2024/07/12 のログ
■黒羽 瑠音 >
「うーん、カラスは頭いいって聞くもんね」
「確か車道に殻が堅いものを投げ捨てて車に割ってもらうとか……」
うんうん、と頷きながら聞く
「うーん、そういう場面もある意味あるかも……いや、言葉の綾だけどね?」
「お、ありがと~~」
受け取ったスポドリをごくりと一気に飲み干して
「ぷは~~~!」
一気に息を吐く、ちょっと親父くさいかもだけど気にしたら負けだ
「どう?母さんに昔作り方は聞いてた……といっても簡単なやつだけど」
「運動とか関係なく、この時期あると嬉しいかなーって多めに作っちゃった」
かなり保存も聞くから、みんな好きに食べていいよーって紙を貼っておくつもりなのだ
「じゃ、ゲーム用意するね~~ ふふふーん♪」
ぺたぺたと四つん這いでテレビまで移動して、がさがさとゲーム機をセットしていく
友達と一緒に遊ぶのは何時だって楽しいものだ、思わず鼻歌だって漏れてしまう
■夜合 音夢 >
「カラスを憑依させても飛べるようになるだけで、頭が良くなったりはしないけど」
成績が良くなるようなこともない。
むしろテスト中に飛び立ちたくなってしまうかも……
「ん、甘くて美味しい。栄養もありそう」
どうやらお気に召したようだ。
皆の分が無くなってしまわないよう、一枚一枚を大事に食べることにした。
そうしていると、まるでウサギかハムスターのようだ。
瑠音がゲーム機の用意をする様をその体勢のまま眺めている。
■黒羽 瑠音 >
「飛べるようになるだけで凄いからしょうがないねー」
「頭の方は地道に頑張るしかない、私も頑張り中だし」
「中学校とは全然授業形態が違うから最近やっと慣れてきたところだもん」
飛翔する音夢ちゃん、うーんファンタジー
授業に関しては中々なれるのが大変だったとちょっと唇を突き出して愚痴ってしまったりして
「でしょー、疲れた時に欲しくなる味なんだよね~」
「……ふふっ、気に入ったらまた作るからね?」
そういってゲーム機のスイッチを入れる
「ほら、こっちこっち」
並べたクッションの一つに座って、もう一つをポンポン叩いて音夢ちゃんを呼ぶのだ
「さー音夢ちゃんは何分生き残れるかな……」
なんて物騒な事を悪戯っぽくいいながら
■夜合 音夢 >
「どの動物なら頭も良くなるかな……」
ぼそっと呟いた。
どうやら成績については彼女も切実なものがあるらしい。
「ん、お願い。私もお菓子とかアイス買い足しておく」
たまに冷凍庫に増えているアイスキャンディーは音夢の仕業だ。
はちみつれもん、凍らせても美味しそうだな……なんて考えながら瑠音の隣へ。
「……お手柔らかに?」
どんなゲームだろうかと、期待半分に不安半分でコントローラーを手に。
■黒羽 瑠音 >
「ふ、音夢ちゃん、森の賢者と呼ばれる動物がいるよ」
「そう、ゴリラ……!」
昔動物図鑑で読んだ記憶である、後なんだっけ、フクロウとかもだっけ?
「わーい、あ、そういえばお菓子を買うならおススメの駄菓子屋もあるんだ~後で教えてあげるねっ」
音夢ちゃんがどんなお菓子をチョイスするのか、今からわくわくしちゃうかも
そんな事を考えながら音夢ちゃんの横で画面を見やる
「なーに、私がついてるからどーんといっちゃって♪」
でも、初見はできる限り自分で切り開いてほしいから、アドバイスも最小限に音夢ちゃんの初めてのゲームを見守るのだ
トレーニングで火照った体に飲み物が染みわたり、ひんやりと心地よく体が冷える
そんな中でともだちとまったり楽しむ一時は、きっとかけがえのないものなんだろう、と私は感じていた
さーて、音夢ちゃんのゲームセンス、見定めさせてもらうよっ♪
■夜合 音夢 >
「……! ゴリラ―――!」
"それだ!"という顔で手を打った。
しかしゴリラの霊などそこら辺に漂っているものではない。
やはり一朝一夕では成らないということなのだろう。
それ以前の問題な気もするが、この時は本気で名案だと思っていた。
「駄菓子屋……楽しみ」
オススメの店への期待もさることながら、美麗なグラフィックと壮大な音楽で始まるゲーム画面に圧倒される。
これから始まる物語の、冒険の第一歩をいざ踏み出し―――
「……!?」
開始数分で謎の生物にボコボコにされて死んだ。
現状の装備やプレイスキルでは到底敵わない、逃げるべき相手だなどと初見で分かるはずもなく。
何度も果敢に挑んでは、その度に屍を積み重ねていった。
「ぐぬぬ……っ」
瑠音が穏やかな時間を噛み締めている横で奥歯を噛み締める。
持ち前の反射神経で少しずつ敵のモーションを見切れるようにはなってきたが、一撃でも貰えば即死の無理ゲー。
途中からはもう意地で、一時間あまり挑み続けたのであった……
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」から黒羽 瑠音さんが去りました。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」から夜合 音夢さんが去りました。