2024/08/16 のログ
ご案内:「落第街大通り」にさんが現れました。
ご案内:「落第街大通り」からさんが去りました。
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> 今日は珍しく――いや、何時もの事か。依頼がさっぱり無い日だ。
あれから、腕がドラゴンになったりする事も無いし体も不調になったりはしていない。

「――まぁ、今の所はって感じだけどなぁ…実際今後どうなるか分からんし。」

怖いので闇医者とかに体を見て貰おうとしたが、よくよく考えたら自分の意志で食ったのだ。
つまり自業自得な訳で…でも、いきなりドラゴンとかになったら普通にやべーヤツでしかねぇよなぁ。

(あん時は右腕だけだったからいいけど、足とか胴体とか頭とか…最悪全身?うへぇ。)

小型のドラゴンが街中に出現!とかなったら何か討伐されそうで怖い…つーかされる。
まぁ、それをあまり深く考えてもしょうがない。なるようになるってやつ。
大通りをブラブラ歩きつつ、何か面白そうな事とか掘り出し物でもないかと視線を巡らせ。

> そもそも、竜の心臓を食べた理由は魔力の底上げ目的だったので思わぬ副産物だ。
まさか俺自身がドラゴンになる?副作用があるとは誤算過ぎた…しかも自分じゃ制御出来ない。

「何かそういう制御出来るような道具とか何かありゃいいんだけどなぁ。」

朝起きたらドラゴンになってました!とか依頼交渉中にドラゴンになりました!とか洒落にならん。
探せばありそうな気もするが、何せそういう伝手が無いので探すのも手探りになる…キリがねぇ。
むしろ見つかる事は無さそうなので、早々にそこは諦めた。そもそも金が無い。

「デカい依頼が欲しい所だけど、そういうのって大抵落とし穴があっからなぁ。」

特に殺しとかそっち方面は出来る限り断っている。絶対に禍根しか生まないし報復で死にたくねぇ。

> 「おっちゃーん、何か面白いネタとかお勧めの仕事転がってない?…え?ゴミ拾い?ついこの間やったっつーの!
…え?用心棒?それもこの前やったけど知り合いと鉢合わせたから最近控えてんだよ。
…転移荒野の調査…っていうかそれもやったよ!一通りやってますぅ!!」

顔見知りの屋台のおっちゃんに世間話のノリで上手いネタが転がってないか尋ねてみるけども。
全部ここ最近こなしたお仕事ばかりじゃねーか!我ながら色々やってんなぁ。

「そういや、アレは?【紅き屍骸】。最近連中の姿とかめっきり見かけなくなった気がするけど。」

少なくともスラムではあまり見かけなくなった気がする。
まぁ、意図的にそっちには手を出さない、関わらないようにしていたのもあるが。
だって特級怪異とかどう考えても厄ネタだ。関わるリスクにリターンが到底見合わない。

> 「ふーん、こっちでもあまり見掛けなくなってるぽい?大元がおっ死んだのかねぇ?
…ま、いーや。それはそれとしておっちゃん。こう、変身を抑制する道具とか売ってる場所知らん?」

仕事になりそうなネタは無さそうなので、ついでにそんな道具について尋ねてみたい。
ドラゴン化について正直に話すのもアレなのでぼかしてはいるけれど。
案の定、屋台のおっちゃんは首を傾げて怪訝そうだ…まぁ、そりゃそうよな。

「あーうん、心当たり無さそうなお顔だからいーわ、今の無しで。」

苦笑気味に手をひらひら振って屋台のおっちゃんに挨拶をしてからその場を離れる。
どうせ、頻繁に依頼が入る訳でもないし、そういう道具とか探してみるべきだろうか。

> 何かそういう道具とか機械とかに精通したヤツおらんかなぁ、と思うが生憎全く伝手も知り合いにもおらん。
…何でも屋さんの端くれとして、ちょっと人脈構成にも勤しみたい所だ。

「こればっかりは、縁というか運というか巡り合わせもデカいからなぁ。」

今後、そういう知り合いが出来たら聞いたり頼んだりしてみたい所ですよえぇ。
まぁ、それまでは…うんどうしようもねぇな。そもそも右腕だって勝手にドラゴン化して勝手に収まったのだ。

「他に竜の心臓食った奴とか居たら話を聞いてみたいんだけどなぁ。」

…居るか?そういう奴。いや、居るだろうなぁ…どのみち会えたら奇跡的だろうけど。

> (むしろ、普通に種族がドラゴンな奴に話を聞いた方が早い気がするな…。)

ドラゴンの心臓食った人間はあんまし居なくてもドラゴンな方は多いだろう。多分。
でも、異邦人街とかそっちに多そうだなぁ…あっちはまぁ行けなくもないが。

「あっちも風紀の巡回とか確かあった気がするし、どのみち頻繁には行けそうにねぇなぁ。」

ドロップアウトした犯罪者は肩身が狭いのだ…せめて二級学生だったら少しは行動範囲も広くなってたかもしれない。
小腹が空いてきたので、なけなしの金で適当に屋台で串焼きとか買って頬張りつつ歩く。

> あっという間に串焼きを食べ終えてしまった。近くにゴミ箱なんてものはないので、無造作に串をポイッ!

――何かガラの悪い連中のリーダーらしき旦那の頭にプスッと刺さった。
…ちょっとの沈黙。そちらを恐る恐る眺めて。…あーーこりゃやべぇわ。

「スマン旦那、その…うん、わざとじゃないんだ。」

じりじりと後ずさりつつ、乾いた笑いで言い訳してみたい。
あ、ナイフとか出してる…あ、拳銃も。うわぁーい…。

「じゃあ、そういう事でさいならーーー!!」

腰の四刀は飾りなのだろうか?全力でダッシュして逃げ出す赤毛少年。
『待てやゴラァ!!!』と、怒声と追跡の足音が聞こえるが構わず逃げる!!

ちなみに、きっちり撒いてスラムに逃げ帰りました。…そして余計に空腹になるのでした。

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