2024/10/02 のログ
ご案内:「浜辺」にシスター・マルレーネさんが現れました。
■シスター・マルレーネ > からん、からん、っと音が鳴り響いて、空き缶が籠の中に放り込まれる。
人が二人は入るのではないか、というほどの籠は、中で綺麗に3等分に区切られていて、それぞれに袋が設置。
缶瓶、可燃、不燃ときっちりわけられたそれに、ほれほれと拾っては投げ込んでいく金髪水着。
今日はプールで身に着けていたかぼちゃヘッドではない。
ああ、風を頬で受けられる心地よさよ。満足気にんぅ、っと伸びをする。
がしゃん、と背中で重そうな音が鳴った。
■シスター・マルレーネ > 「まだまだ暑いですねえ。
もうしばらくはこのアルバイトも続きますかね。」
首にひっかけたタオルでぐ、っと汗を拭う金髪異邦人の女性。
本来は修道服で日常生活のほとんどを過ごしているのだが、ここ最近は水着ばかりである。
暑い時期はこういう仕事の仕方もあり、と友達に教わって、生活がアップグレードした。
言ってもらうまでは、どんな時期でも修道服一本勝負だったのだ。
ふぅ、と小さく吐息を吐き出して、よいせ、と籠を抱えなおして歩き出す。。
がしょん、がしゃん、と壊れた合体ロボットのような音をさせながら歩く重戦車。サンダルのはずなのに足が砂浜に深く沈み込む気がする。
■シスター・マルレーネ > 「よし。これくらいにしておきましょうか。
暗くなるのも早くなってきましたね。」
うんせ、と肩に担いだ籠を揺らしながら、空を見上げる。
1か月前はまだまだ明るく輝いていた空は、すっかりと薄暗くなって。
まだまだ生暖かいながらも、涼しさをどこか漂わせた風が後ろから吹いていく。
「えっほ、げほっ!」
いろいろなゴミの匂いと共に。
ご案内:「浜辺」からシスター・マルレーネさんが去りました。