2024/09/08 のログ
ご案内:「落第街大通り」にギフタ―さんが現れました。
■ギフタ― > 「可憐な少女のお誘いとあれば是非、と言いたい所であるが御同行すれば私の悲願も叶わない為お断りである!」
向けられる剣と槍
これが少女の異能かと面白がる
「強い言葉と凛とした表情、とても素敵であるぞ少女よ。
願わくば私を地に伏せさせ力づくで連れていける様なレディーにならんことを。」
パン、と手を叩けばあら不思議
砂が崩れる様にギフタ―の体が足元から崩れていく
残るのは何の変哲もない砂山だけ
怪人らしくやっては見たが、結果は全力で逃げ去っただけ
ご案内:「落第街大通り」からギフタ―さんが去りました。
■フィスティア > 「……」
逃げられて、しまいました。
行き先を失った刃がゆっくりと降りていく様子を見ているうちに頭痛が激しくなってきます。
「うぅ……」
立っていられない頭痛にまたしゃがみこんでしまいます。
細剣を取り落とし、両手で頭を抑えます。
「私は…何を…」
槍の騎士さんの一人が細剣を拾ってくれているうちに、血が引いていく頭で考えます。
あの剣で何をする気だったのか。一体どう捕まえようというのか。そして、勝算が本当にあったのか。
考えると少しずつ頭痛が引いていきます。
「うぅ…」
捕まえられる訳がありません。私は攻撃の手段を知りません。
剣を振るえる訳がありません。私は攻撃の剣術を知りません。
勝てる訳がありません。あの魔法少女を裏で操っているのです。
「……」
すっかり頭痛とめまいが引いた後には、無力感が残りました。
わたしには何もできない。
「報告…報告に行きましょう」
今日得られた情報を、風紀委員会と…皆さんの為に…命を奪わせないために…
一刻も早く伝えなければ…
「こんな…こんなことが…」
私はその場を去りました。
うわごとのように何かを呟きながら…
■フィスティア > 『明日、魔法少女が落第街に出没する可能性あり』
『魔法少女は容姿が変化している可能性あり』
『魔法少女は人間と同様の弱点を持つ可能性があります。心臓や頭への攻撃は致死性の攻撃となる可能性あり』
『ギフターと名乗る人物が何らかの目的の為に魔法少女を仕立てた可能性あり』
■フィスティア > 気がつけば私は自宅でシャワーを浴びていました。
そして、静かに泣いていました。
ご案内:「落第街大通り」からフィスティアさんが去りました。