2025/05/31 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に神樹椎苗さんが現れました。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に鶴博波都さんが現れました。
■鶴博波都 >
「ふぅ……。」
女子寮、脱衣室・浴室。
食事を終えて一息付き、衣服を脱ぎ終えればタオルを巻く。
「ところで、大浴場じゃなくて良かったんですか?
二人で入るには狭いかもしれませんけれど……。」
そう声を掛けながら、浴室への扉を開く。
一般的なサイズの浴槽とシャワー、それと入浴用のアニメティが並んでいる。
掃除用具の類は脱衣室に仕舞われており、余計なものは少ない。
精々、洗身用の小さな椅子ぐらいだ。
■神樹椎苗 >
きぐるみを部屋に転がしたまま、脱衣所にやってきますと。
出てくるのは、全身包帯だらけの、やたら煽情的な下着姿の小娘です。
「さすがに、この身体で大浴場行くのはマナー違反ってやつですよ。
浴槽に入れば湯も汚れちまいますし。
まあ――お前みたいに気にしないやつが多くて困りますが」
苦笑しつつ、下着をペペペっと脱ぎ捨てます。
べりべりと身体の包帯を引きはがすと、用意してもらったゴミ袋へと丁寧にダストシュートします。
「それに、嫌悪は少なくても、あんまり同情されるのも困りもんですから。
――あ、背中のジェルシート剥がしてもらえますか?」
と、自力で剥がせないわけでは無いのですが、甘えてお願いします。
ただ、すでに以前の『お泊り』で見たように。
椎苗の背中には、未だに痛々しい、無数の裂傷や火傷が、皮膚が再生されないまま残っているのですが。
古傷、と椎苗は言いますが、少女から見れば近年の傷にしか見えないかもしれません。
■鶴博波都 >
「そういうことなら……。
……ん、分かりました。今剝がしますね。」
確かに同情の視線が気になるのならここの方が良い。
傷に障らぬ様にジェルシートを丁寧に剥がして、ごみ袋の中に捨てます。
傷跡は何度か見たもの。
その新しさに違和感は覚えれど、複雑な事情があるのだろうと言及はしません。
「じゃ、浴室に入りましょうか。」
■神樹椎苗 >
「――まったく、相変わらず妙なやつですね。
しぃの身体を見たら、いつもは、もっと色々な反応されるもんですけど。
この前は聞きませんでしたが、不愉快じゃねーですか?」
椎苗の身体には、古傷が無数に刻まれているのです。
例えば首元。
その下にあるのは、まるでノコギリでも引いたかのような、崩れて塞がり切らない傷。
例えば胸部。
左肩から胸の中心にかけて、焼けただれたような皮膚が膿んでいます。
そして右胸の方には、今にもうっすらと血がにじみ出できそうな、刃傷。
例えば腹部。
左わき腹は胸にかけてケロイド状になった皮膚。
右腹からへそに掛けて、色が青黒く変色した皮膚。
他にも腕には無数の注射痕、脚には鉄骨でも貫通したかの様な前と後ろにある穴のような傷。
他にも、両手足とも、指先まで無数の細かな傷には事欠かない有様です。
「どれも真っ当な傷じゃ、ねーでしょう?」
そう言いながら、少女と一緒に浴室へ。
顔は伏せていますが、恐る恐る少女の腕を握る小さな手は、微かに震えていたかもしれません。
■鶴博波都 >
「不愉快じゃないですよ。」
眺めることしかできない傷跡の数々。
それらに痛ましさは覚えれど、不愉快には紐づかない。
「むしろ……なんで、しぃちゃんの傷で他の人が不愉快になるんですか?
ショックを受けたり、痛ましさは覚えるかもしれないですけれど……
……それを不愉快だ、と排することは無いと思います。」
「それに、入浴は清潔にするためも大事なことですから。
まずは身体を洗いましょう。しぃちゃんは普段、どんな風に身体を洗っているんですか?」
浴室に彼女を迎え入れてから、普段の洗い方──手順を聞きます。
■神樹椎苗 >
返ってくるのは、当然とでもいうような、虚飾ではない言葉なのです。
わかっていた事ですが――それが嬉しくなってしまうのも、無理ない事でしょう。
「――まったく、これだからぽっぽやは困ったやつなんです」
そう言いながら少女を見上げた表情は、年相応に愛らしさがある笑顔です。
少女の腕に嬉しそうに頬を寄せちゃいます。
「ん、あんまり特別な事はしてねーですよ。
ただ、表面に出てきちまうもんだけ洗い流したり?
まあ流石に垢擦りなんかで擦られると痛くはありますが、悪化する事はねーですから」
つまり、ざっと洗い流してあげれば大丈夫そうです。
以前もそうでしたが、洗って貰えるのが嬉しいのか、鼻歌混じりで、いい子にお座りしちゃいます。
■鶴博波都 >
「えへへ、良く言われます。」
それがどういうことなのかはその時々にもよるのだけど、
少なくとも今は悪いものではないのだろう。
目の前にある純粋な笑顔を認めれば、そう思う。
「じゃあ、刺激しないように手で洗いますね。」
洗身タオルを使うのは避けた方が良さそうだ。
まずは頭から丁寧にシャンプーで洗い、リンスで整えることにする。
「痛かったら言ってくださいね。」
後ろに立てば、子猫を綺麗にするおしごとがはじまります。
■神樹椎苗 >
「んふふ、くすぐってーですー」
頭を洗ってもらい始めれば、身体を揺らして、とってもご機嫌です。
しかし、そうしていると、後頭部に当たるとても柔らかなもの。
「――――」
くるり。
仔猫は体を反転させて、少女と向かい合います。
視線の高さ的に、とある部分にばっちり目が合うのです。
そして、仔猫は据わった目で、小さな両手をのばし、わしっとその柔らかいモノを握ろうとするのでした。
■鶴博波都 >
「きゃっ!?」
流石に不意に胸を捕まれるとは思っておらず。
大胆に鷲掴みにされればその勢いで足が滑り、壁に背中を打ちます。
踏ん張る靴もなく、水とシャンプーで濡れたタイルはそれはもう、良く滑ります。
■神樹椎苗 >
「――ふにゃっ!?」
思った以上のリアクションに、一緒につるん、と。
そして、ぷにつやの、年頃の少女らしいふくらみの間に仔猫の顔はしっかりと埋まっちゃいます。
発育の良すぎる一部女子らに比べれば控えめだったが、しっかりと女性らしい体はしっかり柔らかなクッションになって、悪戯仔猫を受け止めてくれました。
「――んぅぅぅ、むぅぅぅぅ」
そのまま、少女の胸の中で顔を左右にもぞもぞさせながら、両手もむにむにと、しっかり動かしてますね?
ドが付くセクハラ仔猫でした。
■鶴博波都 >
「えっ、えっ、えっ──。」
力づくで払う訳にも、拒む訳にもいかず。
吸い付く様にセクハラを働く仔猫に、やめてと言えずされるがままに弄られています。
■神樹椎苗 >
「――むう」
戸惑う少女をしばらく弄んで。
ようやく、むすっとした顔をあげました。
「ぽっぽや、しっかり、おんならしー、からだしてていーですねー。
はついくふりょーのしぃとは、おーちがいです」
感情の抑揚がない不満そうな声が飛び出ます。
完全にただの嫉妬ですね、この仔猫。
「――とゆーか、こういう事されたら、同性でもちゃんと嫌がらないとダメじゃねーですか。
そんな可愛がり甲斐のある反応されたら――」
少女の柔らかな胸に手を置いたまま、顔を少女の首元に持っていって。
ちゃんと抵抗しないと、その綺麗な鎖骨に仔猫が吸い付いてしまうでしょう。
■鶴博波都 >
抑揚のなさから冗談のつもりなのだろうとは理解しながらも、
身の上を聞いているからこそ、安易に言葉を返せずにいました。
「……。」
続く言葉に一瞬だけ瞳を向けてから、眼を瞑ります。
吸い付かれてから、抵抗の行動や言葉はありませんでした。
■神樹椎苗 >
「ん――ふふ」
少女の鎖骨に、しっかりと赤くなる痕を付けて。
無抵抗な少女にくすくすと笑ってしまいます。
「まったく、そんな無抵抗だと――本当に襲っちまいますよ?」
そう言いながら、こんどは首筋に唇を近づけて。
小さな舌をそっと這わせてから、甘噛みするようにまたキスしてしまうでしょう。
■鶴博波都 >
大きく息を吸って、吐いて。
彼女にしては珍しく、眉間にしわを寄せます。
「……できれば、やめてって言う前にやめてほしかった、です。」
そうとだけ言って、また目を閉じました。
■神樹椎苗 >
「はむ――ん、ふふ、意思表示はしっかりしねーとですよ。
じゃないと、ほんとーに美味しく食べられちまいますからね」
そう、しっかりと首筋にキスマークを残してから、エロ仔猫は少女から離れました。
本心では歓迎してない相手に無理やり、は、仔猫の主義ではなかったようです。
「ぽっぽやは、自分が魅力のある雌だって事をしっかり認識するべきですね。
しぃが欲求不満を拗らせてたら、ほんとに食べちゃってましたよ」
今度は壁に倒れ掛かった少女の、隣から腕にギュッと抱き着いて。
セクハラではなく、いつもの甘えるような態度に戻っていました。
■鶴博波都 >
「……力づくで意思表示を引きずり出されるのは、好きじゃないです。」
かぶりを振って息を吐きます。
瞳を開けることはしません。それ程までに嫌だったのでしょう。
「それなら、そうしてくれた方がまだマシです。」
甘える態度を拒むことはせず、抱き寄せてあやしはするものの、
未だに眼を瞑ったまま、開く気配はありません。
■神樹椎苗 >
「む――」
少女の反応に、子猫の眉間にシワが寄ります。
そして、少ししょんぼりとして、少女の腕をぎゅっと抱きます。
「――ごめんなさい」
意外なことに、素直に仔猫は謝りました。
ただの悪ノリで、嫌がったらすぐにやめるつもりだったのですが。
抵抗されなかったものですから、やり過ぎてしまったのでしょう。
「その、しぃは、こういうコミュニケーションが好きな女です。
ただ、ほんとに嫌な相手にするつもりはありませんでした」
しゅん、と。
少し落ち込んだ声で、反省する仔猫です。
■鶴博波都 >
「……私が嫌ならと言うのが嫌なんです。
どうしてもって言うなら受け入れられます、けど。」
力づくで、意思表示を強要させられる。
それは鶴博波都が強く忌避することのひとつ。
「我慢できない時はしょうがないと思いますけれど……
……こういうことの判断は、わたしはあんまりしたくないです。
責任を取れませんし、背負えませんから。」
交わる意思を下すを、重く特別だと思っているが故。
この機に及んでも、そのものの言及を強く避けている。
■神樹椎苗 >
「ほんとに、真面目ですね。
でも、らしい、ように思います」
そう言って、こてん、と少女に頭を預けました。
「少し甘え過ぎました。
何でも許してくれそうで――その、嬉しかったのもありました。
着飾らないしぃを、ちゃんと受け止めてくれそうで」
そんな事を、しんみりと少女に言いながら。
ぶんぶん、と首を振って。
少女から離れると、自分の頬を両手で、パチン、と張りました。
「――むんっ、このままだと風邪ひかせちまいますね。
今度はしぃがぽっぽやを洗ってやります。
ちゃ、ちゃんと、セクハラは――少しだけにしますからっ」
最後だけ、目が泳いでいたのは、素直なのやら正直なのやら。
とはいえ、しっかり反省しているようには、見えるでしょうか。
どうやら普通に怒られるよりも、シッカリと効いたようですね。
■鶴博波都 >
「……ありがとうございます。」
何と返すべきか分からず、絞り出した言葉は謝意の言葉。
「赦すことはできますけれど、責任を取ることはできませんから。
しぃちゃんを保護して甘やかすことはできても……
……しぃちゃんの赤ちゃんを育てることは、流石にできません。」
彼女なりの喩えなのかもしれない。
やや不思議な言い回しで伝えた後、椅子に座ります。
「それじゃあ、お手柔らかにお願いしますね。しぃちゃん。
お風呂を上がったら、一緒に牛乳でも飲みましょうか。」
■神樹椎苗 >
「――赤ちゃん?」
妙な表現に首を傾げちゃいますが。
「ん、喩えでなくても。
しぃは、お前との子供なら愛して育てる自信はありますが。
ふむ、つまり、しぃが嫁入りするならアリかもしれねーです?」
なんて、斜め上の方向に指向展開する、ナチュナル発情仔猫です。
「ん、んっ――ふふん、しぃには『娘』だっていますからね。
しぃの甲斐甲斐しいお世話力をあじわうがいーのです」
そう言いながら、少女の髪を洗い始め。
その手つきは、小さな手を活かした細やかで繊細なものだったり。
時折、羨ましそうに少女の肌を神妙に撫でたり。
「――あ、牛乳なら温かいのがいーです。
あと生クリームをたっぷりとかしてくださいね」
ずうずうしい注文は、糖尿病になりそうな糖分爆弾になるのでした。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」から鶴博波都さんが去りました。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」から神樹椎苗さんが去りました。