2024/07/20 のログ
アーヴァリティ > 「はい!いただきます!」

ヴィシアスさんのお話を聞きながらカレーを食べさせてもらう。
もぐもぐ…う~ん美味しい!
強い刺激ではなく、香ばしい感じだ!香りとピリッとした辛味が最高にマッチしている!
担々麺も良かったけど、カレーも違った良さがある…でもやっぱりあの刺激は良かったなあなんて。
言ったら呆れられちゃいそうだから言わないでおこう。

「はい!気を付けます!」

目がそれてる気がするけど、きっと考えすぎ!

「お~…うーん…どうしようかなぁ…」

浮かび上がった文字にびっくり。
しかも書けるんだこれ。悪魔っぽい魔法だ。すごーい。
にしても対価…普通にお金を払うだけでもいいけど…うーん…

なんて、腕を組んで考えていたら…

「うーん…ん?」

突然の安心感とも、既視感とも言えない心地よく懐かしい感覚。
お家のような…まさか…

「…じゃあ、担々麺の倍額と…中身は約束できないけど、マジックアイテムでどうかな?」

倍額、まで書いてから聞いてみよう。
内容の確定しないものを書いてもいいのか、聞いておかないとね。にやり

ヴィシアス > 「……ふ、美味そうで良かった。そのように食ってくれれば、甲斐もある。」

微笑まし気に食べる姿を見ている。
元気いっぱいで破天荒だったけど、
こういうところを見れば、安心できるものだ。

その内心など、悪魔が知る由もない。

「あぁ、…金だけで良いのだが、好意というなら受け取ろう。」

貴女がしばらく悩んでから書いてくれた字に、頷く。

「私は今、面白い魔法を探し、作ろうとしているんだよ。
その参考の一助になるかもしれないからな。
君は私とは全く違う性格だ―――どんなものを持ってきてくれるか、
楽しみにしている。……どうかしたか?」

マジックアイテム。中身がわからないのも面白みだろう。
書き終えれば、その書は2つに分かれて、互いの手元に添えられる。
……はて、何か気になったろうか?

「これを以って契約とするよ。アーヴァリティ。
 書は互いに手元に保存する。後で書き換えられぬように、契約を違えぬように。」

「さて。……食うものも食った。他に用がなければ、店を出ようか?アーヴァリティ。」

アーヴァリティ > 「感謝の気持ちというものです!
ほら治癒もしてもらいましたしっ」

後半は小声で。美味しい物を奢ってもらって、また教えてもらうって話もして。
それでいて治癒までしてもらったのだ!倍額払う価値はあるだろう!

「わかりましたっ!しっかり保管します!」

ちゃんと持って帰らないとね!
大事にしよう。借りてる部屋に仕舞っておこう。

「出ましょう!あ、ごちそうさまでした!美味しかったです!」

ヴィシアスさんと、あとお店にも!
ちゃんと感謝は伝えないとね。
是非また来たい!
席を立って、ヴィシアスさんを待ってからお店を出よう!

ヴィシアス > 「治癒は対価はいらんと言ったが、そうか。」
「なら、それを治癒の対価にしよう。」
「本来、対価無き契約はルール違反」
「マジックアイテムはそっちの対価だ」

……なんだ、ちゃんとわかってるじゃないか。
そう思うと、急に安心感が高まって来て、思わず強面が笑った。

「ああ。お粗末さまでした。」

やっぱり、礼を言われるってのはいいもんだ。
施しには、そうあるべきだろうから。

「……ほら、電子決済だ。」
『毎度ありがとうございました~』
『……あの子、大丈夫だった?』
「ああ、まあ、見ての通りだ。意外と頑丈なのかもしれん。」
『よかった~』

ピッとやるだけで、簡単に金を払える。
仕組みはよく分からんが。
さて、店を出よう。



街路にて。

「…そうだ。私は癒しの悪魔故に、常世の病院で働いている。
 対価を払えるようになれば、訪ねてくるがいい。」

「対価を払わずに居続ければ、契約書の在り処に突然現れるかもしれんな。ふふふ。」

一つ、申し添え。
とはいえ、本気で取り立ててやろうなどとは、微塵も思っちゃいないけれど。

アーヴァリティ > 「わかりました!」

悪魔としての矜持か規則かはわからないけど、大事だと思うからね!
しっかり遵守するべきだと、ボクは思う!
それが感謝する姿勢というものだよ!

「そうなんですね~。じゃあ怪我とかした時はまたお願いするかもしれません!」

悪魔が医療をしてるのはびっくりだぁ。でも、ヴィシアスさんならありそうと思える。

「勿論ちゃんと準備しますとも!
…あ、でもちょ~っと時間かかるかもです。一か月ぐらいは~…オネガイシマスッ」

2千円返せるようになるのっていつだろう。
マジックアイテムも、アテがあるから言ったけど…すぐ準備出来るだろうか。
あんまり図々しい態度で出るのも良くないけど、ヴィシアスさんなら待ってくれる気がする!

ヴィシアス > 「ああ、分かっているさ。
 君が嘘を吐くようなヤツでない事も、
 契約を反故にするようなヤツでない事も。
 ゆっくりやるがいい。契約に期限はない。」

つまり、やっぱり結局無理矢理取り立てようなんて思っちゃいないって事だろう。
そのうち、放っておいても自分からかえしにきました!なんて言ってくれそうな気がするから。

「もし、怪我をして困ったりしたら、ああ。いつでも来るがいいだろう。」

「では。私はこれにて失礼するよ。」
「……丁度、夕飯の卵入りカレーの材料を買いに来ていたんだ。」

「いずれまた、どこかで会おう。」

やけに家庭的な言葉を残してから、
巨漢の悪魔は緩く手を振り、
街路のどこかへと歩き、人だかりの中に溶け込んでいくことだろうか。

ご案内:「異邦人街」からヴィシアスさんが去りました。
アーヴァリティ > 「あぁありがたやありがたや…絶対返しますから!待っててください!」

拳を握りこんでガッツポーズっぽい恰好。
ふふふ、いいアイテムもっていってやるからな…!

「はーい!また会いましょうヴィシアスさん!お気をつけてー!」

手を振って見送る。
とてもいい人、じゃない悪魔だった!
また一緒に美味しいごはんを食べたい…次はどんなところに連れていってもらおうかな?
今からちょっとワクワクするよ。

「さ~て…お金稼ぐ方法考えないとな~」

後頭部で手を組んで、考えながら歩く。
そういえば…転移荒野、いかないとなー

「お家も来ちゃったみたいだからね~」

ボクのお家…もとい、迷宮、ダンジョン。
マジックアイテムとりにね、ちゃんと帰らないとね!

ふふふと笑いが零れる。
さーて!もうちょっと見て回ったら学生寮に帰ろうか!

ご案内:「異邦人街」からアーヴァリティさんが去りました。