2024/08/31 のログ
ナナ > 辿り着いた祭壇
合流した2人と一緒に見上げれば巫女装束の女の子
赤青黄の鮮やかなクリスタルは何か意味があるのかも?

「と、早いねエルピス。」

想像より早く合流できてまずは一安心

「……仕えてる巫女もそう略すんだ。
えっと、私はナナでこっちはエルピス、それとイーリス。
猫はミケね、それで助けてって声は貴女が?」

自己紹介を返しつつ尋ねる
ここまで来る事になった理由、あの声について

エルピス・シズメ >  
「うん。軽いし、バランスも取りやすい。イーリスのおかげ。」

 二人の評価には、そう答える。
 嬉しい気持ちは後で思い返すことにして、今はまじめに振舞う。

「……とにかく、今は……って、ファミマ様で通るんだ……。」

 ファミリーマリアンヌの巫女もファミマと呼ぶらしい。
 緩みかけた呼吸を慌てて整え、腕輪と剣をポーチから取り出して装着。

「状況を教えてくれると嬉しいな。」

 ナナが会話を行っている。
 簡潔に意見を述べた後は、警戒に回る。
 

Dr.イーリス > エルピスさんに嬉し気に笑う。
そうして祭壇の間に辿り着く。

「ご紹介に与りましたDr.イーリスと申します。仕えている巫女さんですらファミマ様と略すなら、天罰も何もなさそうですね」

エルピスさんの背中からぺこりと巫女に一礼した。

ミケちゃん「にゃにゃぁ~(ミケちゃんです)」

ミケちゃんも一礼して自己紹介のつもり。

ファミマ様の巫女 > 「ここまでお越しくださりありがとうございます。私の声が届く人達が神殿に訪れてくださり助かりました。これまで幾度も、この神殿に訪れる方々に声をかけてみましたが、その誰もが私に気づきませんでした……。あなた達はやっと出会えた、私の通じ合う力を行使できる相手です。あなた達にはその素質があるのでしょう」

巫女は、どこか安堵するように微笑む。

「今、あなた方は隔離された空間にいます。私の力でなんとかあなた方をこの空間に招く事ができました。私は、異界の巫女。私がいた世界は、魔王が人々を蹂躙する悪夢のような世界です……。そんな中でも、ファミマ様を崇めしこの神殿は人々の希望の象徴でした……。しかし、魔王に挑んだ勇者一行が敗れた後に、魔王は巫女である私ごと神殿を異世界、つまりこの世界に封印してしまったのです。大広間であなた達が見た四人の子供は私の記憶、しいては幼き頃の勇者パーティです」

ナナ > 「素質…そんなの有るの?」

この三人に共通する事って何だろう、なんて思いつつ話を聞く
どうも異世界と魔王と勇者の話しらしい

どうもここで封印されているらしいけれどその事実に関して自分達にできる事なんて有るのかは分からない
なので、イーリスとエルピスの指示を待つことに

変に考えても自分にできるのは物理的なお手伝いなので魔法が絡みだすと途端に役に立たなかったりする

エルピス・シズメ >    
「通じ合う、力。」

 心当たりがある。
 自らの異能に意識を向けて、その力を再認しながら説明を聞く。
 
 異邦の世界の魔王と勇者の話。
 先ほど見えたイメージの記憶。
  
「信仰は足りていると思う。まだ何も起きていない。
 …………魔王が、来ようとしている?」

 鏡の様に映った幻影と、語られる絶望。
 その事実に哀しみを抱きながらも、助けを求めた理由を探る。
  
「ナナ、嫌な感じがしたら多分、動いて間違いはないと思う。」

 魔力は感知できないかもしれないけど、
 ナナの勘と判断力は高く、タフネスもある。そう信頼している。

ファミマ様の巫女 > 「素質あるみたいですよ。私の通じ合う力は素質ある人にしか通じませんので」

神殿には観光客がわりと訪れていたはずだが、これまで素質ある人に出会えなかったという難儀な能力である。
エルピスさんの継ぐ力と比べて粗悪もいいところな不安定な力である。

「魔王には弱点があります。竜と、人の感情、電気、この三つと言われています。私達の世界では竜に力を借りようとしても逆に襲われますし、人の感情といっても物理的にそれをぶつける方法なんてありませんし、電気の魔法なんて伝説クラスなので使い手皆無ではあるのですけどね……はは」

元気なく笑う巫女。

「魔王がこの世界に来る事はおそらくないでしょう。神殿を封印するのに魔王もかなりの力を使ったはずですし、魔王がこの世界に興味があるとも思えません」

エルピスさんに首を横に振る。
魔王を倒してほしいみたいな頼みはしない様子。

「再起が図れるなら、また魔王に挑めます。勇者パーティも敗れはしましたが、まだ死んではいません。そして封印を解く方法に関しても、竜と、人の感情と、電気、この三つを含んだ魔力があれば解く事が可能です。祭壇の前にある赤いクリスタルに竜の力を含んだ魔力、青いクリスタルに感情の力を含んだ魔力、黄色のクリスタルに電気の力を含んだ魔力、それぞれ同じタイミングで同じ量の魔力を注げば、おそらく封印が解けると思います……。どうかお願いします……どうか、それ等の魔力を有する方々を集めてくださらないでしょうか……」

同じタイミングかつ同じ量の魔力。
とてもチームワークなどが求められそうな内容だった。

ナナ > 「嫌な感じ?
分かった…なんかあったら動く。」

ミケちゃんを床に置いて一応警戒

弱点を聞けばなんとも良い感じにかみ合っている
ここに居る自分達が完全にメタとなっていた

「同じ魔力………」

どうしよう、と考える
魔力を全力でぶちまけるのは前回やった事がある
ただ威力の調整などと言われると…縋る様にエルピスの方を見る
やる事は分かりできはするがうまくいく気がしない、そんな感じ

エルピス・シズメ >  
 その不安定な力を、エルピスが粗悪と評する事は無かった。
 撃退や封印はないと判断すれば、集中を深めて話を聞く。
 話を理解することにリソースを割いて、返事も後回しにして警戒を任せている。

「電気、竜、人。……分かった。」

 不思議な組み合わせ。
 ただ、似たような区分けをする(文明・精霊・信仰)魔法群に覚えがある。
 だから、すんなりと受け入れた。

「ナナ、大丈夫。自然体で、叫ばないで、息を吐き出す感じ。
 この前は全力でやったから、全力を出さないように優しくしよう。
 ……うん。目の前のクリスタルはミケちゃんだと思ってやろう。」

 聞き終えてから、ナナの視線と声に応える。
 加減したくなるものを、イメージとして伝えた。

「イーリスも大丈夫?
 たぶん、イーリスが一番電気に近いと思う。大丈夫なら、準備しよう。」

 青いクリスタルへと向かい、手を向ける準備。
 

Dr.イーリス > ひとまずエルピスさんの背中から降りる。
そしてエルピスさんにこくんと頷いた。

「電気の魔力ならお任せください」

黄色いクリスタルに歩み寄ると、地面にぺたんと座り、アタッシュケースを開ける。
アタッシュケースから数本のコードを取り出し、自身の右手につけていく。そして、もう片方の先端を黄色いクリスタルに接続していく。

魔力を流すというのは分かったけど、イーリスはシステムに従って機械的に魔力を体内で循環させているというだけ。機械的に魔力を流しているという事で、その魔力に自然と電気が含まれる。
ただ、その電気を含む魔力を外に流し込むためにコードが必要、という事でコードを右手に繋いだわけである。

「しかし、魔力の持ち主は私達でなんとかなりますが、同じタイミングと同じ量……。どのようにして調整しましょうか。私は、数値とタイミングに関しては機械的な調整が可能です」

つまり、予め設定した時間に、予め設定した量の魔力を注ぐ事ができるという事。

ナナ > 「自然体…自然体ね!」

息を吐き出して自然な声で、力まず叫ばずを意識する
正直な所自分の事で精一杯なので自分の担当するクリスタルに集中する

あの夜の様に体全体が鱗に覆われていく
できうる限りドラゴンに体を近付ける…二度目なので心なしか前よりも変身はすんなりとできる

「ギァァ!」

喉の構造も変わる為出てくるのはそんな声
いつでもいける、と言いたいのだけれど何となく伝わるかもしれない

エルピス・シズメ >  
「そうだね…………よし、僕が合図しよう。
 言葉は……『ファミマ様』で行こう。ナナの声も、理解できるから大丈夫。」

 ナナのやる気も十分。これなら精神的動揺・不安による操作ミスはないと思える。
 彼女の察知力、反射神経や反応力は優れている。だから、十二分に信頼で出来る。

 イーリスに関しては、語るまでもない(想い人)

「ナナ、イーリス。準備は良い?」

 周囲を見る。全員の準備が出来たタイミングで。大きく息を吸う。
 ……このままだと、一つだけ足りない要素がある。
 

Dr.イーリス > ナナさんが竜に近い姿となったのを確認。

「ファミマ様、でございますね! 分かりました! 準備は出来ております」

微笑みながら頷いた。

「それではいきますね。5、4、3、2、1、ファミマ様!!」

カウントダウン後、ファミマ様という声に合わせて三人が同じタイミングでそれぞれクリスタルに魔力が注がれる。

しかし、封印が解ける事はなかった。
タイミングは確かに三人同時。だが、魔力の量を三人で調整していないのでバラバラである。

「そんな……。タイミングは同じでした。おそらく、注がれた魔力の量が一定ではないみたいです……」

ナナ > (ファミマ様…まぁいいか。)

ここに至ってもやはりファミマ様だった
この世界では貴女はファミマ様なので諦めて下さい

喉に集中、2人の魔力に合わせる事を意識しながら息を吸い込む
準備は出来たと尻尾が地面をたたく

「――ガギガアァァァァ!」

自分の中ではファミマ様
音としてはドラゴンの声、魔力を乗せたそれをクリスタルにぶつける

「グゥゥ―――」

失敗したらしい、やはり魔力量を同じと言うのは一筋縄ではいかない

エルピス・シズメ >  
「そっか、そこの調整を……。」

 当然、失敗する。
 ただ、一度の失敗程度で折れる彼ではない。

 魔力量。
 これを合わせることは、すこしばかり難しい。

 イーリスは数値を計ることができる。タイミングを合わせることが出来る。一定量を流す。どれも正しく出来る。
 エルピスは数値は計ることはできない。タイミングを合わせることは出来る。一定量を流すことそのものはできる。
 ナナは魔力を流せるが、その加減と数値は分からない。

 腕輪──イリデッセントリングに定量を流し、腕輪を設置ないし媒介にすることを考慮する。
 そのためには、器として使う為に手動で定量の魔力を込める必要がある。

「人の手でなくてもいいなら、イリデッセント・リングに同じ量の魔力を込めて、それを使うのも手かな。
 あるいは同じ材質のものを3つ使って……とりあえず、ナナをベースに考えよう。イーリス、測定をお願いできる?」

 

Dr.イーリス > 「魔力量の調整……どうすれば……」

イーリスは右手がコードで繋がれていて使えない状態ではあるものの、左手で頭を抱えて視線を落としてしまう。
だが、エルピスさんの提案によりイーリスは顔をあげて明るい表情になった。

「《イリデッセント・リング》は、私達三人が持つ同じ素材のもの! エルピスさん、ナイスアイデアですね! 魔力量の測定はお任せください」

一旦、黄色のクリスタルからコードを抜いた。
竜と化しているナナさんの方を向く。

「ナナさんがベースでございますね。ナナさんが《イリデッセント・リング》に流した魔力を私が測定します」

ナナ > 「グァ!!」

今度は失敗しないとやる気は十分
ただ調整に関してはほぼ2人に丸投げ状態なので大人しく待つしかない

イリデッセント・リングと言われて腕輪を見る
これに魔力を込める、ややこしいが自力で合わせるよりは簡単な筈
むむむむむと腕輪に魔力が流れるイメージ

Dr.イーリス > イーリスは、ナナさんの《イリデッセント・リング》を凝視。
ナナさんが《イリデッセント・リング》に送り込まれる魔力を数値かして測定。
コードを自身の《イリデッセント・リング》に繋ぎ、ナナさんの《イリデッセント・リング》に注がれた魔力数値と全く同じ量の魔力を流した。
魔力量を数値化しているので、その量は完全に一致している。

「ふふ。『数ある事務所』の証、思い入れの《イリデッセント・リング》がとても役に立ちましたね。エルピスさん、少しずつ魔力を《イリデッセント・リング》に注いでください。ナナさんと私の《イリデッセント・リング》に注がれている魔力量の数値になりましたら、ストップと声をかけます」

エルピス・シズメ > 《イリデッセント・リング》。

 『数ある事務所』に属するものが持つ腕輪。
 三人が持つ同じ素材のもの。
 
 考案はエルピス。設計はイーリス。
 素材や機構の特性に関しても熟知している。
 その為、魔力を流すことにも不安や抵抗がない。
 
 ナナの測定が終わり、イーリスが合わせる光景を認める。
 自分の番が来れば、腕に手を向ける。

「了解。ゆっくり流すよ。」

 流す為の前準備を済ませ、魔力を流す。
 安定したペースで、分かり易く流れている。
  

ナナ > 「グッグゥ…!」

同じ量の魔力を流し続ける、やってみると意外ときつい
ずっと空気椅子をしているみたいな感じがする

でもここでペースを乱すわけにはいかない
気合でペースを維持
それさえうまくいけば後は2人が合わせてくれると信じて待つ

Dr.イーリス > 《イリデッセント・リング》に魔力を少しずつ流し込むエルピスさん。
イーリスの体内コンピューターがその魔力を数値化して計測していた。
やがてエルピスさんの 《イリデッセント・リング》もナナさんやイーリスの《イリデッセント・リング》と同じ魔力量となった。

「ストップです!」

ストップという言葉、そして手でぱちんと叩く事でもエルピスさんにストップと伝えていた。

「では、リングでそれぞれ同じタイミングでクリスタルに触れて、魔力を注ぎましょう。いきますよ! 5、4,3,2,1,ファミマ様!」

ファミマ様のタイミングで、イーリスはリングで黄色クリスタルに振れた。

エルピス・シズメ >  
「ファミマ様!」

声が重なるタイミングで、リングでクリスタルに触れる。

ナナ > 「――ガギガアァァァァ!」

リングをクリスタルに当てた!
タイミングと魔力量はばっちりなはず

ファミマ様の巫女 > 竜、感情、電気の魔力。同じタイミング、そして同じ魔力量。
これらが交わる事など、そうそうないだろう。
だが、それらが交わりし奇跡が起きて、赤と青と黄、三つのクリスタルが光輝く。

「封印が解かれていきます……!」

祭壇が置かれている空間に罅がいく。
地面が揺れ、パキパキと空間が割れていく。

そしてパリンと割れて、
三人と一匹、いやファミマ様の巫女も含めて四人は、円状の床立っていた。
円状の床は湖に囲まれており、その向こうにある白い壁と所々に刺さるクリスタルから、ここがファミマ水神殿の内部である事が想像できるだろう。
湖を跨ぐように、登り階段があって、出口に繋がっている。

隔離された空間から、元の世界に出てきたのだ。
そしてクリスタルに閉じ込められていたファミマ様の巫女、今はクリスタルから解放されていた。

「魔王の力が弱まり、神殿の封印がようやく解かれました。皆様、本当にありがとうございます!」

巫女は、三人に一礼する。

エルピス・シズメ >  
「……うん。力になれたのなら何より。
 巫女さまたちも、頑張ってね。応援してる。」
 
 空間が破れ、世界が変わる。
 封印が解けた合図である、元の領域に戻ってきた。

 出口に繋がっているであろう階段をみて、そう判断する。

 ツアーからはぐれてしまったことだけが多少懸念だが、何とかなる。
 これもひと夏の冒険で、大事な想い出。

 異邦の勇者たちも、再び立ち上がると信じて告げる。
 

ナナ > 「ガ、ガァ…うぇ、うまくいったぁ。」

ペタンと地面に座る
暴れるより疲れた気がする

ただその分結果は上手くいったらしい
元居た神殿、そして巫女の言葉
上手くやり遂げる事が出来たらしい

「魔王退治頑張ってね、応援してるから。」

無事やり遂げた
ミケちゃんを抱いて手をフリフリ
かなり奇妙な体験だったが、間接的に世界を救う助けになったのかも?

Dr.イーリス > 「お役に立てたなら嬉しいです」

にこっ、と笑みを浮かべた。
イーリスもナナさんと同じように、ぺたんと座った。

ミケちゃん > 「にゃあぁ~」

ナナさんに手をふりふりされているミケちゃんは、あくびをするように鳴いてから、ナナさんの体にすりすりしている。

ファミマ様の巫女 > 「ありがとうございます、魔王退治なんとか成し遂げますね!」

巫女が袖から短い杖状の神楽鈴を取り出して、鳴らし始める。
すると、円状の床が白く輝きだす。

「ここは家庭祈願の間。神殿の封印を解いてくださったあなた方の、家族の絆を祝福します。そしてあなた方に、ファミリーマリアンヌ様の加護を……!」

すると、神殿の封印を解くキーとなった《数ある事務所》のメンバーの証《イリデッセント・リング》が虹色に輝きだす。証たるリングに、加護が宿っていく。

「あなた方の誰かがもし危機に陥ったとしても、別の誰かがそのブレスレットを通して気づく事ができるようになりました。あなた方に、祝福あれ!」

やがて床とリングの光が少しずつ消えていく。その直後、神殿そのものが大きく揺れた。

ガイドさん『ぴんぽんぱんぽーん! 門が発生しました! お客様方はただちに潜水艇までお戻りください!』

ガイドさんが慌てた様子で、館内アナウンス。

「封印が解けた今、このファミマ水神殿が私の元居た世界に帰還しようとしています。あなた達はおゆきなさい」

エルピス・シズメ > 「ありがとう、イーリス。
 イーリスが作ってくれたこの腕輪と、定量化の技術。
 この二つがあったから、みんなでなんとかできた。」 

 嬉しそうに腕輪を取る。予備の腕輪も含めて虹色に輝き出し、
 言葉通りの加護が宿ったと直感的に理解する。


「ナナ、お疲れ様。魔力の扱い、どんどん上手くなってるね。
 戻ったら神殿の前のコンビニで美味しいスイーツ買って、ゆっくり帰ろ──。」

 もう一度巫女を見て、感謝と応援の意を示す。
 巻き込まれる前に戻らなければならないらしい。

 封印を解いたのだから、確かに道理だ。

「スイーツは船までおあずけかな。急ごう。イーリス。」

 さらりとイーリスに向かい、背中に乗る様に促す。
 急ぐに越した事はない。

ナナ > 「疲れた…本気で疲れた。」

けど達成感の方が強い
これでまた魔力の扱いに慣れられた筈
加えて、本当に加護みたいなものを貰ってしまった

「そうね、ゆっくり帰ってのんびり……してる暇なくなったっぽい?」

アナウンスと巫女の言葉にミケちゃんを抱えて走り出す
ゆっくり挨拶もできてないけれど状況が状況なので仕方なし

「巫女さ~ん、ファミマ様にありがとうって伝えといて~!」

そう声をあげながら潜水艇に向かって走り出した

Dr.イーリス > 「お褒めいただきありがとうございます。腕輪は、エルピスさんのアイデアあってこそでもございますよ」

エルピスさんに明るく笑ってみせる。

「この様子ですと、神殿のお庭にあるコンビニは、巫女さんの世界に旅立ってしまいますね……」

スイーツごと、異界にもっていかれてしまうコンビニ……。

「ナナさん、お疲れ様です。しかし、ゆっくりしている時間はないようですね。恐縮ながら、エルピスさんお願いします」

慌ててコードをアタッシュケースに仕舞い、エルピスさんに背中に乗った。

ファミマ様の巫女 > 「ファミマ様にお伝えしておきますね。あなた方のお陰で、私達はまた魔王と戦えます。帰路、お気をつけくださいね」

巫女は微笑みながら三人の一匹に手を振った。

状況 > 家庭祈願の間を抜けてその先に通路を走れば、三人は勇者パーティの幻影を見た大広間へとやってくる。
そこからさらに通路を走り、お庭へ。

ガイドさん「あなた達で最後です! 早く早く!!」

ガイドさんが三人を潜水艇へ誘導。
全員乗った事を確認して、潜水艇が海上に向けて発進する。お庭に建つコンビニは置き去りにして……。

コンビニ店長「があああああああぁぁぁ!!! ワシのコンビニがあああああああぁぁぁ!!!」

とか叫んでいたおじさんが潜水艇でいた。

エルピス・シズメ >  
 潜水艇に乗船。
 少し広い所を見つけて、そこにイーリスを降ろす。

「間に合ったね。みんな、お疲れ様。
 船に戻ったら、スイーツやジュースでも食べよっか。」

 くす、と 笑う。

 巻きこまれたコンビニのオーナーを見て声を掛けるか迷ったが、
 冷静になれば自分で必要な手続きをするだろうと判断してそっとしておく。
 門がらみなので、委員の方から聴取と保険を申し出るかもしれない。

「びっくりしたけど、これも夏の思い出かな。
 綺麗で素敵な神殿だったね。ファミリーマリアンヌ神殿。」

 神殿の由来と光景、そして心優しき通じ合う力を持つ巫女を思い返し、楽しそうに笑った。
 

ご案内:「海底遺跡 海底の神殿」からナナさんが去りました。
ご案内:「海底遺跡 海底の神殿」からエルピス・シズメさんが去りました。
ご案内:「海底遺跡 海底の神殿」からDr.イーリスさんが去りました。