2024/06/17 のログ
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」にイヴさんが現れました。
■イヴ >
「んー」
「むー」
「うー」
男子寮のお部屋で一人。
おっきな狐耳をぱたぱたさせながら座り机に向かう子狐。
今日は学園はお休み。
だけど宿題はちゃんとあります。
机の上に広げられたプリントと向き合って小さな唸り声をあげていました。
素直な性格なのでちゃんと真面目に取り組むけれど、人間のお勉強はなかなか難しいようで。
■イヴ >
親元を外れての生活は初めてじゃないけど。
学校に通ったり、寮暮らしなんかは初めての子狐。
いつも近くにあった安心がありません。
ちくちく溜まるものも溜まるわけで。
「あー、つかれたー…」
ぼふーん、と背後のクッションに倒れ込みました。
大きな赤い眼をこすりこすりしつつ。うーん、とごろごろ。癒やしが足りない。
「かわいくておっぱいおっきい女の子とえっちしたいな…」
これは決してこの子狐が欲望に塗れているのではなく、
常にそういう環境で暮らし育てられていた弊害である。
文句は甘やかしすぎた母狐に言ってください。
■イヴ >
天日干ししたばっかりのクッションからはとても良い香りが漂って。
顔を埋めているとすごくお昼寝欲求が湧いてきます。
ゲームもしたい。お外にもいきたいし、お昼寝もしたい。
一人でお勉強する空間はあまりにも小さな子狐には誘惑が多いのです。
完全にお勉強への集中力も切れてしまったし、ごろごろしながら、もふもふ尻尾の毛繕い。
男子4人の部屋だとすぐにホコリなんかがついてしまうから綺麗に手入れしないといけません。
はっ…いけない。
宿題は明日までのものもあったはず。
えいやっと気合を入れて起き上がって、再び机に向かいます。
■イヴ >
お話を読んで、感想を書いたり、登場人物の気持ちを考えたりするお勉強。
こんなのもあるんだ。と少しびっくりしたけど今はもう慣れたもの。
「もてぃもてぃの木」
誰もいないので、声に出して朗読します。
■イヴ >
ちっちゃな子供と優しいおじいさんの物語。
とっても臆病な子が頑張って勇気を出し、その優しさや思いやりによって物語が進んでいく。
「子供がもてぃもてぃの木の実を食べると身体がもてぃもてぃになって、おもち人間になりました」
ちょっとホラー要素もあるみたいでした。
一人で詠むにはちょっとこわい。
寒気がして、ぶわ、としっぽのモフさがアップ。
■イヴ >
問:おもち人間になった子どもの気持ちを書きなさい。
「えー、そんなこと言われても」
おもち人間になった子どもを見て、優しいおじいさんは醤油…と呟きました。
ちょっと意味がわからないけど、なんだか底冷えのするような寒気がしたものです。
「うーん……"元に戻りたい"…かな…?望んでなったワケじゃないもんね」
サラサラ。
答案を書いていきます。
普通の人間に戻れたら、おじいさんからかけられる圧もきっと消えるはず。
お正月用のおもちはなくなっちゃうけど、それでおじいさんのいのちが救われるかもしれません。
■イヴ >
物語の続きはもうそろそろ怒られそうなので書きません、
「みんな幸せで良かった~」
不安に思ったようなことなんてなかった。
素晴らしい物語でした。
子狐の片目に浮かんだちっちゃな涙を拭います。
問:おじいさんは最後にどんな気持ちになりましたか?
でも問題は、難問です。
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」に神姬さんが現れました。
■神姬 >
――こんこんこん。
ちょっと控えめなノックの音。
ちゃんと許可をもらって遊びに来たけれど、周りは男の子ばかり。
視線が集まってしまうとそわそわしちゃうのです。
「い、いぶくぅん……」
お部屋の外から呼びかける声も、なんだか控えめになっちゃいます。
まだまだ慣れない場所なのもあるんでしょう。
おどおど、ふえぇと、言った様子で、お部屋の扉を弱弱しくノックするのです。
■イヴ >
「? はぁい」
ノックの音に反応。
あれ?
お客さんかな。
ルームメイトなら普通に入ってくるだろうし。
「今でまーす」
ぱたぱたと部屋の入口に到着すると…ものすごく聞き慣れた、でもなんだかか細い声。
「あれ…?」
もしかして、と。
知ってる声なら、特に警戒なんかもせずにドアを開けて───。
■神姬 >
「あっ」
かちゃん、と扉が開いて、大好きな旦那様の顔が見えますと、ぱぁっと花咲くような笑顔が浮かびます。
「いぶくんだぁ~っ!」
とっても幸せそうに、あまぁい声を出しながら、出迎えてくれた男の子に抱き着いちゃうでしょう。
だって、世界で一番大好きな男の子ですもの。
仕方ないですね。
■イヴ >
「わぁっ!?」
開けた途端に花咲く笑顔。
そしてむぎゅーっと抱きしめられて。
しばらく足りなかった癒やしがそこにありました。
「ど、どしたの神姫。ココ男子寮だよ~?」
わたわた。
胸元からすぽっと顔を出して、眼を丸くして見上げます。
■神姬 >
「えへへぇ、あのねっ?
いぶくんに会いたくて、遊びに来ちゃった!」
ちゃんと管理人さんには、今にも泣き出しそうな顔で必死にお願いして許可をもらってるのでした。
管理人さん曰く、罪悪感に勝てなかった、そうです。
「だからねだからね、ちょっとだけ、いぶくんと一緒にいたいのっ!
ほんとはずーっと一緒にいたいけど……」
むぎゅーっとして、頬っぺた同士をぷにぷにすりすり。
「そのね、あのね、お部屋、入ってもいい?」
なんて、ちょっとだけ不安そうにたずねちゃうのです。
■イヴ >
「(一応女人禁制だった筈なのになあ)」
でも許可が出たっていうことなら、きっと良いのだろうと。
何よりこの子は家族であるし。家族なら、きっと大丈夫でしょう。
きっと寂しかったんだなあ…なんて思いながら。
「わぷぷ…学校とかで色々お勉強もしなきゃだし。
ボクと神姫が一緒にいたらずーっとくっついて過ごしちゃうでしょ…?」
でも、ちょっと自分も癒やしを求めていたし…今日くらいはいいかな。そう思って。
「ん。いいよ。でもボクだけのお部屋じゃないから、あんまりモノ触ったりしちゃダメだよ!」
好奇心旺盛な彼女に一応の釘をさして、お部屋の中へ。
…このタイミングで誰か帰ってきたらびっくりしちゃうなあ、なんて思いつつ。
■神姬 >
女人禁制だというのに、強引に許可を勝ち取ったのでした。
とはいえ、お時間限定の許可なので、あんまり長居は出来ない事になってるのですが。
「あうー……そうだけどぉ。
でも、偶はいぶくんと一緒にいたいもん~!」
色んなお勉強のために辿り着いた場所とはいえですが。
やっぱり大好きな男の子とは、いつでも一緒にいたいのですね。
「わ、やったぁ!
うんうんっ、ちゃんと大人しくしてるねっ。
えへへっ、久しぶりにいちゃいちゃできるねっ!」
小さな旦那様のお手てをしっかり握って、お部屋の中におじゃまします。
知らない男の子たちの部屋からは、色んな匂い、色んな知らないものにわくわくして、目を輝かせちゃいます。
■イヴ >
「それはボクも一緒だけど~」
尻尾をふわんふわん揺らしながら、お部屋の奥に案内します。
二人がけくらいのソファがあって、テーブルがあって、クッションがあって。
あとはそれぞれのパーソナルスペースと二段ベッドが二つ並ぶ寝室。
初めて見る生活空間は新鮮なのかな。
眼をキラキラさせている神姫を見ながらそんなことを思って。
「お茶出すね。ソファ使っていいよ~」
冷蔵庫をがさごそ。
冷えた麦茶がペットボトルにありました。
程なくしてコップを二つ抱えて戻ってくると。
「にしてもまさかこの部屋に来るなんて…そんなに寂しかった?」
悲しい思いさせちゃったかな、とちょっと心配しつつ。ソファに隣あって座りましょう。ぽふ。
■神姬 >
「えへへぇ、はぁ~い」
ぴょん、とソファに座って、コップを持ってきてくれる男の子を待ちましょう。
「うんっ、す~~~~~っごい寂しかった!
だってだって、いぶくんと、しんこんりょこー?
出来ると思ってたんだもん~」
ちょっとだけ、むすーっとしながら、ぷくっと頬っぺたを膨らませちゃいます。
でも、隣にやってきてくれた男の子にむけて、両手を大きく広げます。
お膝の上に来てほしそうに、じぃ~っと、赤青の視線を向けちゃいます。
■イヴ >
「学校のこととかをお勉強しにいくんだよ、ってちゃんと言ったのに~」
むっすりふくれっ面の女の子。
母狐の教えにより、女の子は絶対に泣かしてはいけません。
泣かすより鳴かせなさい、が母の教え。
なので、そんな顔をさせてしまった時は、男の子のほうが悪いのです。
「新婚旅行だったらお勉強とかとは関係なく行きたいなぁ。
神姫はこの島が新婚旅行でもいいの…?」
両手を大きく広げた彼女のお膝元にもふんっと収まる子狐。
きっといつもこんな感じで過ごしているんでしょう。
「それならそれで、色んなところに遊びに行くのもいいね」
柔らかな感触に包まれて、落ち着くにおいがする。
とってもリラックス。
■神姬 >
「それはわかってたけど……むぅ~」
学校、という文化を学びに行ってみよう! ってお話しはちゃんと聞いていました。
でも、住む場所が一緒じゃないとは思っていなかったのでした。
それもきっと、義母さんのはからいなのかもしれません。
放っておいたら、ずぅーっと二人はくっついていてしまうでしょうから。
「えへへぇ、いぶくんのにおい~♪」
お膝の上でだっこして、おひさまの様にほかほかな、大好きな匂いをたっぷり堪能しちゃいます。
「んんとね、偶はね、いぶくんと一緒なら、どこでも嬉しいのっ!
だからねだからね、面白そうなところ見つけたら連れてって欲しいなぁ。
それとそれとっ、いぶくんのお友達にも会ってみたーい!」
お日様の匂いの男の子、その頭にすりすりとお鼻を擦りつけて、とっても可愛いお耳に、ちゅっとキスをしちゃいます。
ゆったりとした、大好きがたっぷりの愛情表現です。
■イヴ >
むぅ、と唸っていたけれど。
収まるところに治まったら一転、ご満悦な声。
背後から抱きしめられてもふもふ。
くすぐったさに狐耳をぱたぱたさせて、大きな赤い眼が細まって。
「そっかぁ。ボクもまだまだこの島のあちこちにはいってないし。
お休みの日なんかにデートしちゃうのも、イイね♪」
密接した距離感。お互いの匂いも体温も伝わっちゃうくりに密着して。
うーん、でもそのためにはしっかり宿題は済ませてしまわないといけない。
「お友達かぁ…今日は偶々ボク一人だったもんね」
3人ほど、個性豊かなルームメイトがいるけれど今日は不在だ。
色んなプラモが並んでいる、ルムメの一人のパーソナルスペースに視線を向ける。
……女の子にアレ触られるの嫌がるんだろうなあ。
■神姬 >
「わぁっ、でーとっ、でーとっ♪
にへへ……えっとえっと、『うみ』って場所があるんだよね?
行ってみたいなぁ~」
ぴったりとくっついて、男の子のお腹に手を回して、むぎゅっと。
男の子のふわふわ尻尾に半ば埋まりつつ、男の子の頭の上にぽよんと顎を載せました。
「うんうん、だって偶、まだお友達出来てないんだもん。
……お話ししようと思うと、なんだかドキドキしちゃうの」
それは、底抜けに明るい女の子にしては、ちょっと珍しい言葉かもしれません。
どうやら、学校で気になるヒトに話しかけようとすると、緊張しちゃうみたいです。
「ふにゅぅ……それよりいぶくん、なにしてたの?
お勉強中だったの?」
男の子の頭の上から、テーブルの上を不思議そうに眺めるでしょう。
■イヴ >
「海かぁ。もうすぐ夏らしいし、とってもいいかも♪」
知識でしか知らないだろう、海。
二人で行ってみるのも面白そう。
相変わらず好奇心たっぷりの女の子だ。
「あれ、そうなの?
向こうではお友達いっぱいいたのに」
ちょっと意外。
少しずつ、あの頃から変わってきた部分もあるのかな、なんて考えて…。
もっふもっふ。お手入れをかかさない魅惑のもふ尻尾。
きっと抱きかかえてるだけでいい気持ち。
「そうそう。決められた文のお勉強をしないといけないんだー。
出来ないと、怒られちゃうんだよ」
■神姬 >
「うん……なんだかね、ドキドキして、そわそわしちゃうの。
おともだち、沢山作りたいなぁって思うけど、なんでだろう」
それはきっと、自分がちょっと特別な体質だってよく知ってしまったからかもしれません。
そして、それがうっかり誰かを傷つけちゃうかもしれないって学んでしまったからかもしれません。
それとも……誰よりも愛しい、特別な愛を知ったからかもしれません。
無邪気過ぎた頃に比べて、少しだけ、大人になってしまったのかもしれません。
「んにゅ……あ、これ、偶も昨日やったよー?
面白いおはなしだったよねー。
んーんー……いぶくんは、おじいさんがどう思ったと思うの~?」
だーいすきな、愛する旦那様が、どんな風にこのお話を解釈するのかなあと。
特別なヒトの考え方を知りたい好奇心を隠さずに、愛しいお耳にちゅっちゅと悪戯しながらたずねちゃいます。
■イヴ >
「うーん、どうしてかな?
でも神姫はとっても可愛いから、何もしなくてもお友達が寄ってくると思うな~」
別にフィルターがかかった意見でもなんでもなくて。
そう思ったから素直にそう口にする。お子様の特権。
彼女が少し大人になったけれど、子狐はまだ子狐のまま。
それでもちゃんと男の子として、この子を守る意思だけはしっかりあります。
「わふふ。くすぐったいよぉ神姫
うーん。『お腹すいた』かなって思ったんだけど~」
それにしては答案枠が広くて、違うんじゃないかと思えてくる。
実際には正解なんてない、考えることが重要といった類の問題なのだけれど。
くすぐったくて。耳がぱたぱた。
■神姬 >
「ほえ。
そうかなぁ……そうなのかも?
偶はいぶくんのお嫁さんだから、世界で一番かわいくなるんだもーん♪」
えへへ、と笑いながら、男の子の言葉から優しさが伝わってきてとても嬉しくなっちゃうのです。
そして、その優しさを受け取ると、なんだか頑張れるような気持になるのですから、とーっても不思議でした。
「えへー♪
いぶくんのお耳かわいいんだもーん♪」
ちゅっちゅ、すりすり……時々いたずらするように、はむっとしたり。
ここぞとばかりにいちゃいちゃと、愛情表現をたーっぷりしちゃうのです。
……きっと一人部屋だったら、あっという間にえっちな展開になっちゃっていたかもしれませんね?
「んふふっ、『お腹空いた』っておもしろーい!
でもでも、おじいさんはどうして『お腹が空いた』って考えちゃうの?」
そんなふうに、ふんわりとおたずねするのですね。
■イヴ >
「そうそう。ふふー、周りにやっかまれちゃうかもー?」
世界で一番かわいくなる、なんて嬉しそうに言う女の子。
ずっと笑ってくれてる、この子を悲しませたくはないなあ、と。
男の子なりに今後も頑張ろうという気持ちにさせてくれる。
「むぅ…もう~。神姫だからいいけど!」
お耳ぱたぱた、キスされたりはむはむされたり。
それに反応するようにピンと立ったりぱたたっと動いたり。
「えー、だってお話読んでたけど一度もおじいさんご飯食べてないもん」
単純に物語に必要のない描写を省いているだけなのだけど。
そこまで考えの及ばないお子様の感想なのでした。
■神姬 >
「ほええ?
やっかまれちゃう?」
よくわからない、という様子で、不思議そうな声をあげるのでした。
なにせ、本人があまり『嫉妬』という感情を理解していないし、ほとんど持っていないのです。
「ほえ……あ、そう言えばそうかも?
それじゃあ、きっとおじいさんは、お腹いっぱいにご飯食べたいのかなあ。
どんなご飯たべたいって思ってるのかなあ」
うーん、と男の子と一緒に考えながら、問題文のお話を眺めていますね。
ここで、自分の答えを教えないところが、ちょっとだけ男の子よりお勉強が出来るお姉さんなところでした。
■イヴ >
「ふふふ。神姫はわかんなくてもだいじょーぶ♪」
そこは深くは言葉を向けない。
それが彼女の良さだし、可愛いところだから。
「うーん、やっぱりおもちがたべたかったのかな?おしょうゆー」
そんな受け答えをしていると、少しうとうと…。
柔らかいし、気持ち良いし、お昼寝もしたかったし…。
おまけにとっても癒やしてくれるものだから、リラックスすしぎて。
それでもせっかく自分に会いにやってきてくれた女の子がこうしているのに。
いけないいけない、とお目々をこすりながら。