住宅街の南側にある広い浜辺。釣りや海水浴が可能である。
夏の海水浴シーズンになると海の家などが設けられて海水浴を楽しむ住民の姿も見られる。
桟橋や灯台などの施設もこの浜辺にある。
また、海には海底遺跡などの遺跡群も存在する。
参加者(0):ROM(1)
Time:08:36:52 更新
ご案内:「浜辺」からシャンティさんが去りました。
■シャンティ > 唇に人差し指をあて、女はしばし考える。
どれだけ時が過ぎただろうか。
「……問う……必要、は……ある、かもし、れない……わ、ねぇ」
小さな吐息を残し
さくり さくりと女は浜辺をあとにした
■シャンティ > さくり
小さな足音が止まる。虚ろな目は海の遥か向こうに向けられる。
しかし、その瞳には何も映らない。
「……静か、ね」
気だるい声が、気だるく響く
世は並べて事もなく、世間は穏やかな年始を迎えている。自分もまた、特に何事もなくこの場に立っている。
ただ旧年を考えれば、身近な変化はあれこれとあった。概ね原因は2つに絞られる。
厄介を持ち込む奇縁と、熱意を持つ奇縁と。
それだけなら、まだいい。ただ自分の自身も変化が起きているのでは、と女は考える。
「……昔、は……そう、でも……なかった、わよ……ねぇ」
また、吐息を一つ。胸の中に、なんとも言えないものが渦巻く。
幼少から凝り固まっていたそこに、今までは存在しなかったような何か。
■シャンティ > さくり さくり
砂を踏みしめる小さな音が浜辺に響く
さくり さくり
規則正しく砂を穿つ音が響く
「…………」
しゃら しゃら
女が手にした本の頁を捲る
前に 前に 前に
本の厚みを超える量の頁が捲くられる
「……はぁ」
女の色素の薄い唇から、小さな吐息が漏れた
ご案内:「浜辺」にシャンティさんが現れました。
ご案内:「浜辺」からクロメさんが去りました。
■クロメ >
空を見上げながら、目を閉じる
目を焼くような陽を浴びながら、闇に浸る
―化け物
―血吸い
「……」
―返せ
―戻せ
「……」
―助けて
―居なくなれ
「……」
―……ナ
「……っ」
目を開ける。小さく息をついた
一筋、汗が垂れる
「……度し難い」
それは何にかけられた言葉か。怪異は静かに浜辺をあとにした。
■クロメ >
「……」
ちゃぽり、と海に足をつける
当然のように、なにも起こらない
「……」
空を見上げる
燦々と輝く太陽は目に眩しく――しかし、それだけだ
なにも起こらない
「……」
しばし、海辺で佇む
そよそよと吹き渡る風が過ぎ去っていく
なにも起こらない
「……当然、か」
吐息のような言葉が漏れる。その言葉も空気に溶けていき、何事も起きることはない
世界はただそこにあり。そして、あるだけだ。
ご案内:「浜辺」にクロメさんが現れました。
ご案内:「浜辺」からスノウさんが去りました。
ご案内:「浜辺」から武知一実さんが去りました。
■スノウ > 「うん、まだ申請中。...体質が体質だから、かな。」
もっと早く入学出来てたら良かったんだけど。
「...かずみんも、こうやって相談してくれるしね。」
そんな軽い会話をしながら餌を付けて実際にやってみている。
「確かに...くすくす。」
この人がどう思ってるかは分からないけど、軽い返事で返す。
「次はー...」
そんな感じで...この日の私はゆっくりしてたはず。
表情はもっと笑ってるような、そして久しぶりに長話が出来た。
一応、釣りはそこそこ出来たように...感じていたかもしれない。
■武知一実 >
「先生の知り合いが一人……って事は、やっぱり生徒じゃねえのか」
これまでの話をまとめるに、この島にやって来たばかりの異邦人、ってところなんだろう。
学校に入れた事や、先生の知り合いは居る所を見るに、二級学生とかじゃなく申請受理待ちってとこか。
「なるほどな、まあオレもこの島に来るまでは温度とか変わらねえとこで育ったから、季節ごとの温度の変化には大分参ったしな。
まあ、やれる範囲でやりたいようにやってみりゃ良いんじゃねえか、こないだのうずめもそうだし、割と世話焼きな奴が多いから困った時は手ェ貸してくれンだろ」
針にワームを付ければ、後は海へと放るだけだ。
そう言ってしまえば簡単に思えるかもしれないが、リール止めを外して指で糸押さえたり離したりしなきゃならねえから、むしろこっちの方が初見では覚えにくいかもしれねえ。
まあ、実際やって見せるわけだが。
これで覚えられそうなら、今度は実際にやってみて貰おう。
「別に怖かねェよ、オレを怖がらせたかったら同じ様な腕をあと6本は生やしてから出直して来いってんだ。
ま、信じる信じねえはアンタの好きにすりゃ良い、どっちにしたところでオレの態度は変わんねえからよ」
耳や尻尾だって、角が生えてたり、また別の形の尻尾が生えてたりする知り合いだっている。
特徴的だとは思うが、それだけの事だ。別段、何か思う所は無ェ。
顔を背けるスノウは何か思う所あるようだが、それも別に気にしねえ。
「……まあ、こんな調子で良けりゃ聞きたいことは訊けよ、別にまだ満足しちゃいねえんだろ?」
そうしてしばらく釣りを続けながら、他愛無い話を繰り広げて、オレの退屈は霧散したのだった。
釣果?坊主だ坊主。スノウは……まあ、ビギナーズラックも多少あったかもしれねえが。
■スノウ > 「先生かー...一人だけ知ってるんだけど、まだ再会できてないかも」
あの先生、元気にしてるのかな。私まだ生徒じゃないし...。
「そう...私の元いた世界、雪一杯だったから、慣れないの。
本当はこうやって出歩くのもまずいとは感じてるから...。
もう私は自由だし、制限あっても色んな所、見たい知りたい。
最初は全然だったんだけどね...こっちも慣れちゃった。」
あれで糸巻いて、引き上げるんだ。知らない物ばかりだ。
どうやらまだ食いついていないらしい...。
餌につけてる様子をみて私でも出来そうだなと感じた。
「...ほんとに?...怖くないの?それならうれしいかな。
どこにいても何か言われる事そうそうないし...信じられなくて。」
多分嘘は喋ってないような気がする、そういう事は言わないんだろう。
少しだけ、別の感情が出そうな気がしたので...逆の方向を見ながら。
会って間もない人に変な事聞いておいて、この顔を見せたくない。
「....ありがとう。」
聞こえない程度で、独り言を呟いて。
■武知一実 >
「似た境遇の奴も学校なら一人や二人居るかもしれねえしな、先生にも聞いてみたら良いんじゃねえか?」
そもそもコイツは生徒なのか?
学校に居た事は間違いなさそうだけど、一見して生徒って感じじゃねえんだよな……
「ああ、最近この島に来たのか。
まだ春も半ばだってのに、暑いんじゃこれからしんどくなる一方だろ、思ったより急を要する事態みてえだな……
野宿するくれぇだ、この虫くらいワケねえか。んじゃまあ、一旦引き上げてっと……」
カラカラとリールを巻いて糸を引き上げる。
案の定、餌を齧られた痕跡すら無い。まあ良いんだけどよ。
長い事水の中に入れていた所為か少しふやけたワームを外して、新しいのを手に取り、釣り針にこうやって取り付けるんだと実演して見せる。
「ああ、聞きたいことがあんなら訊いてくれた方が話し易いわな。
……腕の話? まあ、正直言えば腕がデカい奴だって居るんだな、くらいにしか思わねえな。
顔がデカかったり、胸がデカかったり、そういうのと同じだろ、腕の一本や二本デカくても不思議じゃねえや」
……と言ってはみるものの、オレのこの感覚がだいぶ特殊だってのは自覚してる。
けれどまあ、オレにしてみりゃそんな感じなのは事実で、別段驚いたり怖がったりするもんじゃねえ。
怖がって欲しいってんなら、まあ結果はどうあれ少しは考えてみるとこだが、そういうわけでもなさそうだ。