2024/09/18 のログ
ご案内:「落第街大通り」にクロメさんが現れました。
■クロメ > 薄暗い街に、黒が舞い降りる。
その胸には浮かぶのは闇を薄めるでもない、禍々しい白。
街に似つかわしくない少女の姿は、しかし不気味なまでに馴染んでいた。
「……なるほど」
怪異は空気を僅かに吸う。
すえた匂い、薄汚れた匂い、そして、血と、死の匂い
「ふん……ある意味、懐かしくはあるな」
■クロメ >
「……ん……?」
どこかで嗅いだような匂い
微かすぎて、正確には捉えきれない。
「……なんだ……?」
氷の顔が、僅かに歪む。
血の匂いが、死の匂いが多すぎる。
気になる之の正体を捉えるには雑音が多すぎる。
「……度し難い場所だ」
通常の街と違う空間が、自分を惑わせるのか
鋭い目が周りを見る
「……妙なものが多いな」
■クロメ >
「……アレも、このあたりで闘ったか」
なんとはなしに、わかる。
度し難い存在は度し難い場所で度し難くも争うのだ。
「たかが街一つ……ではあるが」
こんな場所が放置されている事自体が、度し難くはある。
しかし、今の自分にそれをどうこういうつもりもない。
好きにすればいい。
「……」
自分に胡乱な視線を向けるものの存在も感じ取る。
木端のようなモノを相手にする気はしないので捨て置くが。
万が一があれば、思い知らせるだけだ。
■クロメ >
しばらく進む。
一応、人の営みらしきものも見える。
「……なるほど。奥は、さらなる闇の温床だな?」
匂いでわかる。気配でわかる。
面倒ごとの匂いが色濃く臭う。
「……そこまでは、不要だな」
あくまで様子見でしかない。
これ以上の長居は不要か。
「……いくか」
宙に浮く。そのまま、街の外へと飛び去っていく
ご案内:「落第街大通り」からクロメさんが去りました。