2024/06/27 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」にファレーマンさんが現れました。
ファレーマン >   
ランチタイムのピークも過ぎた頃、ファミレスに訪れる一人の老人の姿
ふっくらと口周りと顎についた髭はオフのサンタクロースのよう

「さぁて」

自身のテーブル席の反対側に、撮影用のスマホとスタンドを置く、なお、当然店側には許可取り済みだ
ピークからずれた時間を選んだのも、店側への迷惑が掛からないようにという意図もある

「さて、今回で何回目だったかのぅ?」

老人は髭を撫でながらメモを取り出し……

ファレーマン > [2d10+10→7+8+(+10)=25]
ファレーマン >   
「ふむ、ファレーマンの昼飯探訪、早くも25回じゃな」
「30回になったらまた節目の企画をやろうと思っておる、何かアイディアがあればコメントに頼むぞぃ」

ぴん、と指を立てて

「さて、ニルヤカナヤの食事も今回で3回目、やはり人気店だけあってかレビュー希望が多かったのぅ」
「今回は最近わしが見た企画をやってみようと思う、ずばり……」
「ファミレス、1000円チャレンジじゃ!視聴者諸君にも聞き覚え、或いはやった事がある者もいるのではないかな?」

ファレーマン >   
「ルールは簡単、このサイト、見えるかの?1000円分の料理をランダム出力してくれるサイトじゃ」
「これで振った食事を取るというシンプルなものじゃな、うん、わしはこういうの、いいと思う」
「無理な大食いや早食いの挑戦と違って、1000円分なら余程苦手なもの以外なら食べられるじゃろうからな」

あごひげを撫でながらメニューを広げる、ふぉふぉ、と視線が踊り楽し気に

「但し、当然残したり、遊び半分で頼むのはいかんぞ?ゲームとしてもそれでは失敗じゃからな」
「それと、余りに奇天烈な喰い合わせは店の迷惑になる可能性もある」
「後は勿論、未成年なのに酒が出たから飲酒……なんてのはもっての外じゃ、自身の言い訳に使わんようにな」

「さて、では早速回してみるとしよう、何が出るか……ほいっと」

ファレーマン >   
「ふむ―――」
「『イタリアンプリン』『モッツァレラピザ』『人参サラダ』『トッピング用半熟卵』

「ほっ↑ほぅ↑」

「これはまた、当たりのチョイスなのではないか?」
「デザートのイタリアンプリン、そして食べ応えのあるピザに、しっかりと野菜枠のサラダもついておる!」
「極めつけにトッピングの半熟卵じゃ、この面子ならサラダとピザ、どちらに乗せてもいい仕事をしてくれるじゃろうな」

「悪いの~、面白味は無さそうじゃが之は勝ち確レビューといこうか」
「店員さん、注文…… おっと、タッチパネルがあったな、ではぽちぽちぽち、と」

ファレーマン >   
「さて、では待っている間に―― 」

「もう1000円行くかの」
「ふぉっふぉっ、わしがたった1000円程度の量で満足する筈がなかろう……動画時間にも足りなさそうじゃしな」
「さぁ、もうワンチョイスのナチョスチーズ、ファミレスガチャの時間じゃぁ!」

ファレーマン > 「―――」

「『特製ドレッシング持ち帰り』『野菜ときのこのピザ』『トッピング用半熟卵』『トッピング用半熟卵』

「熱い卵推しにピザの追加、そして持ちかえりドレッシング……なるほどのぉ」
「では之を追加注文してフィニッシュじゃ!」
「ニルヤカナヤの特製ドレッシングはわしも好きじゃからのぅ、次の家配信は之を使った料理にするとするか」

ファレーマン >   
「さて、そうこうしているうちにメインのピザ一つ目、『モッツァレラピザ』と『人参サラダ』が届いたの」
「ちなみにイタリアンプリンは食後に持ってきてもらう様に頼んである、先ずは此方に集中するとしよう」

「では、先ずはベジファースト、人参サラダと行こうかの」

くるん、とフォークを回し持ち、ドレッシングがとっぷりとついた赤いサラダを器用に口に運ぶ

しゃく、しゃくっ

ファレーマン >   
「ふぉぉっ、ほ、いいのぅ、柑橘系のさわやかな風味のドレッシングとしゃきしゃきの人参サラダの味、清涼感抜群の夏に嬉しい一品じゃ」
「しっかり味がついているが、好みに応じて胡椒などを加えても味が引き締まるじゃろうな」

「素晴らしいのはやはり人参が水を切ったばかりの水菜の類のようにしゃきしゃき感を楽しめる事じゃ」
「漬け過ぎてしなしなになっていないのは評価が高いのぅ、品質管理の賜物じゃな」

「さて、次はピザに移ろう、此方も一切れ… 」

すぅ、とピザカッターで器用にピザを4分割し、ぐるんと丸めて一息に口に放り込む

「んむ……   」

ごくん

「オゥ、ファンタスティック… 」
「チーズの伸び具合が絶妙じゃ、上にのったオリーブオイルとハーブもいい仕事をしておる」
「そして勿論、ピザ生地もチーズにあわせてもっちりと焼きあがっておるな、ナンよりは硬く、さりとてカリッ、とはしていない絶妙さというべきか」
「更にトマトも乾いておらずしっかり自己主張をしておる!水っぽさも感じず全体のマリアージュが素晴らしいのぅ」

ファレーマン >   
「調和、その二文字がこのピザとサラダから伝わってきおる、そうじゃな、ファミレスとは人種の坩堝」
「人ん家のカレーの"なんか違うな"感のような違和感を覚えさせにくい、普遍的な安定して美味さ……」
「尖った部分が無いというものもいるじゃろうが、わしはこの場所に相応しいメニューと断言しよう」
「これは野菜ときのこのピザも楽しみじゃな…… と、来たようじゃ」

ファレーマン >   
「少しカメラをどけるぞい」
「あぁ、イタリアンプリンもそろそろ持ってきてもらって…… うむ、ありがとう」

カメラの位置を開け、テーブルの上の食器類をまとめていく

「さて、野菜ときのこのピザじゃが…… 」
「ふぉー↑ぉ↓成程、こりゃあ、なかなかのビジュアル」
「見えるかの?たっぷりのきのこに野菜ペーストがまぶしてある」
「更に下には当然チーズが敷き詰められており、チーズの量でもモッツァレラと戦えそうじゃな」
「匂いも鼻先を茸のいーぃ匂いが漂ってきおるわ」
「帰り道に軒先から香ってくる晩御飯の匂いのような、空腹を呼ぶ類のいい匂いじゃ」

ファレーマン >   
「さて、味は……と」

同じように4つに分けたピザの一つをぐるんと豪快に巻いて口に頬り込む、不思議とひげには全くと言っていい程チーズも汚れもついていない

「デリィシャス…… 実に平和なキノコ雲が口内で広がりおったわ」
「マッシュルームと野菜ペーストの触感が嬉しいのぅ、チーズもしっかり濃厚さを演出しおる」
「個人的には此方にはホットソースをつけるといいかもしれぬの、但しかけすぎは肝心じゃぞ?」
「美味しく、楽しく、迷惑をかけずに、食事の際はそれを守る事、ファレーマンとの約束じゃ」

ファレーマン >   
「さて、一通り食べたあたりで此処で半熟卵をトッピング」
「そして、此処にさらっと頼んでおいたカップがある、此処に……」
「こうじゃ!」

半熟卵3個をカップに入れて混ぜ混ぜ

「さて、これらを豪快にかけていこうかのぅ、サラダ、ピザ二つ、卵もかける先も3つとは、実に運がいい」
「さてさて、外れにはならんじゃろうが……」

半熟卵をかけた料理を再度堪能しつつ

「ん~~実に美味い、当然ながら全体的にマイルドになるのぅ」
「個人的にはさわやかな酸っぱさが強かった人参サラダの変化が一番大きいかの?」
「そのままが少し苦手な場合は試してみてもいいかもしれんぞい」
「ピザは当然外れのない味じゃな、面白味という意味では少々物足りんが……」
「逆に言えば安定しているとも言える、頼むかは好みじゃな、かけるのではなく、漬ける形で楽しむのもいいかもしれんのぅ」

口元をそっと拭いて

「さて、そうこうしているうちにデザートのイタリアンプリンも届いたようじゃな」

ファレーマン >   
「食事の後はやはりデザート、イタリアンプリンの味やいかに、と……」
「おぉ~~可愛らしい、レトロな装いじゃなぁ」

まさにプリンといった風情の台形型のぷりんにてん、てんと軽くスプーンで触れ

「さて、お味の方は……」

ぱくり

「滑らか……カラメルのほんのりした苦みとカスタードの甘さ、プリンとしての仕事はきっちりと果たしておる」
「やはり全体的に奇を衒う部分はなく、卒なく自身の役割をこなしておる」
「序盤中盤終盤隙が無いラインナップじゃった」
「これガチャじゃなく普通に好きなモノ注文したのとあんまり変わらんのぅ……」

「まぁこんなことがあるのもランダムの妙という奴じゃの、そう、あの百味ビーンズのように」

ファレーマン >   
「ふぅ……ご馳走様でした」

ものの10数分でピザ二枚とサラダ、そしてプリンを食べ終わる
ゆっくりと手を合わせ、頭を下げた後に、カメラの方に視線を映し

「今回の食事はどうじゃったかな?わし的評価は大満足の星3じゃ」
「やはり安定のニルヤカナヤじゃなあ、といっても、今回はいろんな意味で無難なメニューが多かったのもあるが」
「一応、ネーミングなどで気になるものも幾つかあるからの、次の機会があれば挑戦してみたい」

「さて、このチャンネルでは視聴者諸君にわしの食事や、受け持っている異種倫理、道徳学についての質問や希望を随時募集しておる」
「食事についての希望はチャンネルコメントに、質問についてはコミュニティに窓口があるから其処から投げてくれると嬉しいぞい」
「また、異種倫理、道徳学は何時でも新規の生徒を募集しておる」
「これからの時代、決して無関係ではいられない異種とのコミュニケーションについてディベートや実例を交えて学んでもらいたい」
「もし興味があるならまずは顔見せだけでも来てくれると嬉しいぞい」

ファレーマン >   
「では今回の動画は此処まで、視聴者諸君、次の動画もお腹を満たして待っていてくれ」

かち、と撮影が止まる

「ふぅ……」

ファレーマン >   
「あぁ、ありがとう、撮影協力感謝じゃ、隅とはいえ席の予約もスムーズに行えたし実に丁寧なサービスじゃのう」
「忖度は出来んし、するつもりもないが……また食べに来させてもらうよ」

「差し当たり、食後の珈琲を追加で注文してよろしいかな?」

そう店員に声をかけ、今しがた撮った動画をタブレットで確認、編集する
既にランチの時間は過ぎかけており、客足はまばらで静かな時間が流れていた

ファレーマン >   
そして、暫く珈琲に舌鼓を打った後、タブレットを仕舞いゆっくりとファミレスを後にした

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からファレーマンさんが去りました。