2024/12/07 のログ
ご案内:「異邦人街」にルーフラットさんが現れました。
■ルーフラット >
16:50。異邦人街にて。
僕はスーパーの裏手から逃げている。
大きな金庫を抱えて、だ。
90kg前後の金庫だって僕のパワーなら簡単に運べるんだぞ。
そして全力疾走だ!!
お腹は空くし、何日も寝てなくてフラフラするからな!!
お前ら、僕に轢き殺されたくなかったら道を開けろ!! 開けろ!!
「どけどけ!! 邪魔だぞ!!」
僕は人がごった返す異邦人街を駆け抜ける。
■ルーフラット >
邪魔だ、どいつもこいつも邪魔だーっ!!
僕のやることも! 僕のやりたいことも!!
邪魔が多すぎるんだよ!!
僕が大声を上げながら街を疾走すると、
誰も彼もが困惑と悲鳴を口にしながら道を開ける。
いい気味だ!!
僕のことを見下ろしながら除けてた側が!!
今は僕に道を開けてる!!
最近、食べ物にばっかりお金を使ってたからな!!
この金庫をこじ開けたら、好き放題使ってやるぞ!!
■ルーフラット >
駆け抜ける。パワーはある、再生力だって。
不可視の腕でお前らの首くらいネジ切れるサイコキネシスだってある!!
弱いやつは道を開けろ!!
僕という強者に頭を垂れるんだよっ!!
逃げ遅れた女が歩道の真ん中にいる。
左右に目を向けて困惑しているのか。
「邪魔だって言うのが聞こえないのかっ!!」
そいつをタックルで轢き潰そうとさらに加速する!!
■ルーフラット >
女を轢き飛ばそうとした瞬間。
衝撃。僕は弾かれるように左に吹き飛んだ。
「なんだ!?」
狙撃!! また風紀の邪魔が入ったか!!
「畜生、またお前らか!!」
「遠くから撃ってくるだけか、卑怯者め!!」
再生能力で傷が治っていく。
でも、路地に逃げないとヤバいか。
僕は金庫を抱え直すと、そのまま一目散に逃げ出していった。
ご案内:「異邦人街」からルーフラットさんが去りました。