2026/01/11 のログ
ご案内:「浜辺」にシャンティさんが現れました。
■シャンティ > さくり さくり
砂を踏みしめる小さな音が浜辺に響く
さくり さくり
規則正しく砂を穿つ音が響く
「…………」
しゃら しゃら
女が手にした本の頁を捲る
前に 前に 前に
本の厚みを超える量の頁が捲くられる
「……はぁ」
女の色素の薄い唇から、小さな吐息が漏れた
■シャンティ > さくり
小さな足音が止まる。虚ろな目は海の遥か向こうに向けられる。
しかし、その瞳には何も映らない。
「……静か、ね」
気だるい声が、気だるく響く
世は並べて事もなく、世間は穏やかな年始を迎えている。自分もまた、特に何事もなくこの場に立っている。
ただ旧年を考えれば、身近な変化はあれこれとあった。概ね原因は2つに絞られる。
厄介を持ち込む奇縁と、熱意を持つ奇縁と。
それだけなら、まだいい。ただ自分の自身も変化が起きているのでは、と女は考える。
「……昔、は……そう、でも……なかった、わよ……ねぇ」
また、吐息を一つ。胸の中に、なんとも言えないものが渦巻く。
幼少から凝り固まっていたそこに、今までは存在しなかったような何か。
■シャンティ > 唇に人差し指をあて、女はしばし考える。
どれだけ時が過ぎただろうか。
「……問う……必要、は……ある、かもし、れない……わ、ねぇ」
小さな吐息を残し
さくり さくりと女は浜辺をあとにした
ご案内:「浜辺」からシャンティさんが去りました。