2024/07/11 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に黒羽 瑠音さんが現れました。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に夜合 音夢さんが現れました。
■黒羽 瑠音 >
「せいっ」
「すぅ~~」
「せいっ」
肩から先を~~一つに!
肩から先を~~一つに!
緋月さんに教わった素振りをする私
ルームシェアをしてるから広めの部屋、なので室内でも素振りの場所は確保できたのはラッキーだったなぁ
「せいっ!」
「ふぅ、後10回……」
桐の木刀をゆっくりと振る
之を使って1セット30回の素振り、それが最近の私の日課だった
一応、ネットとかでもトレーニング方法を調べたりはしてたり
「せいっ!」
でも、一番はその内ちゃんとした所で習ってみる事だよね、なんて頭の片隅で思いつつ、タイミングを掴めないでいるのでした
■夜合 音夢 >
「ただい……、………?」
散歩を終えて部屋に戻ってくると、奥の方からルームメイトの声がする。
ここで息を潜める必要は一切ないのだが、つい普段の癖で足音を殺して声のした方へ。
すると、何やら木刀を規則的な動きで振っている姿が見えた。
「……何してるの?」
そう声を掛けた時には、刀が届くか届かないかくらいの距離まで近付いて。
集中していたのなら突然のことに驚いてしまうかもしれない。
■黒羽 瑠音 >
「すぅ~~」
「せいっ」
「すぅぇりゃ!?」
突然目の前に音夢さ…音夢ちゃんが現れた
思わずすっぽ抜けそうになる木刀を追って体がゆっくり前のめり
そんな無理な動きの結果
「よ、よけてぇっ!?」
そのまま音夢ちゃんに向けて倒れ込みそうになる私、せ、せめて受け身を取らないと!?
そう思って体を捻ろうとするわけだけど――
■夜合 音夢 >
「っと……」
素っ頓狂な悲鳴と共に、体勢を崩した瑠音がよろめいてくる。
しかし、そこからの音夢の行動は冷静かつ素早かった。
重心を僅かに逸らす最小限の動きで突き出された木刀を躱し、横に回り込む。
木刀を持つ腕を掴み、無防備な胴へと手を差し入れ、倒れないように支える。
瑠音の側が空中で体を捻ったなら、仰向けで腕の中に納まるような形になるだろう。
「驚かせてごめん。大丈夫?」
こちらにも非があるので、申し訳無さそうに顔を覗き込む。
■黒羽 瑠音 >
「ひゃぉっ!?」
あ、いま滅茶苦茶情けない声が漏れた
気づけば、私は音夢ちゃんに抱きかかえられる姿勢になっていた
――きゅん
いやきゅんじゃないが
「え、えっと、いや、音夢ちゃんこそ、怪我がなさそうで何より――」
「っていうか、今の動きすごっ!良く見えなかったけどまるで漫画みたいな動きしてなかった!?」
覗き込んでくる音夢ちゃんに対する照れ隠しも兼ねて、今の動きへの驚きを全身で表現する
「……へへ、えっと」
「ちょっと最近始めた素振りの練習してたんだけど、集中してて全然気づかなかったんだよ~」
でもやっぱり、まだちょっと気恥ずかしいので頬をなでつつさっきまでやっていた事を説明したり
なお、まだ腕の中で抱かれたままである、私を受け止めても全然体幹?ずれてないし、音夢ちゃん鍛えてる人なのかなぁ
■夜合 音夢 >
「私は平気。止まって見えたし」
日常生活でまず出てくることのないであろう言葉。
実際、冷や汗ひとつ見当たらないあたり平然としているのが窺える。
ルームメイトを抱きかかえている状況への嬉し恥ずかし的な反応も皆無だ。
動の瑠音に対して静の音夢。余計に慌てっぷりが際立つかも。
「素振り……鍛えてる?」
とはいえ、いつまでも抱いているわけにもいかない。
そっと立ち上がらせて解放しつつ、木刀に視線を向けて。
■黒羽 瑠音 >
「止まって……」
「もしかして音夢ちゃん、異能関係なく身体能力凄かったりする?」
漫画とかアニメでしか聞いたことない言い回しが出てきた……っ
頭の中で「か、かっこいい……」という言葉が回りつつ、降ろされる
「う、うん、最近ね といっても始めたばっかりだけど」
「一応振り方は教えてもらったけど、他のトレーニングとかは自分でやってるだけだし」
木刀に同じく視線を向ける
「自分から危ない事に首を突っ込むつもりはないけど、向こうから来ることもある訳だよね?」
「そんな時に逃げるくらいは出来たらなって、一応お守りとかは貰ってるけど、やっぱり最後は体が資本だと思うし」
そういって桐の木刀――素振り用のものを見せる
「之も素振りのやり方を教えてくれた、緋月さんって人に貰ったんだ」
■夜合 音夢 >
「ん、私もそれなりに鍛えてるから。
身体が追い付かないと、憑依させても意味ないし」
むんっ、と力こぶを作るようなポーズ。腕まくりとかはしないが。
実を言うと、異能で動物霊を憑依しても身体能力が劇的に向上するわけではない。
たとえばチーターの瞬発力を得たとして、肉体が貧弱だとあっという間に脚が壊れてしまうだろう。
使いこなすためにも身体を鍛えるのは必要な事なのだ。
「なるほど、護身術……」
そういった理由なら納得できる。
現在進行形で危ない事に巻き込まれている、とかでないなら安心だ。
改めて木刀に目を向けつつ、先程の様子を思い出して。
「木刀の扱いは詳しくないけど、基礎トレーニングなら付き合えるよ」
■黒羽 瑠音 >
「お~~」
「それなり……」
それなりというのがどの程度なのかは分からないけれど、私にとっては今のところ大先輩なのは間違いない
力こぶを作る音夢ちゃんの腕を思わずじーっと観察してみる
うーん、綺麗な肌
「そうそう、護身術、後はちょっと度胸はつけたい、かな?」
「咄嗟に動けないと何もできないしね、さっきもそれで倒れそうになっちゃったし」
あははー、と頬をかきながら木刀を握り直す
「こう、して… 1セット30回、まずはそれを目安に、慣れてきたら回数や、木刀の素材を変えて……」
「って教わったんだ、今日の分は丁度終わるところだったけど」
あ、思い出したら汗をかいてるのを思い出した、手元に置いておいたタオルで額を噴く
というか汗まみれで抱かれた事になるなこれ、余計に恥ずかしいんですけど!
「本当?私も音夢ちゃんみたいな動きが出来るように……何ていうつもりはないけれど」
「一人でやるの、結構辛いんだよね、一緒にトレーニングする人がいるだけで違う気がする」
「折角ならお願いしてもいい?普段トレーニングってどんなことしてるの?」
スポドリとレモンの蜂蜜漬けなら用意できるよ!と続けながら一先ず木刀を仕舞って、音夢ちゃんに質問する
よし、友達と一緒ならいつもより頑張れる気がする!
■夜合 音夢 >
「……?」
小さく首を傾げて、じっと観察されている。
見るからに筋肉ムキムキ、という感じでもなさそうだ。
「いい先生に教わってるね」
瑠音のような少女でも無理なくできる回数設定、段階を踏んだ鍛え方。
コツコツ続けていれば、確かな成果を得られるだろう。
これを教えた緋月という人物の評価が人知れずアップした。
「普段はジョギングとか、腕立て伏せとか。
腕立て腹筋は部屋でもできるからオススメ。
素振りの後だし、軽いストレッチとかでもいいけど」
本当に基礎の基礎といった内容だが、基礎こそ最も大事なものだ。
音夢の場合、それを幼少期から続けているから今こうなっているだけで。
汗の具合からどの程度運動したかを察してクールダウンも提案しつつ。
■黒羽 瑠音 >
「うーん、見た目じゃ判断できないのは今の世の中とーぜんだからなぁ」
うんうん、と頷く、私も正直ムキムキにはなりたくないし……うん
「あはは、一度会っただけだから先生っていっていいか分からないんだけどね」
「緋月さん、まだ学年が決まってないけど生徒っていってたから、私か音夢ちゃんと同級生になる可能性もあるかも」
「成程……そうだね、ちょっと疲れたしストレッチからやってみよっかな」
「腕立ては……うん、あしたからがんばる」
腹筋と腕立ても経験はそれなりにあるけれど、素振りの後となるとまだちょっと大変そうだ
筋肉痛はしょうがないとして、余り無理をし過ぎて勉強に差し支えるのは控えたいのである、日和ったわけじゃないよ?
「一応空手はやってたんだけど、学校のスポーツクラブくらいだったからなぁ」
「本格的なのはぜーんぜん、ストレッチも……えーと、こんな感じ?」
取りあえずクッションの上に座って、大きく伸びをして筋肉を伸ばしてみる、ふぅ~~~
■夜合 音夢 >
「会ったばかりでもしっかり教えてくれるって、いい人」
学年が決まっていない、ということは外部から来たのだろうか。
音夢は3年生なので、同級生なら必然的に最上級生ということになる。
どんな人物だろうか……と思いを馳せつつ。
「ん、分かった。それじゃあストレッチで」
鍛え始めの内は特に、無理に鍛えてもいいことはない。
大事なのは継続。筋肉痛で苦しむことがなくなってからが本番だ。
クッションへ向かう瑠音に続いて隣に腰を下ろす。
「そうそう。使った場所を伸ばすような感じで……んんっ」
こちらは両膝をついた姿勢から腕を前に出し、お尻を突き上げて伸びのストレッチ。
そう、ご存知(?)猫の伸びポーズである。
ちなみにスパッツを履いているので安心かつ無防備。
■黒羽 瑠音 >
「うん、いい人で、優しい人って感じがしたよ、私の方の用事にも快く付き合ってくれたし……」
こくこく、と頷きながらあの日の事を反芻する
今思えば結構ぐいぐいいっちゃってたかも、と思ったりしたり
「あ、それ母さんがテレビ見ながらやってたやつ」
「私も…… ん~~っ!」
音夢ちゃんの真似をして私も伸びポーズ、お尻をあげて……ぐいっ
伸び~~~ぐいっ
「なぁ~~ぉ~~~」
何て猫の鳴きまねをしながらぐいーっと伸びる、音夢ちゃんと比べると流石にぎこちなくなっちゃってるけど
できる限り猫の気持ちになりきって背中を伸ばしてみるのです
「ふぅ~~」
友達と一緒にリラックスしてストレッチをする時間、適度に効いているクーラーが心地よい
「うーん、音夢ちゃんのほうが流石に様になってるなぁ」
「猫を憑依させてると、そういうポーズとりたくなったりとかするの?」
余裕が出てきたのでそんな事を冗談めかして聞いてみたり
■夜合 音夢 >
「瑠音が懐くのも納得」
うんうんと頷いた。
見えない尻尾を振っているのが見えるようだ。
「別に鳴き真似は必要ないけど……」
そして秒で梯子を外してくる。
猫の真似がしたくてポーズを取っていたわけではないらしい。
逆に言えば、素でこれが出たということでもあるが……
「しばらく憑いてると、四つ足の方が楽に思えてきたりはする。
流石に外でこんな隙だらけの格好しないけどね」
床に胸を着けた体勢のまま顔だけ上げて。
それだけ音夢もまたリラックスできているということだろう。
■黒羽 瑠音 >
「懐くってなにさー、いや、まぁ実際いい人だな~ってなったけど」
くすくす笑いつつ、必要ないと言われると思わず_(┐「ε:)_ズコーッとそのまま倒れてしまう
「そ、そこは指摘してくれなくても……!」
「でも、そーいうのってやっぱりあるんだ、こう、心霊番組とかで憑かれてる人みたいな……」
「いやー流石に外でやってたら止めるよ、友達として、別に家の中ならいいと思うけど」
ずこー状態から身を起こしつつ、言われたことに思いを馳せる
頭の中で四つん這いで機敏にかけまわる音夢ちゃん
……いけないいけない、いろんな意味でお外にだせないよそれは
「流石にこの暑い中で外に出る気にもならないし、今日はトレーニングしたらお家でのんびりしようかな」
「音夢ちゃんがよかったら何かゲームでもする?実家から持ってきたゲーム機ならあるけど……」
何て遊びのお誘いをしつつ、引き続きストレッチの続きである
筋肉痛よ、明日の私を襲うなよ!と心を込めてやるのである
■夜合 音夢 >
「やってる事は降霊術だから。
長く憑依させてると、だんだん霊の方に引っ張られてくる」
まさしく心霊番組で取り上げられるような話題である。
場合によっては本当に四つん這いで駆け回りかねないということで―――
猫だからほのぼのした感じになっているが、冷静に考えるとぞっとしない話だ。
「まぁ、野良猫と一緒に昼寝したりはするけど……」
それは十分に無防備なのでは?
「ゲーム……私、そういうのあんまりやったことない。
遊ぶ相手も居なかったし」
ストレッチもそこそこに、ごろんと寝転がりつつゲームに興味を示した様子。
■黒羽 瑠音 >
「所謂イタコさんがやるやつだよね、ああいうのも本当にあるんだなぁって実感……」
「うーん、物凄い想像ができる、でも日向ぼっこは私も好きだな」
「公園の芝生でぐてーってするの、流石にこの時期だと暑いけど」
野良猫と一緒に丸くなる音夢ちゃん、想像つきやすすぎる……
「お、なら私が教えてあげよう!トレーニング付き合ってくれたお返しってことで?」
「何がいいかな、アクション、あーるぴーじー……反射神経良さそうだし、格ゲーとかだと直ぐ負けちゃいそうだな―」
やる気の音夢ちゃんにどんなゲームを進めようかと考えつつ、また大きく体を逸らす
「んしょ~~…… はふ」
そして一通り終われば私も並んでごろんと転がり、息を吐いた
うーん、平和である
■夜合 音夢 >
「猫に聞けば、いい感じの日陰とか教えてくれる」
日向ぼっこをしていたら干からびてしまいかねない季節。
風通しが良くて陽の当たらない場所なら涼しく過ごせるらしい。
「瑠音が得意なのでいい。教わりながらやりたいし」
初見のゲームを二人でああでもないこうでもないと遊ぶのも悪くないけれど。
「お疲れ様。飲み物入れてこようか?」
ストレッチが一段落すれば、おもむろに立ち上がって。
これから遊ぶにしても水分補給は必要だろう。
■黒羽 瑠音 >
「おぉ… それっぽい活用法!」
目を輝かせてしまう、というか動物と話せること自体が素敵度相当高いからなー、いいなーとどうしても思ってしまうのだ
「ふむ、じゃあアクションだね!ふっふっふ、音夢ちゃんと沼に沈めてあげよう」
得意なゲームの候補を脳内に浮かべつつ
「あ、じゃあおねがーい、流石にちょっと体がぐてーってなってるから……」
「スポドリとー、作っておいたはちみつレモンも入ってるからすきにたべてー」
ころん、と仰向けに転がって完全にリラックスモード、運動着じゃなかったら大分はしたない動きではある
とはいえ、此処は女子の無礼講エリア、このくらいは許されるでしょう、誰も見てないし
■夜合 音夢 >
「カラス達は高いところに詳しいし、物知りだよ」
動物会話、活用の幅は広い。
真似したくても真似出来るものではないのが難点だが。
「沼に沈める……? そういうゲームなの?」
言葉通りの意味と受け取って疑問符を浮かべた。
首を傾げながらキッチンへと向かい、冷蔵庫の中身を確かめる。
はちみつレモンのタッパーとスポドリのボトルを取り出し、コップを手に瑠音の下へと戻った。
「はい、瑠音の分」
起き上がるのを待ってからコップを手渡しつつ、タッパーを手近なローテーブルの上に置いて。
試しに一枚、薄切りのレモンをつまんで口へ運んだ。
はちみつの甘みとレモンの酸味が広がって、ひんやり心地良い爽やかな味だ。