2024/06/26 のログ
能守重高 > 「そんな!ご無体なっ」

師が何を考えておられるか読めないから
嘆きつつ反射神経の要領で反応してしまう。

「そうです、外ではまだ傭兵がいるのです。
 正規の兵ではなく非正規の身分で動く世界です。
 年頃になったからここで学生生活を楽しめとで至ります」

学生生活を終えたら また傭兵に戻るかそれとも違う道を歩むか。
軽食セットの支払いは確か端末払いが出来たはず、後で確かめなければ。

「剣の経験はありませぬな、こればかりは仕方ありませぬ。
 思うに風紀委員に暫くおりましたがここ最近考えが纏まり委員を離れ、
 前々から気になっていた祭祀局に籍を移すのも考えております。」

異能と魔術が割と特殊だった。
銃を中心にであるが召喚したり陰陽術が使えたりと。
風紀委員会にはまだ籍はあるが特務広報部はやめた。
祭祀局には協力していたからそちらもよいなと思っていた。
足りぬ頭であるが風紀委員会のあの赤い服が目立って目立つのを好まない某はやめるべきではと。

「某はそろそろいったん帰宅してから道場に赴きますが、
 師はどうなされるでござるか?」

端末支払いのために一旦席を辞して会計にて支払いを終えると
師の元へと戻ったかもしれない。

桜 緋彩 >  
「人がいる限り争いは無くならない、と言うことですね」

なんとも悲しい話だ。
争いが無くならないのは仕方がないが、だからと言って戦場で苦しむ兵士が居ると言うのも仕方ない、とはなかなか言えない。

「ふむ。
 風紀委員にも刑事部辺りは制服着用の義務もないですが……。
 とは言え重高どのの判断ですからね、強くは言いますまい」

目立つのを嫌う、と言うのは少しの付き合いだが何となくわかっていた。
そう言う意味では確かに風紀は目立つだろう。
刑事部あたりならむしろ目立たない事が求められるし、確か人も足りていないはずだ。
――もしかしたらバニースーツで潜入、なんてことを求められるかもしれないけれど。
どちらにせよ彼女の選択だ、求められれば相談に乗るぐらいはするが口は挟めない。

「ん、私は直接道場へ向かうつもりでしたが。
 急ぐこともないですし、一緒に行きましょうか?」

自分も立ち上がり、会計を済ます。
普段ならば真っ直ぐ道場へ向かって先に身体を動かすつもりだったが、今は運動を医者から止められている。
ならば彼女の家まで着いて行ってそこから道場に向かってもいいだろう、と。
断られれば直接向かうし、どちらにせよカフェから出て彼女と雑談しながら歩くだろう――

ご案内:「カフェテラス「橘」」から能守重高さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から桜 緋彩さんが去りました。