堅磐寮(かきわりょう)は学園公営の学生寮である。
男子寮/女子寮との違いは入寮するのに「性」は無関係であるということ。
異邦人の中には「両性」「無性」など「地球」における男女の性別とは認識が異なる、あるいはそういった区別を持たない者も少なくないため、この寮が作られた。
「地球」人の男女も当然性に関係なく同じ寮内で住むことが出来、同性異性にかかわらずルームシェアを行うことが可能。
家賃がほぼ無料。
ロビー、食堂、大浴場などなど、まさに寮というような設備が用意されている。。
部屋はキッチン、ユニットバスなどが備え付けられている。特に学園側から監査があるわけでもないので部屋を好きなように改造している生徒もいるという。
一人部屋から二人部屋、など部屋の種類は豊富。
参加者(0):ROM(2)
Time:02:32:33 更新
ご案内:「堅磐寮 ロビー」からマトさんが去りました。
ご案内:「堅磐寮 ロビー」から蘇芳 那由他さんが去りました。
■蘇芳 那由他 > ここで猥談とかになる危険は回避されたようだ――そこはマトさんの認識がしっかりしていたからこそだろう。
まぁ、少年もそういう話題に興味が無い訳ではないが、初対面でかます話題では無いだろうから。
「……僕みたいにガワが平凡だと地味に耳に痛い話ですけど…でも、確かにそうですね。」
なまじ肌が色白な以外は本当に地味で目立たない見た目な少年だ。
コンプレックスなんて大袈裟なものではないが、中身を出力するにはちょっと足りない所もあるかもしれない。
…なんていうのは、少年が自分に『自信』がまだ無い証左なのかもしれないけれど。
「…まぁ、正直言うと自称でしかないんですけど、僕は『凡人』…当たり前で普通の感情や感性を忘れずにいたいので。」
――なまじ、過去が殆ど無いからこそそういうものを尚更に大事にしたいと思う。
…マトさん、何ですかその悪戯っぽい笑みは?
「…そうですね、小休止も十分しましたし。じゃあ荷物を置いてきますので、少しだけ待っていて頂けると。」
よいしょ、とボストンバッグを手にソファーから立ち上がる。
案内は正直有難いので素直にそうして貰う事に。一度、また律義にマトさんに会釈をしてから…少年は部屋に向かう。
「…うーん…案内のお礼とか今度しないとなぁ。」
そして、生真面目な性分なのかそんな事を考えつつ、新たな場所で新たな友達を得た良い時間を過ごした。
■マト >
「うん、ある意味とってもふかーいお話だったよ」
こくこく、と頷く、流石に初対面の相手にそこら辺の話をするのは色んな意味で『無い』と言う認識くらいはあるようだった
「そうだね、でも、それはそれとして… 色んな『ヒト』に出会えるのはきっと楽しいと思うよ、中身も大事だけど、ヒトがその中身を出力するのは皮を通してだからね」
その違いが産むものもきっとある、だろう?何て微笑みつつ
「凡人、それはナユタの肩書かい?ーー ふふ、なら、世話のしがいがありそうだ、寧ろ願ったりじゃないか」
何て悪戯っぽくいいながら
「じゃあ、荷物を置いてきなよ、寮の中の施設、色々案内してあげるからさ、ボクは此処でココア飲んでる」
何て、軽く伸びをしてまたくぴりと少しぬるくなったココアを飲んでいる事だろう
■蘇芳 那由他 > 「…人生の教科書?…何か深いテーマの漫画みたいですね…。」
勿論、マトさんがその本の事をぼかすのならば、少年には分かる筈もないので首を傾げつつもそう解釈する。
まぁ、仮に”そういう本”の類だとしても、別にマトさんを見る目が変わる訳でもない。
…まぁ、流石にちょっときまずーい空気にはなる可能性はあるけども。この少年も年ごろ男子なので。
「…ですね、まさか入寮初日に”そういうヒト”に出会えるとは思いませんでしたが。」
ただ、この人が最初に知り合った入居者の人で良かったと思う。あまりに癖が強すぎると接し方に困るし…
かといって、淡々としているとそれはそれで何か気まずい空気になりそうで。
「――まぁ、僕も種族とか性別とかより…性格や考え方とか、そっちの相性とか…まぁ、噛み砕いて言うなら…。」
んー、と今度は少年の方が考えるように宙を見上げてから。
「…そのヒトの「中身」を見て色々判断する事にしてます。」
と、答えつつ無事に連絡先の交換も済んだ…友達、と言われて若干視線が泳いだが…うん、友達少ないんです。
「え、えぇ…こちらこそ『凡人』ですがよろしくお願いします。」
気を取り直して、そう会釈をしつつ。そして、マトさんはどうやら図書委員らしい。
図書館には偶に足を運ぶ事もあるから、馴染みが薄い訳ではない。
「分かりました、何かお勧めの本とかあったら今度教えて頂けれると有り難いです。」
なんて、ちゃっかりそんな事も頼んでいたりする。
■マト >
「えーと… あ、そうそう、漫画… 或いは人生の教科書… かな」
実はエッチな本を知らずに貰った何て、流石の彼女も言えないのであった、まぁ漫画形式である事に変わりはないので、嘘は言っていないのだが
「ふむ… まぁ、きっとこの宿にはそういったヒトが住んでいるだろうし、その内会えるかもね、事実こうしてボクには会えたわけだし」
「ボクも異邦人街には余り行った事が無いけど、祭りの時とかは面白い屋台とかも多かったって聞くね、そういう意味では興味はあるかな… とはいえ、どんな性でも、種族でも、どうあれヒトには変わりないけどね、ボクにとっては」
口元に指をあてて、うーん、と少し考える仕草をしつつ
「よし、じゃあこれで… ボクとナユタは友達だね、改めて、これからよろしく頼むよ」
連絡先交換を恙なく終わらせると、にこーっとまた満面の笑みを見せて
「最初はボクも色々覚える事から入ったしね、寮母さんにも沢山お世話になったし、気兼ねなく相談してね… あ、ちなみにボクは図書委員何だ、普段は図書館にいる事も多いから、もしそっちの方であったらよろしくね?」
■蘇芳 那由他 > 「本…漫画とか小説ですか?それとも参考書とか…あるいは魔導書…?」
マトさんがそれだけ書物を今保有しているかは分からないけど、少し心当たりがありそうな辺り、かなり貰ったのだろうか。
どうやら、相談は気軽にして良いらしい…少しだけ安堵したように息を漏らし。
「…僕の交友範囲があまり広く無いのもありますけど、両性の方に…あと無性…性別の概念とかが無い方ともおそらくほぼお会いした事は無いですね。」
両性に関しては、少なくともマトさんが初めてなのはほぼ間違いないだろう。
異邦人街については、「散策には良いですけど住むと生活様式の違いに適応できるかどうかですね…」と、肩を竦めて。
順応性は比較的高い少年だが、ファンタジーな生活様式も普通に有るであろうあちらで馴染めるかは未知数。
「…え、いいんですか?…じゃあ、折角なのでお言葉に甘えさせて頂いて…。」
こちらも携帯を取り出せば、お互いの連絡先を一先ず交換しておこうと。
何かあれば気軽に、且つ手っ取り早く連絡出来るのは矢張り色々助かるのだ。
「…まだ半年は経過してなかったんですね…でも、僕から見たらこの寮に関しては矢張り先輩ですね。」
それに、マトさんはこういうノリだと交友関係も結構広そうだなぁ、と思う。
少年も人並に社交的ではあるが、遠慮がちだったり己の自信の無さが足を引っ張る事もある。
■マト >
「ボクもそれは実感してるなぁ、友達に本を沢山貰った事もあったけど、整理大変だったし… 」
うんうん、と頷いて見せる、少し心当たりはあるらしい
相談しても?という言葉には勿論、と軽く胸を叩いて笑顔を見せる
「… あ、それもそうか… よく考えたら、ボクもボク以外の両性の子、あったことないし」
「成程… 異邦人街って所もあるけど、あそこは住む場所に出来るかって言うとまた別だろうしね、色んな種族との交流… ふむふむ、ボクがあった事があるのは… AIに、妖精に… スライム?とかかな、まぁこの寮に居る訳じゃないんだけど… あ、交流を深めるって言うならさ、取りあえず連絡先交換、する?」
指折り、自身の経験を言いながら、またココアをくぴりと飲むマト、ナユタの隣にふかっ、と座り込みつつ、スマホを取り出して… どのくらいこの寮に居るかと言われると、少し首をかしげてこう答えた
「… 5か月くらい?」
どうやら、まだ半年たってないくらいらしい
■蘇芳 那由他 > 「…どうなんでしょう?まぁ、物が多過ぎるのは整理整頓とか掃除も大変になりますし…。」
少年の場合、ちょっと少なすぎるが多過ぎるのもそれはそれで問題だ。
ミニマリズムに該当するのかどうかは彼自身は分からないが、あながち間違いでもないだろう。
「…成程…それなら、この寮で生活する上で何か困った事が起きたらご相談とかしても?」
管理人さんに話を通すのが一番なのだろうが、あの人も暇ではないだろうし。
少年が動きも表情も乏しいのに対し、よく笑いよく動く人だ…おしとやかそうに見えつつも活発で明るいイメージ。
「…と、いうか両性の方とこうしてお会いするのが多分初めてなので…接し方がそもそも分からない、というのもあります。」
そこは馬鹿正直に答える。そして、分からないからこそ両性という事実を受け入れた上でそう接する事にした。
「…僕をこちらの寮に推薦した方は「色々な種族や性別の奴らと交流してこい」みたいな事を言ってました。
…なので、マトさんも勿論含めてここの人達と出来る限り交流を深められたら、と思います。」
相変わらず表情に乏しい少年だが、小さく笑みを浮かべて会釈を改めて。
しかし、マトさん好奇心旺盛なのか何なのか距離感近い人だな…正直ドキドキする。
とはいえ、別に悪い気は特にしないのでそこを指摘したりする事は無い。
少なくとも、こちらとの会話や交流を楽しんでくれているなら…それは普通に嬉しいし。
「…ちなみにですけど、マトさんはこの寮に来てどのくらい経つんでしょうか?」
■マト >
「なるほど、ミニマリズム… って奴だね!」
恐らく最近知ったのだろう、自信満々にそう言い放つとうんうんと頷いている
「そう、ゴーレムだよ、だから『ヒト』の役に立つのが好きなんだ、ナユタも、何か困ったことがあったら何時でも相談してね、出来る事なら協力するからさ」
ふわり、と揺れるワンピースに手を添えながら、ウィンクしてみせて
「そうかい?ふふ、嬉しい事を言うんだね、ま、それならそれでいいさ」
あなたの答えは気に入ったのだろう、くすくすと、何だか楽しそうな笑い声
「へぇ、異能も魔術も無い… でも、推薦で此処に来たんだ、面白いね、しかも男子寮からの引っ越しか」
「それならきっと、ナユタも此処でしたい事が出来るんだろうね、ううん、出来て欲しいな、ボクも応援するよ!」
すっかりあなたの傍まで近寄ってきたマトは、あなたの紡ぐ言葉全てが面白い、興味深いと言わんばかりに声を浴びせてくる
くるくると変わる表情は、単純にこの会話を楽しんでいる事も伝えてくるだろうか
■蘇芳 那由他 > 「あー…僕はあまり私物が元々無かったので…あまり多過ぎても大変ですしね…。」
ちなみに、衣服すら最低限しかなかったりする。下着類と靴下、後は今も着ている学生服とジャージ、防寒着のみ。
まともな『私服』は一着たりとも持っていない…ファッションに疎いのもあるけど。
「マトさんですね、同じ寮になったご縁もありますし、今後もよろしく――…ゴーレム?」
不思議そうに瞬きを。勿論、学園の授業とか書物とかでゴーレムという存在は知っている。
が、実際にこうして会って話をするのは初めてだ。とはいえ奇異の目で見る事は無い。
くるん、と踊るように身を翻す姿にちょっと視線を逸らした。いや、ワンピースがちょっと舞い上がってたので…えぇ。
「…両性…?…あ…成程…。…んー…まぁ、マトさんはマトさんでしかないですし…。」
どちらかの性別に固定して扱うより、両性というのを理解した上で尊重する事を選びたい。
少なくとも少年はそういう考えの持ち主であり、最初こそ少し驚いたが直ぐに落ち着いた様子。
「僕は普通に人間の男子ですね。異能も魔術もありません。…ここには、後見人…保護者的な人の推薦で男子寮から引っ越してきました。」
その人曰く、「色々な人種や性別の連中と交流するならこの寮が一番いいだろう」との事。
多分、もっと見識を広めてこい、みたいなノリだったような気がする。
■マト >
くぴくぴ、とココアをゆっくりと飲む
ぷは、と小さく声を漏らして、心地よさそうに目を細めた
「そっかそっか、荷物… それだけ?少ないね、ボクみたいに身一つで来た訳じゃないなら、それなりに『ヒト』は運び込む物が多いと思っていたけれど… 」
ぱちくり、とボストンバッグを再度みやってから、あなたが名乗ったのを聞いて、此方もぱぁ、と笑顔を返し
「ボクはマト、同じ一年生で… 人造生命体だよ、よろしくね」
くるんとその場で回る様にする彼は、その途中で、あ、と呟いて
「いけないいけない、ちゃんと此処ははっきりしておこう… ボクは『両性』何だ、だけど『ヒト』にはそういう存在はすくないからね、ナユタがどちらかの性別として扱いたいなら、それでもかまわないよ」
「これ、友達に伝えてなかったせいで一度吃驚されてね… それから、ちゃんと挨拶の時は伝える事にしてるんだ」
何故だかちょっと得意げに後ろ手に手を組んで、首をこてりと軽く曲げて見つめてくる
「ナユタは… ぱっとみ男の人に見えるけれど、堅磐寮に態々入るって事は何か事情があったりするのかな?」
■蘇芳 那由他 > 「……あ。」
ロビーにあるソファーの一つに座ってぼんやりしていたら、鼻歌が聞こえてきて我に返る。
…目線を向けた先、この寮の入居者の一人であろう少女?がやって来る所だった。
自販機で飲み物を買ったあちらと、何となく眺めていたやや死んだ目をした少年の目線が合えば。
「…え?あ、ハイ。先ほど手続き全て終了しまして…後は、割り当てられた部屋に荷物を運びこむだけですね…。」
と、示したのはそれなりに大きいボストンバッグ…が、一つだけ。
私物がそれだけで足りる、というのはミニマリストか単純に私物が少ないか、のどちらかになりそうだ。
人懐っこいあちらに対して、少年は表情の変化には乏しいが、きちんと会釈や挨拶は返しており。
(…服装からして…女の人…?いや、何か男の人にも見えなくも…どっちだろう…??)
流石に、そこをいきなり初対面で尋ねるのは失礼かなぁ、と尻込みの気持ち。
この寮がどういう人達が住んでいるのか、先ほどの説明で把握はしているつもりだったけど…。
「はい、初めまして。本日付けでこちらにお世話になる事になった…常世学園1年生の『蘇芳 那由他』…と、いいます。ナユタで構いません。」
初めて入寮者の人と会ったので、改めて自己紹介もしておこう。この寮に関しては年月関係なく、そちらが先輩であるし。
■マト >
ロビーに鼻歌を歌いながら入ってくるワンピース姿が一つ
「ん~~… 流石にこの服装だと、少し肌寒くなってきたね、服装、考えておくべきかな…」
呟きながらロビーの自販機でココアを買い、きょろりと周囲を見回せば…
「おや?」
「おやおや? もしかして、新しい入居者の人かい?」
ボストンバッグをちらりと目に入れ、人懐っこい笑顔を浮かべながら
ワンピースを揺らして弾むような足取りで近づいてくる桃色の髪
少女のような、幼げな少年のような顔つきで、止めなければ傍まで近づいてあなたを見上げるだろう
「はじめまして!ようこそ堅磐寮へ… 何て、ボクも此処に来てからそんなには立ってないんだけどね」
ご案内:「堅磐寮 ロビー」にマトさんが現れました。