2024/06/18 のログ
武知 一実 >  
腹の底から叫んでた。しょうがないじゃない、これは。

Dr.イーリス > 一実さんの雰囲気に、これまでとは違う激しい感情を感じて、何かしらの事情を察した。

「あの……申し訳ございません。以後、気を付けますね。被験者と言っても、薬自体は十分完成段階ですので、後は色んな人に試してデータを取りたいと思っていた程度です」

お薬が必要と判断した人にお薬を渡そうとしたという間違った善意というのも間違いではない。
善意の方向性が間違いすぎている気がするが。

「世間で見れば、私達は同じ穴の狢のようですね。ずらかりましょう」

漆黒のアンドロイド、メカニカル・サイキッカーの右肩に乗り、逃走準備。

不良A「やべっ!」
不良B「逃げるぞ!」
不良C「しつこいな、風紀委員!」

不良達がすたこらさっさと走り出す。

「そう仰らずに、これから仲良くしていきましょう。結局、風紀委員に追われるという意味では同類だったという事で」

表情の変化が乏しいイーリスだが、ほんのりと微笑んだ。

武知 一実 >  
「そういうのは落第街ででもやってろ。
 学生通りとかでやんじゃねえぞ、風紀より先にぶん殴りに来るからな」

この点に関してはオレは誓約を投げ捨てようと思う。
その結果どんな目に遭ったとしても、きっと悔いは無い。多分。

「ホントにマジにこいつら……!」

疫病神以外の何物でもねえな!
しかも早々に逃げ出しやがったし、お前らがこっち来た所為なの分かってんだろうな!?

「うっるせえ! 絶対関わんな、面倒しか無さそうだから!」

こう見えてオレはオレのことで手一杯なの!
けどまあ、面倒事を引き連れて来ないってんなら、半年に一回程度なら話し相手にくらいはなっても良い……か?
そんな事を考えつつオレも再び逃走へと戻るのだった。

Dr.イーリス > 「いえ、このお薬に関しては、そこまで大げさなものではないですよ? 違法薬物の類ではありません」

ドラッグストア……は無理でも薬局でなら普通に扱えそうという程度の精神安定剤。
別件なら、薬品開発において、落第街でやるべき事を実際にやっている事自体は否定できない。

「一蓮托生ではありませんか。頑張って、ジョギングの続きといきましょう」

イーリスを乗せたメカニカル・サイキッカーも一実さんと並走する形で走り出した。
浜辺で風紀委員に追われるお騒がせ者達。これも青春の一ページ……なのかな?

ご案内:「浜辺」からDr.イーリスさんが去りました。
ご案内:「浜辺」から武知 一実さんが去りました。