学生街にあるカフェテラスの一つ。「橘」とは、常世学園の校章である橘から来ている。
学生通りに面しており、二階建ての古風な外観が特徴。
各種ドリンクや料理を提供している。店員も随時募集中とのこと。
一階席から二階席にはそれぞれカウンター席やテーブル席が設けられている。
また、外にもテラス席が設けられている。
参加者(0):ROM(1)
Time:21:10:28 更新
ご案内:「カフェテラス「橘」」から伊都波 凛霞さんが去りました。
■伊都波 凛霞 >
「はぁ……」
でも、大満足。
頬もほころんで、思わず遠くを見ちゃう。
そうすること、数分。
うん、向き合わなきゃ、現実と。
運動、しようね…。
覚悟を決め直して、お支払い。
ちょっと駆け足で、寄り道して帰ろう、そうしよう。
そんな帰り道、レアなクレープ屋さんの屋台が目に入ってしまったとか、なんとか…。
■伊都波 凛霞 >
人は楽しみを待つ時間が何より長く感じる…らしい。
そう、こうやって食べ始めてしまうと、至福の時は一瞬で……。
あ……。
もう、最後の一口ぃ……。
とっても、美味しかった。
甘くて、程よい酸味と、まろやかさと…とても言い表せないくらい。
これで、最後…。
ぱくん。
終わりの時は、いつだって切ない。
■伊都波 凛霞 >
素晴らしい外観を堪能すれば、後は…申し訳無さと共にその塔を切り崩すのみ。
す…と手にしたナイフ。
スン…、と。さしたる抵抗もなくそれはパンケーキの生地へと沈む。
やわらかっっ……。
確かな弾力…もっちり感を感じるのにこの抵抗のなさは一体なんなの……まるで母性。
僅かに沈み込んだ切り口にメープルとハチ蜜が流れ落ちる様すら食欲をそそる…。
「いただきまーす…」
思わず頬も綻ぶ!というものー!
■伊都波 凛霞 >
『おまたせしましたー♡』
アニメ声の店員さんがテーブルに運んできてくれた、それは…。
まさに、甘味のタワー……すごい甘ったるい匂いが辺りを支配する。
蕩けたバター、色とりどりのフルーツ、これでもかとかけられたメープルシロップに、はちみつ。
「うわー♡」
思わずテンションがアガるっ。
即座にオモイカネを取り出して、このラスボスが住んでそうな甘味の塔を様々な角度からパシャリ。
食べ始めれば崩れてしまう、見事に均衡のとれた芸術品の姿を余すことなく保存するのだ。
■伊都波 凛霞 >
カフェテラス、窓際のテーブルについて一人、メニューとにらめっこをしている少女がいる。
やがて、覚悟を決めたように店員さんを呼んで…。
「フルーツと生クリームメガ盛り極みパンケーキメープルローヤルハチ蜜三昧を…!」
…言った。言ってしまった。
覚悟…足りてた。
そう、覚悟…とは。
注文する覚悟ではなく…カロリーを消費するという断固たる覚悟だ。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に伊都波 凛霞さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」からジャスパーさんが去りました。
■ジャスパー > 悲しみに暮れたまま、ケーキを食べてのんびり過ごしたとさ
■ジャスパー >
「な、なにぃいいい…!」
カフェテリアでくつろぎつつオモイカネでニュースをチェックするというビジネスマン顔負けの休日を過ごしていたところ
応援していたグラビア女優が引退とのニュースを見て衝撃を受ける
どうやら体が悪くなってしまったらしい…
「残念だなあ…」
こればかりは仕方ないが、癒しが少なくなるのは悲しい
「はー……ケーキでも頼むか…」
少しでも気分を晴れさせるためにケーキを注文
べたーっとテーブルに張り付いてのんびりしている
ご案内:「カフェテラス「橘」」にジャスパーさんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から霞流 周さんが去りました。
■霞流 周 > 「…そろそろ…出ようかな…。」
気が付けば外も暗くなりかけていた。軽く一息零してから、カップを手に取り残りを飲み干す。
それから、メモ帳じみた魔導書をポケットに無造作に突っ込んでから、伝票と刀を手に席を立つ。
その後は、会計を手早く済ませてからふらり、とカフェテラスを独り後にした。
■霞流 周 > 独学、学園で習った知識、そして手元にあるような書物媒体から仕入れた知識。
それらを混ぜて、取り込んで、”継ぎ接ぎ”したものが少女が扱う魔術だ。
既に幾つか習得している魔術も、ほぼ独学で誰かに基礎すら教わった記憶も経験も無い。
(…まぁ…それは…刀の扱いも…同じなんだけど…。)
己の傍ら、あまり目立たないように立て掛けた安物の、何の変哲も無い数打ち物の刀。
それを一瞥してから、視線は再度手元の書物へと戻る。…とはいえ、大体必要な知識は仕入れた。
「……禁書庫…も、一度は見てみたいんだけど…ね…。」
ただでさえ、二級学生の身分で肩身が狭いのにそんな所に勝手に侵入でもしたら退学、良くて停学だろうか?
少なくとも問題になるのは間違いないので、半ば諦めてもいるがいずれは…と、いう気持ちも少々。
誰かに相談しようにも、基本的に学園では己の立場も考えてかなり目立たないように立ち回っている。
お陰で、クラスメートの名前や顔すら未だに殆ど覚えきっていない。周囲も少女の印象は薄いだろう。
■霞流 周 > コーヒーを一口飲んで、気分を切り替えてからカップを戻して手元の書物に意識を戻す。
「……上手く取り入れられると…いいんだけど…ね…。」
メモ帳的な外見だけでなく、中身も手書き感がありありと分かる文字列が並ぶ。
何処かの誰かが、個人的に纏めた魔術体系…の、一部を書き記した物らしい。
所々、文字が達筆過ぎて読めない上に一部ページが破れていたりと状態が良いとは言えない。
…だが、それで十分。少女にとって必要なのは全体像ではなく断片的な知識。
(…こっちの術式を…これと組み合わせて…後は学園で習った式に…。)
頭の中で、独自の魔術式を少しずつ構築していく作業。地道で先は長いが案外嫌いじゃない。
難解なパズルを解いているような感覚に近いのかもしれない…本物のパズルをした事はないけれど。
「……お金と伝手があれば…もっと…良い書物も買えるんだろう…けどね…。」
残念ながら、金銭的に余裕があるとはとても言い難い。これだけでも手元にあるのは幸いなくらい。