2024/10/16 のログ
マト >   
「理解、そう… そうだね、ちょっとだけ理解できる
そんな気がするんだ、ふふ、でも出来るだけ死んでは欲しくないけどね」

まぁ、そんなこと言わなくても分かってるだろうけど、と続けつつ

「……其処はノーコメントにしておくよ、優希のプライバシーもあるし
ふふ、なら今度ボクも料理でも作ってあげようか?今練習してるからさ
友達の好きな食べ物くらいは把握しておきたいっていうのもあるし、リクエストは聞くよ?」

なんていいながら横になり
あなたと共に岩盤浴、そのはじめてを体験する
じんわりと染み渡るような熱気と漂う匂い
僅かに目を閉じれば、しみ込んでくるような感覚がして

「汗を出して… か、色々考えるんだね」

気をつけるよ、といいながらゆっくりと目を開け、あなたの方を見る

「ん……まぁ、付き合うって決まったのは少し前だね
あ、この事は秘密だよ?あまりひけらかす事じゃないからね、少なくとも今は」

しー、と唇に指をあててあなたを見返す
何処か悪戯っぽく笑いながら、少し体をよじらせて

「それにしても、之でも結構熱いな……
ボクはサウナには余り向いてないかもしれないね?」

額からは確かに汗がにじみ出し
傍にいるあなたには、僅かに桜のような匂いを感じられるかもしれない

橘壱 >  
「勿論死ぬ気はないけどさ、そうなったらそれまでと言うことで」

勿論生きるつもりではあるか、
自身の生命もある意味そのためのスパイスだ。
続ければ何時か死ぬ。なんとなく、わかることだ。

「……ってことは、そういうのを知ってるくらいは進展してるんだな。
 えっ、そう言うのは普通優希に……まぁ、アイツの練習用位か。いいよ。
 と言っても僕、甘党だしまぁまぁ偏食な気はするけど、アイツと味覚合うかなぁ」

揚げ物に甘いものに肉にジャンキー。
今どきの若者の味覚である。
そう言えば優希の味覚の好みは…マトが知ってそうだな。
せっかくのルームメイトの彼女だ、上手く行くようには協力したい。
なにせ、心をつかむには胃袋からと言うくらいだからね。

「代謝の促進とか、そういう身体機能の刺激を兼ねてるからね。
 汗を掻いてもそういうのがないと……ただ熱いだけかもねぇ」

ある意味生身用とも言うべきかもしれない。
額の汗を軽く拭い、半身を起こしてはにかみ笑い。
漂う桜の匂い、汗ばむマトの姿にちょっと生唾モノ。
いや、人の彼女を見続けるのよくないな。ちょっと目を逸らした。

「わかってるよ。馬に蹴られたくはないしね。
 じゃあ、適当に上がろうか。多分マトには、湯船のが良さそうだ。
 ほら、向こうに炭酸温泉とかもあるらしいし、軽く汗を流してから行こうか」

「ほら、水分補給も忘れずに、ね」

さぁ、行こうかと気の向くまま気の済むまで、
マトの行きたいところにやりたいことに付き合い続けるだろう。
なんでもない日常の一幕は、友人との長い時間で幕を閉じていくのであった。

ご案内:「常世島スパ洞天《桃源リゾート》 温泉エリア「蟠桃仙泉」」から橘壱さんが去りました。
マト >   
「そういう言い方をするのはちょっと嫌いなんだけど、まぁ、いいか」

投げ鉢になっていなければそれでいい
結局の所、本気で止めるつもりは無いのだし
それであなたが『たのしく』生きれるのならばと

「重ねてノーコメントって事で
そうそう、まぁ単純に、ボク自身の腕のステップアップも兼ねてだけどね
勿論手は抜かないさ、大事な友達の料理に手は抜けないよ」

何てウィンクしつつ、献立を頭に思い浮かべていく
最近は彩と言う者も重視しはじめてたりして

「成程ね、なら……まぁ、気持ちだけでも、かなぁ」

代謝については自分でもよくわかっていないが
普通の人と比べて余り重視するものではない事は確かで

それでもまぁ、友達と一緒に汗をかく、というのは悪くない経験だろう
そう思ってまた、大きく伸びをするようにする

「分かってるよ、しっかり水分補給、だね?」

重ねて水分補給に言及するあなたに、何だか面白そうに笑って

「そうしよう、ボク、折角ならサウナ以外は制覇しておきたいしね
次に来るとき、優希をエスコートできるようにさ?」

だからよろしくね、なんていいながらまたあなたに手を伸ばすだろう
こうして、友人同士のお風呂巡りは、日が暮れるまで続いた、のかも

その後のぼせたかどうかは、また別のお話

ご案内:「常世島スパ洞天《桃源リゾート》 温泉エリア「蟠桃仙泉」」からマトさんが去りました。