2024/06/19 のログ
ご案内:「職員寮 第四アパート」に焔城鳴火さんが現れました。
ご案内:「職員寮 第四アパート」に黒羽 瑠音さんが現れました。
■黒羽 瑠音 >
先生の家に行く、そんな一大イベントの経験は私にとって初めてだ
いや、冷静に考えて学校以外で先生に会いに行く理由ってないよね?
「此処が職員寮……へぇ~」
意外と自分たちの寮と変わらないんだなぁ、と思う、この学園は年齢と学年が一致しないのもあるんだろうけど
ともあれ、そのまま事前に先生に教えてもらった部屋にそろそろと移動する
「せんせー、黒羽です、きましたー……」
ノック
「せんせー?」
ノックノック
「…… 」
がちゃ 鍵、開いてる……
「先生、いない……いや、鍵の閉め忘れ、かな?」
「失礼しますよーー?」
最後にもう一度大きな声で中に呼びかけながら、きぃいい、と扉を開く
ほんの少しの緊張と、先生の、大人の人の部屋への憧れを胸に抱きながら乗り込んだ私が見たものとは――
■焔城鳴火 >
――今日は、鳴火の日常に於いて、珍しい日である。
なぜなら、『なぜか懐いて』くれている女生徒が、自ら遊びに来たいと言ってきたのである。
まあそれが、学校で話せない事があるのか、それとも単なる好奇心か、本当に遊びに来たいだけなのかは、鳴火に知る由もないのだが。
だから、本当に珍しく『頑張った』のだ。
昨日、帰宅してからゴミ山をゴミ袋に分別してまとめ、早朝に集積所まで四往復し。
さらには、脱ぎ散らかした服を洗濯して、乾燥機も回し、畳む――まではしなかったが、クローゼットに全部押し込んだ。
だから、残っているのは、少々の酒瓶と空き缶と、荒れたベッドの上くらいなのだ。
そしてさらに珍しい事に、この日、自宅で鳴火は仕事もしていた。
少しばかりヤンチャな生徒たちから没収した品の、検閲である。
返却していい物かどうか、中身が見た目通りのモノか、確認する必要があるのだ。
だから、鳴火は本当に珍しく、部屋を片付けた上に、休日にちゃんと教員の仕事までしているという、アイスのアタリ棒並みに珍しい事をしていた、だけなのだ。
――という前フリ。
少女が部屋の扉を開くと。
――女性の喘ぎ声が部屋の中から、思いっきり聞こえてきたのだった。
■黒羽 瑠音 >
「せんせー……?」
あれ、なんか知らない人の声が聞こえる、何だろう、苦しそうな……いや、何だろう、変な声だ
「……」
そして明らかになる現実、広がる空瓶によれたベッド、後良く分からないものが幾つか
そして恐らく、何かを"見ている"先生
自分の中の大人のイメージがガラガラと崩れていくのを抑えながら、私はふらふらと先生が見ているものを除きに行く
「なんです、この声……?先生何見てるんですか?」
それはもう、毒を食らわば皿までという気持ちだったのか、荒れた部屋を片付けたいという衝動だったのか
とーにーかーく!!
私が先生の後ろから覗き込むように見たそれは
何というか―― 肌色だった
「 は、はだだ、はだっ!?」
舌を噛まなかっただけ偉いと思って欲しい、明らかに気が動転するのもしょうがないよね?私悪くないよね?
■焔城鳴火 >
部屋に入れば、廊下に続くキッチンはしっかりと片付いており、水場は綺麗だった。
廊下の向こうには、テーブルの上に幾つかの缶と、なにかオツマミのような物を置いて何かを見ている『先生』が見えただろう。
水回りを抜けてそこそこ広いワンルームに入れば、右手側に天井と床に固定された、使い込まれたサンドバッグ。
左手側には、やや荒れたベッドとクローゼット。
床には、少女には何かよくわからなかったのが幸いだろう、いくつかの雑誌類や何かのパッケージ。
よく見てしまえば、どれもが成人指定のモノばかりだ。
しかもライトな物からハードなものまで。
そしてベッド側に座ってテーブルの向かい――部屋の右手側には大型モニターだ。
声はそのモニターから流れており、そして。
少女が覗きこんでしまった面には、男女が裸でもつれ合う、まさに『AV』が再生されているのだった。
「ん――?
ああ、悪いわね黒羽、気づかなかったわ。
その辺の座布団なり、クッションなり使って」
そしてそんなものを見ながらも、あまりにも平然とした様子で、着席を奨めるのである。
ついでに顔色も普通なので酔っているようには見えないだろうが、飲んでる缶は、がっつりビールだった。
■黒羽 瑠音 >
「お酒ですか……?」
まず目に入ったのはそれだった、いや、休日なんだろうからお昼からお酒だっていいんだろうけれど
父さんはそれやったら何時も母さんに怒られてたなぁ……
「えーっと、うーん」
本……何だろう、漫画雑誌?水着の女の人が表紙のやつは多分ちょっと大人向けの奴だ
それでさっきの絵は…… うん、流石に私でもわかる、エッチな奴だ、でも、先生は平然としてる……
だ、大丈夫なんだろうか、私見ていて……いや、止めておこう、耳を塞いでばさばさと周囲の本をひとまとめにする
そのまま先生が言っていた座布団を引っ張り出してちょいっと座った
「まぁ、先生がしている事だし……勝手に入ってきたのは私だし……」
まだ聞こえてくる音から気を逸らそうと他のものにきょときょとと視線を向けながら話題を考える
「あ~~~……そうだ、先生、この前の水着姿素敵でしたね、もしかして『とこトレ!』にも出たりするんですか?」
捻りだした話題がそれだったのも、先生が見ているものに引っ張られている事は自分でもわかった
いや、無理だよ!音おっきいもん!この寮防音しっかりしてるんだねって感心しちゃうよ!
うぅ、もしかしてこのまま見てるのかな……でも先生全く動じてないし……
「それでそのぉ……えーと…… お茶、いれます?」
だから所在なさげに台所の方に目を向けて初めての家でそんな提案をするのも、きっと仕方ない事です、はい
■焔城鳴火 >
「ん、お酒よ、お酒。
あんたもいる?」
そう言いながら、雑誌を除けている様子を見つつ『ふうん、結構耐性あるのね』なんて勘違いしてる鳴火。
そして座った少女の前に、ひょい、と甘めのチューハイの缶を差し出すのだから、なおさら、よろしくない。
「悪いわね、ちょっと片付けないといけなくてねー」
そんな事言いつつ流れているAVは、かなり激しいシーンが始まっている。
嫌でも音声が耳に飛び込んできてしまうような状況。
さらに、モニターを見てしまえば衝撃的なシーンである。
「んあぁ、あの水着ねー。
貰ったはいいけど、まさか着る事があるとは思わなかったわ。
『とこコレ』ってあれでしょ、着飾って出るヤツ。
私はああいうの、興味ないのよねえ」
そう言っている鳴火の格好を見れば、まあまあ、わかってしまうだろう。
緩いキャミソールは、右肩、少女側の肩紐がズレて、危うく体格にしては大きい餅がまろび出そうであるし。
裾が緩いショートパンツは、裾が捲れていて太腿が思いっきり出ている。
「ああ、なんだお茶の方がよかった?
ちょっと待ってなさい、お茶冷やしてあるから」
そう言いながら、『よっこいせ』と声を出しながら立ち上がる辺り。
残念さのトリプル役満って所だろうか。
■黒羽 瑠音 >
「……」
文化が違う、頭に過ったのはそんな言葉だ、聞いたことがある、成人年齢っていうのは時代と場所で変わると
先生はきっと私くらいの年齢でも全然お酒も飲めるし18歳未満禁止(えっちなやつ)も大丈夫な場所で……
いやそろそろ限界っていうか私は何故脳内で先生擁護の方法を模索してるんだろうか???
「そ、そうなんですか……私はどんな人が出るかは気になりますけど」
「学校でもちらほら聴きますし、とはいえ――」
「紅い怪物とか、テンタクロウでしたっけ、風紀委員とかが追っている怪人の話も多いですね」
「特にテンタクロウは最近良く出没してるとか、風紀がついに追い詰めそうだとか……」
色々話題が錯綜してますし、そういうゴシップを話の種にしている人はやっぱり多いと、傍から聞いているだけでも思う
「あ、はい、お願いします」
AVからは全力で目をそらしているが、音はどうしようもない、せめてイヤホンくらいしてよ先生、と独り言ちる
とはいえ、先生の好意に甘えるのも生徒の役目だよね、なんて思いながら座布団の上でちょっと所在なさげに座っているのだ
「……」
決してモニターをちら見なんかしません、ぜーったいしません
…… ちらっ
■黒羽 瑠音 >
「~~~~~~」
声にならない叫び、再び反らす目線
焔城先生にもお茶を持ってくる際にその姿は見える事だろう
■焔城鳴火 >
「ああ、なんかそんな『噂』もあるっけねえ。
まあ少なくとも、『怪人』の方はもうすぐカタが付くでしょうね」
――なにせ、あのキチガイ女も手を貸してるのだし。
冷蔵庫からお茶を取り出しながら、少女の声に応えつつ。
キッチンから部屋に戻ったら、少女がモニターを見て慌てて目を逸らしていた。
「――あ~~~~」
それでようやく何かに気づいたらしく、冷えたとうもろこし茶の大きなボトルを少女の前に置きながら。
「黒羽も、わりと興味あるやつ?
別に堂々と見ていいのよ、悪い事でもないんだし」
なんて、平然と言い放つのである。
「18禁なんて言うけど、むしろ今時、18になるまで見ない触れないって方が不健全だし。
流石に学園内に持ち込んで来たら没収するけど」
そんなこと言いつつ、使い捨てのプラコップにお茶を注いで差し出した。
よ、と座り直して、少女の前で堂々とお酒を飲みつつ、AVを見ながら、大皿の上のオツマミ――チーズをベーコンで巻いてカラッと揚げたもの――を爪楊枝で刺して。
「――食べる?」
少女に差し出した。
■黒羽 瑠音 >
「怪人… テンタクロウ、詳しくは知りませんが、名前通り触手みたいなのを操るらしいですけど」
「骨を折られた―とか、一々話題が怖いんですよね……いや、そもそも人を襲ってる時点で怖いんですけど」
「まぁ何でもいいから早く捕まってほしいです、折角楽しいイベントも準備されてる最中ですし」
はぁ、と一つため息をつく、まぁ風紀でも何でもない私は特にできる事がない、というか
例え風紀だったとしても、聞いた限りの相手だとしたら何か出来る自身はミリも無いのである
木刀を持った不良の100倍は強そうだもんねぇ
「無い、です!見たのも初めてです!」
ぶんぶんと首を振りながら、おちゃありがとうございます!と一口
あ、コーン茶だっけ?何だか独特な風味で落ち着くかも
「ふぅ~……あ、それはいただきます」
遠慮なくおつまみは貰った、さくっ、と口に入れるとベーコンの油とチーズのねっとりとした風味が広がって
「おいひぃ~♪」
現金な事に、私のほっぺは喜びを示してお茶が進むのであった
■焔城鳴火 >
「――まあ、そうね」
その『怪人』が自分と同じ学園生だとしたら、この少女はどう思うのだろうか。
『怪人』の背景を知ったら、同じように思えるのだろうか。
――興味はあるが、その問いを投げかけるのは、まだまだ酷だろう。
「あ、見た事もないの?
そういや、この前、AV知らないとか言ってたっけ。
なら後学のために見とくといいわ。
今時、無知すぎても痛い目に遭うだけだし」
差し出した手製のツマミを美味しそうに頬張る様子に、鳴火も珍しく頬が緩んだ。
「しっかし、黒羽あんた、処女なわけ?
男とかいた事ないの?」
と、あまりにもデリカシーのない事を口走った。
加点、七対子ドラ2裏裏。
■黒羽 瑠音 >
「―― 」
先生の視線を見てから、少しだけ目を細める
「ねぇ先生、少しだけ、お話してもいいですか?」
テンタクロウ、という人についてと言外に伝える私は、ちょっとだけ笑っていたかもしれない
友達では無く、先生が相手だから切り出せる話題なんだろうな、と頭の隅で思いながら
「えぇ~~……いや、本当にいいんですけど……」
と言いながら強く否定しきれないのは、私も興味が0、じゃないんだろうなぁ、ちょっと恥ずかしい
「いや、無いですって、そっちの興味はまぁ、ありますけど、素敵な恋人……とか、うん」
余りにストレートに聞いてくる先生にもじもじと体をよじらせてしまう、いや面談かなこれ??
焔城先生がどんな人なのか改めて理解していく自分がいながら、それでも美味しいおつまみには手が伸びるのだった
■焔城鳴火 >
「ああ――」
少女の細かな表情の変化に気づくのは、昔からの癖。
あまりにも目が良すぎたせいで、鈍く居たくても、鋭くならざるをえなかった結果。
――その結果が、この嘘くさい鈍感さなのだから、昔の友人に言わせればまったく『笑えない』のだろう。
「ちょっと待ちなさい。
もうすぐ終わるから」
AVが、である。
いやもう、なんか真面目な話とかできるの?
ってくらい、モニターの中ではクライマックスなわけなのだが。
「興味があるものには、素直に興味を持っときなさいよ。
まあ、だからって体験実習されても困るんだけどね」
正直なところ、この島の男子どもは、少しばかり尖り過ぎている部分がある。
妙に鈍感であったり、好奇心が強すぎたり。
――当然、異性への興味や行動力が行き過ぎているのも。
「素敵な恋人ねえ。
ま、いざって時に正しい知識とフィクションの知識と、どっちもあるに越したことはないし。
あんた、自慰とかしてる?」
とんでもない事を言いやがる、ノンデリ教員だった。
丁度そんな事を話している時に、モニターの中では男女がラストスパートを迎えている所であり。
「んー。
とりあえずこれはよし、と」
――finish!
再生が終わると、ようやくモニターの輝きは消えるのだった。
■黒羽 瑠音 >
「ん、了解です、まってまーす」
片手をあげながら、まださくさくとおつまみを頬張る
うーん、癖になる
「先生料理上手なんですねえ、私はまだまだ勉強中なので……」
音は大分うるさいが、うん、美味しいものを食べている間は気を逸らせる
いや当の先生が反らさせてくれないんだけど
「……先生が言っている事が所々よくわかんないんですけど、なんとなくそーいう事なのは流石に分かってきましたよ」
じい、も、体験学習も、まぁそういうアレなんだろうアレ
聞きたいけど聞きたくないなぁ!
「おつかれさまです?」
そうこうしているうちに終わったらしい先生に労いの言葉をいいながら、残ったお茶をこくりと飲みこんだ
■焔城鳴火 >
「ああ、料理は昔からやってたからね。
よかったら夕飯でも食べてく?
好きなもん作ってやるけど」
そう言いつつも。
少女の反応を見ると少しだけ眉をしかめて腕を組んだ。
「――黒羽、あんた、14でしょ?
純朴なのはあんたの可愛いところだけど、知識が無さすぎるのも問題ねえ。
ちょっと個人授業でもした方がいいかしら」
と、真剣に心配になる保体教員だった。
なお、この女の講義では、そう言った授業も男女混合であけすけに行われている。
そのため、教員の間でも評価が賛否分かれていたり。
「――で、どうしたの?」
モニターを消して、音が無くなると。
緩くビールを傾けながら、『お話し』についてようやく訊き返した。
■黒羽 瑠音 >
「それなら、肉じゃがとか食べたいかも……あんまり人の家の肉じゃがって食べた事ないんですよね」
好き嫌いというか、興味が勝った私は一瞬でご相伴になることを決定する
「14ですよっ、……なさすぎる、んですか?私くらいだともっと色々知ってるのが普通……?」
困った、正直そんな事は分からない、一応普通に授業は受けてたつもりなんだけどなぁ
でも先生は保険の先生だし、ここは常世学園だからここの流儀って奴に合わせたほうが……?
「ん、何というか、相談っていうより、話したかった……後、先生がどう思うか知りたい、って感じですかね?」
ともあれ、漸く消えた画面にほっと息をしながら、先生に向けて向き直り、首を一度傾げてから話し出す(続)
■黒羽 瑠音 >
「テンタクロウ、新聞とか噂話だと、色々襲ってる理由とかも考察されてたりするみたいですね」
風紀への復讐、現状への不満の発露、ただの愉快犯――
まぁ色んな憶測が飛び交っている、それも、多分捕まったら落ち着くんだろうけれど
あぁでも、後から陰謀論ってやつみたいに、色んな"実は――"が飛び交ったりはしそうだなぁ
「流石の私も、此処がただ平和なだけの場所じゃないって事くらい、風紀の人にも聞いたし分かります」
「もしかして、テンタクロウって人もそれから生まれた……犠牲者なのかもしれません」
「でも―――」
「此処に来る前、父さんに言われた言葉があるんです」
お父さんの口調を真似して、ちょっとだけ威厳があるように喋ってみる
「――いいかい?瑠音、之から君は沢山の出会いがある」
「人には人の人生があって、君が思いもよらない過去何てごまんとある」
「だけど、力は不平等でも、心は一人一人、平等にあるものだ」
「だから、君の理由を、君の心を、誰かと比べて『劣っている』と考える必要はないんだ」
「そして逆に、君の心を誰かより『優れている』何て考えるのもやめてほしい」
「心は平等だ、だからこそ素晴らしい、之だけは忘れずに 行っておいて」
今でもはっきり思い出せる、でも、まだ一月くらいしかたってないはずなのに結構前な気がするなぁ……
何て、真剣な父さんの顔を思い出しながら言葉を紡ぐ
「物怖じはするけど、私は私の感じた心、思いには自信を持ってあげたいと思ってるんです、だから……」
「もしテンタクロウがとっても可愛そうな人でも、私はさっさと捕まってほしいとしか思いません」
「或いは、正体が自分にとって大切な人なら変わるかもしれませんけど」
「下手な同情なんて私には出来ませんし、ちゃんと悪いことした人が捕まらないと、皆不安になるじゃないですか」
「何より、一番楽しみだった『とこトレ!』の話題をかっさらうような勢いなのが解せません!」
「こわーいゴシップより、賑やかな、楽しい話がいいんです!」
「―― まー、場合によっては捕まった後に凄いなぁ、とは思うかもしれませんけどね」
「ほら、三国志の呂布とか、忠臣蔵とか、冷静に考えてみるとやってる事やばいですけど人気じゃないですか?そんな感じです」
自分でも吃驚するほどに言葉がするすると出てきた
忠臣蔵については小学校の頃漫画で分かる~~みたいなので読んだ後に、他の説とか知って吃驚したなぁ
「……うーん、こうして言葉にすると大分自分本位ですね、この気持ち」
「だけど、之が偽りのない今の心です、なんとなーく、誰かに吐き出したかったというか……」
「えへへ、先生なので、ちょっと頼っちゃいました、迷惑だったらごめんなさい」
ぺろ、と舌を出してちょっと悪戯っぽく笑ってみる