2024/06/18 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に伊都波 悠薇さんが現れました。
■伊都波 悠薇 >
とある、調べものが終わり、頭の中を整理したくて訪れたのはファミレス。
いつもなら、ない選択ではあるけれど今日は別。
考えることは、最近の、事件だ。
■伊都波 悠薇 >
自分が把握しているのは、風紀委員と、一般の生徒が『戦闘』を行い、少なからずの被害が双方にある、『かも』しれないということ。
ひとりは、緋月さん。
ひとりは、橘さん。
掴めたのは、この辺り。
でも、直近で交戦したという話しは他にもある。
そこで、ひとつ。
疑問が、あった。
■伊都波 悠薇 >
ーーこの、期間で『たったひとり』で、この回数、何故、『戦う』のであろうか
■伊都波 悠薇 >
調べたところによると、その怪物は、一個体である、らしい
交戦した緋月さんも口にしていた。
『からくり腕の怪人物』、と。
ひとり、ではないなら、たち、と称すだろうと。
仮に、集団であり、同じ呼称をされるようにしているのであれば、この疑問は消えるのだけれど。
「疑問は、少なくない、回数で。逃亡を最初からしようとしているように、報告書からは見えないと言うこと」
この回数だ。
疲労が、蓄積し、十二分に実力を発揮できないと、判断することも『なくはない』はずだ
■伊都波 悠薇 >
なのに。
戦闘行為が、確認できるのは。
「どうしてだろうって、思う」
ドリンクバー、頼んだアイス梅昆布茶を一口。
「逃げてもおかしくないと思うんだ。実力者なのかもしれないけれど。戦う理由ができてしまったのか、最初から逃げる理由がないのか。はたまた……」
くるくる、ストローで梅昆布茶を混ぜて。
「戦う、理由しか、さいしょからないのか」
■伊都波 悠薇 >
「どうなんだろう。気になって、仕方がないの」
自分に置き換えたら、それは。
とてつもない、覚悟、がいることだ。
ーー逃げない、という強い、意志
「やってることは、間違ってるよ。人を襲って許されるはずもない、ましてや、傷をつけた、殺した、なんてもっての他」
だけれど。
「なにも、理由がない、絶対的な、悪い人、なのかなぁ」
疑問が口からでるのが、止まらなかった。
それはもしかしたら、侮蔑にもとられかねない発言だ。
また、『危うい』思想だ。
甘い、や、厳しい、そんなものとは別次元の。
■伊都波 悠薇 >
「理想論だよ」
分かってる、重々承知している。
漫画や、小説の見すぎだ。現実を見ろ、夢想も大概にしろ。
そんな風に言われても仕方がない。
「でも」
ひとり。
そういうことでしか、表現できない人を知っている。
悪者であり、そうであることに矜持を持ち、でも、自分の、身内には甘い人。
身内からみたら、善い、人。
「なにも、知らないで、戦うのは、違う気がする」
■伊都波 悠薇 >
「だから、話ししてみたい」
一度、交渉を。
「言葉で聞いてみたい。きっと、話してくれないかもしれないけど、対話を試みることは、できるでしょ」
例え、嘘八百。
会話した相手からは、なにも得られなかったとしても。
その行為を、『押し付けたい』。
「私も、悪者、かも」
くすり、笑みが零れた。
ついで、喉も乾いたから、梅昆布茶を口に含んだ。
こんなに、口から発声するのは久々。
■伊都波 悠薇 >
立ち上がる。
ゆっくりと、『なにも持っていない』少女は、お支払のレシートを手にとり、レジへ。
「きっと、だまれって怒らせて、のされちゃうかも。バタバタにされちゃう、かも」
でも。
「一緒に、行ってくれるよね?」
じゃないと、ひとりで行っちゃうよ?
ーー『テーブル向かいに座っていた』ものに。
そう投げかけて。
そっと、その場を去った。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から伊都波 悠薇さんが去りました。