2024/06/12 のログ
ご案内:「常世寮/男子寮 ロビー」にリョーガ・パレコルタさんが現れました。
リョーガ・パレコルタ > --------梅雨。
それは人によってはうれしくもあり、そうでもな初夏の風物詩。
男子寮のロビーの窓側の椅子で、ぼんやりと窓の外を見つめる寮生が一人。

「雨、止まねぇねい…。」

リョーガはそう誰となく言葉を零し、机に右手で頬杖をつきながらしとしとと降る雨をただ見つめていて。
本来であれば出かける予定であったものだったから。
ほう、とため息をついて、思案に耽っていくのだ。

リョーガ・パレコルタ > 「…ま。
こん時期は仕方あるめぇかい。」

そう右手で指パッチンしながら。
手元にあったコーヒーカップに手を付け。
その中身を静かに口で啜っていく。

先ほど自分で淹れたての珈琲だ、いい味がする。
でも自分よりいい淹れ方を知ってる先輩や同輩、後輩はいそうだよな、と。

「…ん、買った豆の珈琲、うめぇや。」

リョーガ・パレコルタ > 珈琲を啜りながら。
明日はどんなことをしようか思い耽ってみる。
といっても自分はただ放課後は門限まで適当にぶらついたり、日雇いバイトに手を付けてみたり。

なんも変哲もないそれは彼にとっては大事なものである。
無論、刺激というのは少なからず欲しいものだが。
…と、コーヒーカップの中が空と、なった。

「あーらら、ま、丁度いいかい。
風呂ん先入って、ゆっくり致すとしますかい。」

なんて独り言ちりながら。
その来るまま立ち上がって、ロビーを後にする。
また明日に備えるために。

ご案内:「常世寮/男子寮 ロビー」からリョーガ・パレコルタさんが去りました。