2024/08/04 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に不凋花ひぐれさんが現れました。
■不凋花ひぐれ > 昼下がりのカフェテラス「橘」のテラス席へと案内された先は、人の気配が少なかった。
一休みをするにしても、普通は冷房を求めて店内の方に入りたがるものだ。その気持ちはとても理解できる。
でも今日は風が心地良いから、日除けのある中で自然の風を浴びる方が良い。
夏のフルーツを盛り合わせたあんみつ(ソフトクリーム付き)と熱い緑茶を注文し、程なくしてやってきたそれを目の前に取りやすいよう配置する。
メニューの説明から動線が分かりやすいようにトレイを置いて貰ったり配慮をしてくれた店員に感謝を述べつつ、豆とクリームを絡めて食べることにした。
■不凋花ひぐれ > パインにバナナ、オレンジ。瑞々しい香りのするフルーツと小豆、あるいはソフトクリームと一緒に口に含む。
そして深めの容器に入れて貰った熱いお茶を、唇を濡らす程度まで傾けて滴を味わう。
「……やはり失敗だったでしょうか」
己の好みとしては熱い方が良いのだが、火傷しないように慎重に手を伸ばし、その上で零したりしないようにする必要のある熱々の緑茶を飲むというのはやはりどうにも至難の業だ。
水出しのお茶にしておけばよかっただろうかと思案するが、まあ少し待てばぬるめになって飲みやすくなるだろう、と思考を切り替える。
休憩としてここに立ち寄ったのだから、ゆっくりあんみつを食べていればいずれ飲めるはずだ。
■不凋花ひぐれ > それから日陰の中で爽快な風を浴びながらあんみつを食べ進め、飲みやすくなったお茶で喉を潤す。
ついでにもう一度店員さんを呼んで、次は水出し緑茶を頼んで暫くのんびりすることにした。
「……はぁ」
外に出ても暑さに苦しむ様子もなく、涼やかな顔で快適な休息をとることができた。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から不凋花ひぐれさんが去りました。