2024/07/23 のログ
ご案内:「堅磐寮 部屋」に斬鬼丸さんが現れました。
ご案内:「堅磐寮 部屋」にNullsectorさんが現れました。
■斬鬼丸 > 暑い暑い夜。
バイトも終わって家に帰って、お風呂にもはいって…。
エアコンをガンガンに効かせた部屋で猫と戯れながら過ごしている。
フェイが拾ってきた猫…アイズは暑さでダラダラとしていて眠そうだ。
当のフェイはまだバイトから帰ってきてないようなので、食事は我慢して…
自分もぼんやりとしようかななんて。
■Nullsector >
当たり前のように玄関のドアが開かれた。
残念だが愛しの同居人の気配でもなく、ただいまの声ではない。
「斬、入るよ。」
但しそれは、彼にとっても聞き覚えのある声だろう。
Nullsector、本名繁縷紫苑。
落第街を拠点に島中に監視網を引く情報屋。
斬鬼丸とは浅からぬ関係であり、世話を焼いている女性だ。
しかし、一応とは言え他人の家に何事も無く上がり込むムーブは正しく"おかん"めいている。
「顔色は良さそうじゃないか。
悪いね、妃淵より先に来ちまって。今頃無事帰ってる所さね。」
手引っ避けられたビニール袋。
見た目の貫禄もありより"それっぽさ"を想起させる。
「アンタは……随分と暇そうだね?猫しか遊び相手がいないのかい?」
■斬鬼丸 > 「え」
反応する前にドアがあいた。
鍵かけてなかったっけ?
「……こんばんは」
サプライズシオンさんである。
いつも突然な方だが…ここのことは話したっけ?
いや、この島の全土を監視しているような人だ…それくらいは朝飯前だろう。夜だけど。
「は、はぇ…おかげさまで…え。ええっと…今日はなんかありましたか?
俺はまぁ暇ですよ、夜なんて。
ゲームと猫と遊ぶくらいしかしないんで」
恥ずかしいところを見られたわけでもないのでわりと冷静である。
■Nullsector >
勿論鍵はかかっていた。
ただ、此のハッカーの異能の前には無いも同然だ。
きっちりと鍵はちゃんと締めておいたので防犯はバッチリである。
……まぁ、実質知り合いとは言え入って来てるのがいるからちょっとばっちしかは怪しいけど。
「そんな驚いた顔するんじゃないよ。
最近顔も合わせてはなかったけど、アンタ達のことはよーく視てたよ。」
各所の端末、自前のドローン。
勿論島の警備は電脳世界でも厳重だ。
全てが見通せるほど全能、万能でもないが生活サイクルの一部始終を見る事くらいは出来る。
それこそ当たり前のように冷蔵庫を開いては自前のビニール袋のものを入れていった。
手慣れたママンの動き。中身はどうやら食材らしい。
「別に?ちょっと手が空いたからアンタの顔を見に来ただけさ。
アタイの顔を忘れてるんじゃないかって、ちょっと心配したよ。」
なんて、冗談めかしに言う顔は穏やかなものだ。
「ま、男子寮じゃ二人一緒に住めないからねぇ。
中々甲斐性があるじゃないか。安心しな、時間も時間だし、妃淵が帰る頃にはいなくなるさ。」
「二人きりじゃないと、"出来ない事"もいっぱいだろう?」
それこそなんだかみてきたような口ぶりだ。
単にからかっているだけだが、あれやこれやな事情も見ていない可能性も無いのが恐ろしい。
■斬鬼丸 > 「知り合いでも恩人でも突然部屋に入られたら驚きますが?」
まぁ、この人窓の物理鍵とかも普通に開けてたし…
たぶん鍵とか意味ないんだろうなぁ。
なんでこのひと人の家の冷蔵庫を勝手に使ってるんだろう。
いや、抜いていくどころか補充していってくれてるのでありがたいんだが。
「そんなすぐ忘れたりしませんって…
なにいれてんっすか?
バイトはしてるんでそんなに生活に困ってないですけど」
甲斐性があるかはともかく、二人でバイトして生きていくくらいはできている。
猫も含めて。
「からかわないでくださいよ…」
流石にそう言われるとバツが悪そう。
猫をなでて伸ばしつつ目をそらし。
■Nullsector >
「それもそうだねぇ。次からはノックしてから解錠けるとするよ。」
そういう問題でもないが彼女なりのジョークらしい。
パタン、と冷蔵庫を閉めれば何やら得意気に笑った。
「ただの差し入れだよ。ちょっとした食材と、ね。
二人揃ったら確かめるといいさね。」
勿体ぶるようだが大したこと物を置いたわけじゃない。
一応世話を焼いた仲だ。一度焼くと、どうにも定期的にお節介したく成る性質らしい。
とりあえず詰める作業は終わったので、当たり前のように目の前に座った。
見た目よりも姿勢は正しく、少し育ちの良さが感じられる。
「ふ、いいじゃないか。相変わらず仲良くて何よりさね。
映像で見るよりも上手くやれてるじゃないか。」
「その猫も、彼女の趣味かい?」
ばつが悪そうな斬鬼丸を目の前にくつくつと楽しそうに笑っている。
年上の悪い後輩弄りみたいな感覚だ。
猫も懐いているようだし、仲睦まじく二人と一匹でやれてるのは見て取れる。
「……で、異能の方の調子はどーだい?
アタイがロックが緩んではなさそうだけど、ヘンに出てはいないだろうね?」
トントン、と自らの瞼を指先で叩いた。
■斬鬼丸 > 「声もかけてくださいよ」
誰かわからんかったら怖いことには変わらないのだから。
自分ならまだしもフェイが先手で殴りかからないとも限らない。
「あ、はい、あざす…。
ヘンなモノとかいれてないっすよね?」
疑っているわけではないけど、変に気を回すヒトでもある。
なんか栄養剤とかやべえ感じに元気になるものとかはいってるかもしれない。
おとなしく伸ばされている猫を抱っこして。
「あ、はい…どーも。
なんとかやれてます。
猫は…そーですね、フェイが拾ってきたやつで…アイズって言います。
ブルーアイズホワイトキャットって俺が名前つけたんですけど…」
大人しく抱っこされる程度にはおとなしい猫である。
「はい、こっちも問題はねーっす。
普段異能使うこととかないんで…
でも、料理のときとかには便利ですよ?」
■Nullsector >
「気が向いたらね。」
気が向かずとも声は掛けろ。
冗談とも本気とも付かない風に返せばひらひらと適当に手を振った。
ある意味、同居人とのトラブルも楽しむ節があるからさもありなんだ。
「なんだい?入れてほしかったなら先にいいなよ。
……それとも黙って入れといたほうが、アンタも嬉しかったかね?」
紫苑の口元がニヤリと口角を上げる。
流石にそこまでお節介するほどの年齢でもないが、お節介ついでのイタズラは楽しい。
生憎と今回の差し入れはプレーンなもの。
何も入れてはいないが、希望とあれば次はそうしよう。
「今までやれてるなら、この先もやれるさ。自信持ちな。
そーかい、アイズっていうのかい。中々カワ……なんだって???」
思わず猫を二度見した。
略してないと想像よりいかつい名前だ。
「……一応聞いとくけど、名付け親はアンタ?」
まぁ、ある意味男の子らしい名付けっちゃあそうだ。
ふぅ、と溜息混じりに腕を組んではやや神妙な面持ちになる。
「そうかい。まぁ、見る限りロックも変に外れてないし
アンタの制御も上手く言ってるならいいんだよ。」
何せ、危険性の高い異能だ。
一市民、平凡な少年が持つ異能にしては余りにも重い。
"事故"一つでも起こってしまえば、それこそ人生一つ感嘆にねじ曲がる。
手は尽くしているし、彼自身の精神面も今の所は問題なさそうだ。
願わくば、それ以上に使う機会が無いことを祈るばかりだ。
「ま、そうしてく内に慣れてくれりゃ世話も必要もない、か。
……ああ、そう言えばアンタ等は何処までいったんだい?抱いた?」
ババア、聞き方が直球だぞ!
■斬鬼丸 > 「毎回気が向いてくれるといいなぁ…」
言って聞いてくれる人ではないのはわかっている。
なので、未来の彼女の気に祈るばかりである。
「やめてくださいよ、よくわからんもん買ってきたら食わされるの俺なんですから。
ふつーのもんはありがたいですけどね?
なんとかやってるっていってもものっそい余裕ってわけでもないし」
フェイが食えるもんなら割と食ってくれるが、そうでない場合…
猫に食わせるわけにもいかないし。
そもそもやべーもんがはいってたらフェイに疑われるのは自分である。
「おおきな事件がなければ、そーします。
ああ、アイズってのはフェイが。
ブルーアイズホワイトキャットのアイズの部分を使ったみたいで…」
この男、ファッションセンスもさることながら、ネーミングセンスも底辺である。
「俺も変なことに首突っ込まないようにはしてますからね…。
ふつーの生活してれば、結構異能に頼る必要とかは……は?」
なにいってんだこのひと!
いや、こういう人なのだが…ダイレクトアタックが過ぎる。
猫の名前に触発されたのか?
「んなことどーでもいーじゃないっすか!!」
■Nullsector >
「大丈夫だって。どっちも食えるようなモンにしとくから。」
任せときなよ、と軽くウインク。
そういう問題ではないが一度焚きつけられるとこうだ。
実際にやるかどうかは置いといて、どういうのがいいだろうか。
ストレートに精力剤でも混ぜてやろうかな、体力なさそうだし。
いっそ混ぜるよりもストレートに差し入れたほうが面白いかもしれない。
当然、覗き魔がイタズラ嫌いなわけもないのだ。
「そうそう起きるモンじゃないし、仮に起きても関わらないで欲しいけどね。」
例え、どんな異能を持ち得ようとも、人には居場所が在る。
生活もある、人生もある。出来れば、そこに汚点を残すような真似はしてほしくはない。
お節介ではあるが、真っ当に暮らして卒業して欲しい。
細やかな願いだ。アンタもそうだろう?なんて猫を一瞥した。
「……まぁ、なんだい。個性的じゃないか。」
そのセンスはちょっとハッキングでも直せないかも。
ちょっと言葉を濁した。
「……ふん。いーや、"必要"だね。
男女の仲、不思議がることじゃないだろう?
アンタがあの子に苦労かけてないと限らないからねぇ……。」
「男にそっぽ向かれる時ほど、寂しいことはないからね。
ちょっと位聞かせてくれてもいいじゃないか。面白いし。」
色々それっぽいことを言ってるし、本心でもあるだろう。
だがこのニヤケ面。絶対最後の一言が最もな理由だぞ。
■斬鬼丸 > 「ふつーのもんにしてください…」
ダイレクト精力剤とか見られたらフェイに確実にからかわれるじゃないか。
せめて、肉とかうなぎとかふつうに美味しいものにしてほしい。
美味しくて体力つくものに。
スッポンとかマムシとかはやめてほしい。
調理法とかわからないから。
「関わりませんよ、フェイがかかわらない限り。
つか、俺は怖いことはあんまり…」
卒業して就職して生活を安定させる。
フェイの安心になる約束をしたのだからそれは当然。
猫もそうだそうだといっている。たぶん。
「かけてませんよ、たぶん…つか、そういうのはフェイに聞いて下さいよ。
俺は言いませんから…
つか、そっぽとか向くわけないじゃないっすか」
面白かろうが面白くなかろうが言うわけないのだ。
フェイはそういうコト気にしなさそうだが、自分はそうではない。
極めて一般的な男子高校生である。
■Nullsector >
「おっと、アタイの脳内でも覗いたかい?
結構結構。リクエストがあれば、今度持ってきてやるよ。」
くつくつと喉を鳴らして笑う三十路女。
それこそ、近所のガキか子どもをからかう感覚だ。
これは一回、ダイレクトに持ってきた方が面白いものが見れるかも知れない。
「それでいいよ。そう、アンタ等はそれでいい。
……悪いね、どうしても心配になってね。アタイみたいなのがって話だけどね。」
往々にして、過去というものは後から這い上がってくる。
一般的な生活をしていた彼に、元二級学生の彼女。
最も、このまま何も起こらずに二人仲良く卒業してくれるならそれでいい。
杞憂に住めば、越したことはないんだ。
裏の住民の気にかけるべきことではないかも知れないが、それでも、だ。
「そーかい?ま、その様子なら上手くやれてそうじゃないか。
まぁ、聞いといて何だけど"一部始終"は見てたから知っているんだけど。」
このババア、言うに事欠いてしれっといいおった。
勿論"中"までくっきり見た訳では無いが、街角で二人きりだったり
共に生活する姿は情報屋の監視網にたまに映る。
ある意味カマをかけた。趣味の悪いことだ。
ただ、安堵というべきか。彼女の表情は穏やかなもの。
「ま、あの子にも聞いてみるけどね。
アンタにしちゃ、まぁ悪くない返事だよ。」
「惚れた女には、それくらい言ってもらわないと。
ちゃんと隣いてあげなよ?案外、寂しがり屋かもしれないし。」
■斬鬼丸 > 「いえ、なんか悪い顔してたんで…。
俺にそんな異能ありませんし、あっても使いませんよ」
自分の異能も怖いもんだが、人の頭を覗ける異能というのも十二分に怖い。
そんなもんつかえたら人間不信にでもなりそうだ。
「いえ、そういう生活もシオンさんのおかげのとこありますし。
俺の異能とかそのまんまだと結構不便でしたし」
こんなふうに話してはいるが感謝しているのは本当だ。
色々気にかけてくれる大人など、自分たちにはいないわけだし。
驚かされたリはするけれども。
「……見てたんすか!?
やめてくださいよまじで!!」
目をかっぴらいて今日一番の大声。
抱っこしてた猫はビクッとした。
びくっとするだけなので、結構きもの座った猫である。
フェイににたのかもしれない。
「そーでなきゃ一緒に暮らすとかしませんって…!
寂しがり屋ってのは…あんまりないとおもいますけど」
■Nullsector >
ふふん、と軽く首を振った。
「アンタを弄り回すのが楽しくて、つい。」
一切悪びれた様子もなく言ってのけた。
だってしょうがない、叩けばいい音なるんだもの。
それはきっと、彼女も同じ認識してるのかも知れない。
「……そう言ってくれるなら、アタイも気を揉んだかいはあるよ。
ちゃんと調子が悪くなったら言うんだよ?アタイが調整し直すから。」
出来ることなら、手を掛ける事はないに越したことはない。
本来の此のハッキング制御も、ドーピングのようなものだ。
ボロが出るような仕事はしてないが、生活の一助になっているなら幸いだ。
あまり少年少女の間に関わるのも大人気ないが、支えになるなら越したことはない。
さて、そんな彼の大声でも涼しい顔。
しれっと肩を竦めて悪びれる素振りすら無い。
「落ち着きなって、人の下半身事情までは見てないから。
仕事なら別だけど。たかが生徒二人にそういうのは回ってこないよ。」
飽くまで売るのは情報でありAVではない。
それに、流石にその辺りのプライバシーは仕事でも無い限りは覗きはしない。
……特に、一応は気にかけた相手なのだから。
「いいかい?そう思うよりも女ってのは繊細なもんさ。
ま、アンタなら心配ないと思うけど、なるべく一緒にいてあげなよ?」
「……ちょっと気は早いけど、卒業したら"式"は上げるのかい?」
本日のぶっこみ、パート2
■斬鬼丸 > 「弄り回すって…玩具じゃないんですから」
フェイにもよくからかわれるので同じように思われているのだろう。
自分には全くわからないのだが。
面白みのないただの男子学生なのだし。
「はい、俺もあんま心配とかかけたくないですし。
なんかあったらそうします、はい」
人に頼ることに躊躇がないあたりは長所だと思う。
頼れず潰れた人が多くいることも知っているから。
「見てたら縁とか斬りますよ、いや、まじで。
ほんと除かんでくださいね?」
下半身事情とか除かれてたらこの先色々やりづらくなるし。
いや、そこまで見られなくても十分やりづらくなるに値するが。
それにしたってどうじないなこのヒト
「式は、しないんじゃないですかね。
お互い呼ぶ人もいませんし…お金かかるんで」
そのへんはシビアである。
まぁ、あんまり憧れがあるわけでもないしね。
■Nullsector >
「くくっ、わかってるよ。そう構えないって。
……ああ、そうしておくれ。その方がアタイも助かる。」
頼ってくる子ども助けるのが大人の役割だ。
そういうのに躊躇がないのは彼の強みだ。
特にこういうのは若気の至り等なんだの、"意地"を張る輩だっている。
そういう連中のケツを叩くのも、年長者としての仕事と考えていた。
「ちゃんと見てないから安心しなよ。
流石に倅……じゃ、ない。気にかけたガキの下半身事情まで興味はないよ。」
からかうネタとしては面白そうだがセンシティブな話だ。
人の、物の、あらゆる懐を暴く仕事だから理解している。
戯けたように両手を上げて、どうどう、と彼をなだめた。
「……、……そうかい。籍をいれる気はあるのかい?」
中々寂しい返答だが、全うではある。
呼ぶ人間がお互いいない。二人ぼっち。
ある意味ではお似合いなのかも知れないが、何とも寂しい気持ちだ。
「────"私"は見てみたいけどね。二人の晴れ姿。」
お金くらいは出すからさ、なんて漏れた言葉は無意識の老婆心。
■斬鬼丸 > 「はい、フェイもシオンさんにはあまり警戒してませんし
女同士ってとこもありますから、むしろ俺にはどうにもならないこととかあると思うんで…
そのへんもおねがいします」
自分が言うようなことではないのだろうけども。
それはそれとして、性別でわからんこととか色々あるし。
「せがれて…いいですけどね。
だいぶお世話になってますし」
見てないことには心底ホッとした。
そこまで趣味の悪い嘘はつかないだろう…おそらく、たぶん。
むしろ今日はだいぶ突っ込んでくるな?
どうかしたのか?
「いれたほうがフェイも生活はしやすいでしょうし、そうするつもりですよ。
晴れ姿って…そこまで金出させるわけにもいきませんって」
作られた戸籍や所属であってもあるとないとでは大きな差だ。
漏れた言葉には軽く笑って。