字列が並ぶ。
何処かの誰かが、個人的に纏めた魔術体系…の、一部を書き記した物らしい。
所々、文字が達筆過ぎて読めない上に一部ページが破れていたりと状態が良いとは言えない。
…だが、それで十分。少女にとって必要なのは全体像ではなく断片的な知識。
(…こっちの術式を…これと組み合わせて…後は学園で習った式に…。)
頭の中で、独自の魔術式を少しずつ構築していく作業。地道で先は長いが案外嫌いじゃない。
難解なパズルを解いているような感覚に近いのかもしれない…本物のパズルをした事はないけれど。
「……お金と伝手があれば…もっと…良い書物も買えるんだろう…けどね…。」
残念ながら、金銭的に余裕があるとはとても言い難い。これだけでも手元にあるのは幸いなくらい。
■霞流 周 > カフェテラス『橘』――利用する学生や市民も多いこのカフェテラスだが、少女が利用するのはかなり稀だ。
理由は幾つかあるが、一番大きな理由は矢張り二級学生だから、というのが主なもの。
二階席の窓側――それも角に位置するテーブル席が、少女がこのカフェテラスを利用する際のお決まりの席だ。
「…来週末の課題は……まぁ…こんなもの…かな…。」
途切れ途切れの、淡々とした声色で独り言を呟きながらテーブルに広げていた勉強道具一式を片付ける。
代わりに、偶々この前手に入れた擦り切れた古臭い魔導書…にはお世辞にも見えないが。
何せ、メモ帳くらいのサイズで装丁なども比較的新しい。それなりに年季は入っていそうだが。
「………ん。」
挟んでおいた簡素な栞を目印にページを開き、光の無い銀の双眸が文字を追う。
頼んでいたホットコーヒーも少々温くなってしまっているが、構わずに一度カップを手に取り口元に運ぶ。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に霞流 周さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から史乃上空真咬八さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から伊都波 凛霞さんが去りました。
■伊都波 凛霞 >
「ありがと。いつでも連絡して♪」
随分と大きくなったその背中に手を振って
シズクに、イヅルに、カミヤ…
思えば子供の頃のみんながこの島でまた再会できたのは、少し運命めいたものを感じたりもする
「──さて、イヅルに連絡しなきゃなぁ~♪」
ふふ、と悪戯な笑みを口元に添えて
まぁハロウィンだし、多少はね
そんな、久しぶりの出会もありながらの、とあるオフの日───
■史乃上空真咬八 > ちらりと見えた端末の壁紙は『至近距離のポメラニアン』だった。
レイアウトテーマもいぬまみれだ。犬尽くしにわんこアイコンまでつけられてしまえばさぞ彼も幸せなことだろう。
「……伯父貴の教えですから」
伯父貴って言い方もだいぶ"それ"である。
何見て日本語を学んだのかすーぐバレそうだ。
……純ジャパかどうかはさておき。
自分の目元を真似るような仕草を目の前で見せられると、流石に自分の目じりを指で擦る。
自覚はあるが、あるだろうが。
「そ、そんなに睨んだり威嚇をしようとしている訳では……」
気にしてるには、矢張りしてるようだ。
そう思えば身近な道具に自分の好きな物が目に入るようにしているのは、
彼のささやかな努力――かもしれない。
ほうじ茶も底まで呑んでから、ほ、と一息をついて。
安堵というか、ちょっとだけ喜色が滲んだ笑顔を浮かべた。
「……それが出来るのは今のところ、伊都波さンとイヅルと伯父貴たち……それから、出雲寺の皆さんくらいですが。
ゆくゆくはしっかり、学園の皆とも、そうできるように……努めます」
――すっとテーブルの伝票(自分が来る前に凛霞の注文していた物含めて全部)を取って立ち上がり、
「それでは、俺はそろそろバイトもあるンで、この辺で。
…………ええと、俺が言うのも、妙な事でしょうが」
少し言うかどうかを迷いあぐねたが、目を閉じて笑うと背中を向けて。
「……お二人の幸せを、心より願っております。
お困りの際には、尽力いたしますので……では、ごゆっくり」
――顔を見せず頬をかく仕草から、ひらりとそのまま振って。
……恐らくちょっと見せられないような顔して、彼は席を後にしたらしい。
だって入り口で怖がってたウェイトレスさんがキュンして会計済ませてたんだから。
■伊都波 凛霞 >
慣れた様子で連絡先を交換、アイコンは彼のイメージにちょっとぴったりな、わんこの可愛いアイコンだ
「そうだね、今日はオフだから腕章もつけてないけど」
続く言葉には何それ、と小さく笑って
「目つきも鋭いし、昔と違って声もなんか迫力出ちゃって」
自分の両目の目尻に指を押し当ててくいっと釣り上げて見せたりなんかしつつ
「でも君は昔っから誠実な人だから。
曲がらず真っ直ぐ、ちゃんと話をすれば誤解なんかすぐ解けちゃうと思うよ?」
そんな大げさな、なんてデザートのアイスにも口をつける。うっすらとミントの香る爽やかな甘味が珈琲の苦みにとても良く合う