2024/11/25 のログ
ご案内:「堅磐寮 屋上」に蘇芳 那由他さんが現れました。
■蘇芳 那由他 > 「…何か…私服ってこういう感じなんだなぁ…。」
堅磐寮に引っ越してから1週間くらい。徐々にこの寮にも慣れてきた頃合。
とはいえ、明確に知人…友人?と言える住人はまだ一人だけだ。なので今は屋上で黄昏てます。
珍しく、というか彼を知る者からすれば私服姿にまず多少なり驚くだろうか。
何せ、学生服、ジャージ、寝巻くらいしか持っていなかった少年である。
(…まさか、冬の商品の宣材(素人学生)モデルになるとは思わなかったなぁ)
勿論、専属では無くあれ一度切りだろうけど。中々良い経験になったと思う。
…いや、でも宣材という事はあの部活の商品パンフレットの一ページに僕が出てるのか…うわぁ。
「…ま、まぁ一度切りだし地味な事に変わり無いから良いかな…。」
知人友人に知られませんように。知られたら流石に顔を合わせられない。
■蘇芳 那由他 > まぁ、これを切欠にもうちょっとお洒落…とは行かずとも、服を揃えるくらいはした方がいいだろうか。
幸い、”アルバイト”のお給金が地味に多いので貯金もそこそこはある。
「…それよりも――。」
うーん…と。屋上の柵に背中を預けて座り込みつつ、ちびちびとホットのお茶(ペットボトル)を飲む。
今、悩んでいるというか…迷っている事がある。何かと言えば…そう、ルームメイト!
「…男子寮に居た頃は一人だったし…ルームメイトとか少し憧れるなぁ…。」
この寮も結構ルームシェアしてる学生さん達が多いみたいだし、今の所一人部屋な少年としては羨ましい。
とはいえ、共同生活は相性とか気遣いとか色々あるだろうし、良い事尽くめではないかもしれないけど…。
■蘇芳 那由他 > 特に、この寮は普通の男女だけでなく、両性、無性なども含めた特殊な事情を持つ学生も多い。
ルームシェアには憧れど、相手次第では不和の種にしかならない、という可能性も普通にある。
(…まぁ、憧れるだけで実際に動けないのが僕の情けない凡人らしさなんだろうけど。)
溜息と共に、再びホットのお茶をちびちびと口に運ぶ。とはいえ、何事も自分から動かないと始まらない。
「…まぁ、動かず来るのを待ってるだけ…は、受動的どころじゃないね…。」
ここの管理人さんに許可を頂いて、ルームシェアの募集でもしてみようか?と、ふと思う。
かなり少年的には度胸というか勇気が要るけれど。そもそも空振りに終わったら普通にショックが…。
「…いや、でもこういう所で引きがちなのは駄目だと思うし…。」
うーん、と悩む。憧れを憧れのままで終わらせたくはないし、実現したいなら動くべきだろうか。
■蘇芳 那由他 > 自分の後見人も、『那由他…男は度胸、女も度胸!両性無性その他も全て度胸!!』と言っていたし。
……いや、女性は愛嬌では?あと、しれっと他の性別の方も度胸にしてませんか?
…そういえば、うちの後見人さんは結構豪快なお人柄だった…恩があるし尊敬してるけど…こういう時は参考にならない…!
「……あの人みたいに豪快にはなれそうにないなぁ、僕は…。」
あの前向きさは見習いたいと思うけど、色んな意味で真似できそうにない。
まぁ自分は凡人なので、凡人らしく地道にコツコツやっていくのが一番です。
「…そもそも、募集するとしても何か条件とか出した方がいいのかな…うーん…?」
特に希望する条件とか思い浮かばないのだけど…変に条件云々で絞りたくないなぁ。
■蘇芳 那由他 > 「…まぁ、ルームメイト募集は許可取って頼んでみるかな…ロビーとかに張り紙とかして貰えたらいいんだけど…。」
管理人さんからきちんと許可は貰わないといけないし、今から行ってみようか。
残りのお茶を一気に飲み干してから、ゆっくりと立ち上がる。気が付けば日が暮れていた。
ゆっくりと立ち上がって伸びをする。管理人さんに相談して、許可を貰ったらロビーに張り出して貰おう。
ともあれ、方針が決まれば後は頑張って行動だ。そのまま、少年は屋内へと戻っていくのでした。
ご案内:「堅磐寮 屋上」から蘇芳 那由他さんが去りました。