2024/08/11 のログ
■シア > 「……これ」
咳き込み、血を吐く少女に何かを差し出す。
丸薬のようにも見える。
「しばらく保つと思う、痛み止め。
貸す?手とか」
よろめく少女に手を差し出す。
「うん。
死んだら帰らない、人は。自然だよ、それは。
生き返らない、殺されたものは」
少女は当然のように口にする。
「……そう。避けれたの、最悪なのは。
でも。なにかありそう、まだ?」
小さく首を傾げた
シアには怪異のことはよくわからない。ミアの言い方から、まだなにかあるのかもしれない、と想像する。
「ありがとう。
考えてなかった、帰り道のことは」
助かった、とミアについて歩くだろう。
■ミア・コレット >
こうして二人で現実世界に帰還した。
裏世界にもまた、常に変化はある。
それが良いものか。悪いものかは。
人間には判断がつけられない。
ご案内:「裏常世渋谷」からミア・コレットさんが去りました。
ご案内:「裏常世渋谷」からシアさんが去りました。