2024/06/30 のログ
ご案内:「常世島スパ洞天《桃源リゾート》 物販エリア「羽衣堂」」にラヴェータさんが現れました。
■ラヴェータ > 「水着…水着か…」
絢爛な装飾、煌々と煌めくも不快にさせない照明。
そしてそれを台無しにする人混み。
「こうなるのならしっかりと下調べをしておくべきだったな。にしてもそうか、水着か…
着たことがないな」
桃源リゾートというリゾートがオープンした。
その話題を聞きつけ早速訪れたのは良いのだが、内部にあるのはプールと風呂、そして飲食店と売店。
それだけという訳ではないが、一番楽しみにしていたプールと風呂への入場には水着が必須とのことだった。
まあプールは分かる。だが風呂までとは思っていなかった。
獣の姿で入場することも考えたが…せっかくならルールに従おうと水着を買いに来たわけだ。
そんなわけで、物販で水着を選んでいる軍服の狐。
ビキニやパレオにワンピース。中には薄手のひらひらしたものもある。
豊富な品揃えだ。
■ラヴェータ > そもそもの話、種族として見れば服装なぞ着用しない者も多い。
人型では衣類を纏っていても、四足で歩いている時は裸という者も多い。
そもそもが人とは違うし毛皮だってある。人とは価値観が違うのだ。
とはいえ、人間社会に溶け込むうえで人型で裸体で居ると何かと問題がある。
だから仕方がなく衣類を纏っている。
水着を着用する機会というのも、これまでなかった。
だから、ここで買う水着が生まれて初めてになる訳だ。
「人の価値観はわかっているつもりだったが、この辺りは中々共感できんな。
生まれてきたときは皆同じ姿の筈だろう?」
黒いワンピース水着を手に取りながら文句を垂れる。
個人的には裸体で入場する分にはそれほど問題がない。
触れられるのは別だが。
「せっかくなら似合うものを選びたいが…
分らんな」
自分の肢体が薄めな事は分かっている。
その場合どういった水着が似合うのか、鑑を見ながら自分の身体にあてて試している。
■ラヴェータ > 「ふむ…だがやはり黒がいいな」
いくつか手に取ってみたが、やはり黒がいい。
この辺はまあいつもそうだ。同族も同じ毛色のやつらは黒が好きだった。
黒ければ黒いほどいい。
「そうだ。理央に見せる事を考えるか。あいつはどんなものが好きだろうか」
なんて、顎に手を当てて考える。
折角だからあいつを誘ってくるのもありだろう。
普段忙しそうにしているのだし、たまには休息をとらせるのもいいだろう。
さて、あいつが好きな水着はどんなものだろう。
ワンピースか?ビキニか?
露出の程度は?模様はあったほうがいいか?
「…さっぱりわからん。だが、男は露出が多い方がいいと聞くな
ふむ」
露出が多い服は人間社会では奇異の目で見られがちだが、男は露出が多い方が好き…なんて聞いたことがあるような、ないような。
…そういう意味だと、男は肉付きのいい肢体が好きと聞いた事がある。
「…まあ、仕方がないか」
自分の身体に不満を感じたことは無かったが、今初めて少し不満を感じた。
■ラヴェータ > 「…よさそうなものを全部買っていくか。
1つでも刺さればいいさ」
余ったら風紀のやつらにでもプレゼントしよう。
適当に配布すれば持って行ってくれるだろう。
「それでも悩むな…むむむ」
なんて、頭をひねる狐。
結局この日は水着選びだけで終わった。
3着ほど買っていった。あいつの気に入るものがあるとよい、なんて思いながら帰路についた。
ご案内:「常世島スパ洞天《桃源リゾート》 物販エリア「羽衣堂」」からラヴェータさんが去りました。
ご案内:「常世島スパ洞天《桃源リゾート》 温泉エリア「蟠桃仙泉」」にエルピス・シズメさんが現れました。
■エルピス・シズメ >
「ふー……」
急に予定が空いた為、最近できたと噂のスパに向かった。
義手は寮に置いてあり、義足は外してロッカーの中に仕舞っている。
なので少々手間はかかったものの、水着で入浴を楽しんでいる。
■エルピス・シズメ > 「新しくできたスパリゾート、蟠桃仙泉。
混浴なのは驚いたけど、分けるのも大変だしはやりなのかな。」
チラ見したパンフレットを思い返しながら、湯で寛ぐ。
「それにしても本当に桃の香り、すごいかも。
本物も使ってたりするのかな……」
すん、と、空気を嗅ぐ。
桃の香りも心地よい。
■エルピス・シズメ >
「値段もお手頃だし、また来ようかな。
……あ、営業時間も確認しておかないと。」
ゆっくりと湯から立ち上がる。
隙間時間に遊びに来たにしては十分寛げた。
他にも施設が色々あるとのことだったので、そっちも気にかかる。
「こういう新しい施設ができると、なんだか嬉しいね。」
ご案内:「常世島スパ洞天《桃源リゾート》 温泉エリア「蟠桃仙泉」」からエルピス・シズメさんが去りました。