2024/09/22 のログ
ミケちゃん > 『あの えっと ごめんなさい! まだせきをいれてなかったです! わたしのがんぼうでした!』

地面に爪で描いている。
結婚祝いを持っていくと言われて良心がズキンと痛み、慌てて、ゴン! と地面に頭をぶつける勢いで謝罪。
願望で見栄を張るのはよくないね、という教訓であった。

『なんだか わたしからのねんわは きこえてないみたいですか いっぽうてきなねんわだから わたしからはつたわらなかったのですね』

念我が通じないとなれば、ミケちゃんはまた筆談に戻った。

『えっと、せーふてぃきのうの せっていは あといちじかんぐらい だったとおもいます ありがとうございます ごいっしょさせてください』

ミケちゃんは子狼さんに歩み寄り、そのもふもふに自身の体をすりすりさせた。

『いちじかんたてば このねこちゃんのからだは もとのいし(AI)にもどります わたしがこのこ(ミケちゃん)を迎えにくるまでほごしていただけるとたすかります』

ミケちゃんは心地よさそうに、ゆっくりと目を細めていた。
そうしてわんにゃん二匹はその後雑談などして時間を過ごし、やがて時間が来ればイーリスの意識が元の体に戻る事だろう。
その後、イーリスが(イーリス弱いので護衛の量産型人型アンドロイド《ジャンク・アーミー》を三体連れて)わんにゃん二匹のもとに駆けつけたという。

しげ > 『あ、そうなの?籍はいれてなかったのか。じゃあ恋人か婚約者か』

結婚祝いはタオルがよいか手打ちうどんがよいか考えていたら
謝罪を受けて あっけらかんと気にしていなそうなしげだった。

『一方的な魔力通話だから仕方がない。すまない。
 うん、保護するのは構わないよ、もう暫くおつきあいしてくれると助かる』

猫さんと子狼によるモフモフ談話会がしばらく続いたという。
若干黒歴史になりかけた今回の騒動日誌は二人だけの秘密となったかもしれない。

ご案内:「落第街路地裏【わんにゃん騒動日記】」からしげさんが去りました。
ご案内:「落第街路地裏【わんにゃん騒動日記】」からミケちゃんさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り 闇市の一角」に追影切人さんが現れました。
追影切人 > 『――うわ、本当に来ましたよこの人。…よく許可が下りましたね?』

「――あァ?許可なんて取ってねーよ…病院は脱走してきた。さっさと用件済ませておきてぇしな。」

落第街の大通り沿いにある闇市場の一角。黒ずくめの格好で、”誰か”と会話している眼帯の男。
その右手には紙袋を携えており、”誰か”にそれをポイッと無造作に投げ渡す。

『…うわ、思ったより重量ありますねこれ…!で、”コレ”が例の魔銃――』

「…の、残骸な。俺が真っ二つにしたやつ。リペアは不可能ぽいし、だったら再利用しちまえって話だ。」

気怠そうに”誰か”にそう話しつつ、「どんくらいで出来る?」と、尋ねる。

――魔銃【Fragarach(フラガラック)】――その片割れ、左手用の残骸。
【逃亡者】弟切夏輝と交戦した際、男が真っ二つに斬り裂いた彼女の愛銃。

追影切人 > 『――これ、確か双銃ですよね?右手用の方は?』

「…そっちは俺がぶっ壊した訳じゃねぇからそもそも回収してねぇよ。
…そもそも、”コレ”の再利用だってかなりペナルティー覚悟だしな。」

”誰か”に手渡した紙袋の中身を一瞥しつつ。これを刀剣に作り直すのは面倒そうだが。

『――まぁ、私は依頼をこなすだけなので。前金も既に貰ってますし…久々に面白そうな”素材”ですし。』

「……前も言ったが、余計な機能とか入れんじゃねぇぞテメェ。扱いきれんのは勘弁だぜ。」

前科が幾つもあるコイツにその辺りの釘を刺しても無駄だろうが。クソデカ溜息を漏らしつつ。

『そこは保証できませんねぇ…まぁ、安心してくださいよ、ちゃんと良い刀に仕上げて差し上げますから。』

本当に大丈夫かコイツ…と、言いたげに隻眼で睨むが、”誰か”は何処吹く風の調子。

追影切人 > 『――そういえば、刀にするなら【銘】はお決まりで?』

「――あァ…一応な。銘は――――…で、頼むわ。」

魔銃から刀剣へ――作り変えられる【報復者(フラガラック)】…その新たな銘。
その名を”誰か”に告げれば、その人物はおやぁ…と、悪戯な笑顔を。

『……廬山君からちらっと聞いてましたけど、貴方本当に”感情”ゲットしたんですねぇ。
…いやぁ、正確には感傷…みたいな?【凶刃】さんも丸くなったものです。』

――それで腑抜けてないといいですけどねぇ、と笑顔で刺してきやがる。

「――うるせぇよ。テメェこそ腕前錆び付いてねーだろうな?【炉神】。」

ケッ、と悪態を零しながらそちらを隻眼で睨んだ。ソイツは肩を竦めて。

第一級監視対象【炉神】 > 『――誰に言ってるんですか。私に魔改造出来ない物はありませんよ、――それが神話や理外の武器だろうと。』
追影切人 > 自信満々にそう返す【炉神】に、そうかよ…と、ばかりに肩を竦めて。

「んじゃ、頼んだ……適当に時期を見て受け取りに来る。」

『まいどありー…あ、廬山君だけじゃなくてラヴェータちゃんにもよろしく。』

何で俺が女狐によろしく伝えないといけねぇんだ面倒臭い。心底嫌そうな表情を浮かべる。

『だって、後の2人は中々捕まりませんし。なら貴方に伝言とか頼んだ方が早いですって。』

「…ざけんな、直接あの女狐にテメェが言えよ面倒臭い。」

一級同士で近況報告しあうとか滑稽すぎるしアホらしいだろうが、とばかりに。

追影切人 > 【凶刃】に【無限山脈】、【血濡れの戦犯】に【炉神】、あと面倒な2人を加えた6人の第一級監視対象。
どいつもこいつも碌でもないクソ野郎、クソ女ばかりだ…自分も含めて。

「――まぁ、いい。長居するとペナルティー重なるからさっさと行くわ。」

気怠そうに左手を軽く挙げつつ踵を返して。【炉神】に背を向けてだらだらと歩き出す。

『――本当にいいんですか?

その問い掛けに、一度足を止めてから振り返り…淡々とした視線で。

「…良いも悪いもねぇよ。…俺が”そう決めた”。それが全てだろうがよ。」

『ごもっとも――…取り敢えずさっさと怪我治して下さいね。監視役さんにも怒られますよー。』

「うっせぇ余計なお世話だ。」

悪態を零しつつ、今度こそそのまま歩き去るだろう。

ご案内:「落第街大通り 闇市の一角」から追影切人さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」に紅き烈火ノ侍蟻人さんが現れました。
ご案内:「落第街大通り」に篝 白夜叉さんが現れました。
紅き烈火ノ侍蟻人 > 火事

なんて、ここでは珍しいものでもないだろう―――

さりとて落第街の大通りの一画は焼け野原となり
数多の殺戮が残される

灰になった街路

紅き屍骸と化す住民たち



これも珍しいことではない

ここはそういう街なのだから

そしてその主犯格は――

紅き烈火ノ侍蟻人 >  


        ガァンッガァンッ――!!


 

紅き烈火ノ侍蟻人 > 2振りの炎上する剣を握る

蟻と人を融合したかのような姿の
敵対性怪異
蟻人

一度"死んだ"はずのソレは
何食わぬ顔で"蘇生"しており

街を再び焼いていた

篝 白夜叉 > 落第街での火事が報告された。
大通りは焼け野原。死者は計り知れない。

派遣されたのは篝白夜叉であった。

大きな轟音とともに見える炎の波。

この炎を見れば尋常じゃない被害に思わず息を飲むが
こんなことで圧倒されて動けなくなる貧弱者ではない。

主犯格を見るなり、敵に対して口を開く

「ほーん。アリンコも炎を吐く時代やねんな。」

一度死んだはずである。それに関しても驚きはあったが、生き返ったのであればもう一度倒すのみ。

息を深く吸えば白夜叉の白髪さながらの白い炎が体から溢れるように発生する。

「どっちの炎が熱いのか、勝負しよや。」

紅き烈火ノ侍蟻人 > 「おお?なんだ下等種族(ゴミ)か。」

どうやらこの男は、討伐報告を知っているらしい。
紅き屍骸とは一つの要対策怪異として報告されている。
であるから、貴殿が知っているのも頷けよう。

盛る熱波
猛る殺戮
睨む深紅

「ワーッハッハッハ!」
可燃ゴミ(にんげん)がッ!」
「自ら燃えに来たのかァ――」

白髪から燃え盛る白炎ッ!

相対するは

殺害欲より起こる紅炎ッ!

明らかに貴殿を見下す態度をとる蟻人の歪み切った思想を呈し――

「比べるまでもないが…受けて立とう」
「白と紅、何れが優れたる炎か――」

紅き烈火ノ侍蟻人 >  

         「勝負ッッ!!」


 

紅き烈火ノ侍蟻人 > 火炎の軌跡を残す剣の閃が、
貴殿に振るわれるッッ!!
それはこの蟻人が構えた二刀のうちの一つから繰り出される
執念深く敵を焼き尽くす刃による火炎斬りッ!

篝 白夜叉 > 相手はなかなか雄弁に語る

白い炎はさらに増幅しゆらゆらと揺れ
討伐すべき目標の様子を、一点見つめている。

「スゥー…」

大きく酸素を貯める。琥珀の瞳は煌めく。

敵から放たれた炎の斬撃

「燃えるのはそっちや。」
「焼き尽くしたるから…」

白夜叉は体を捩る
頬をかすめる熱気
しかしながらここで灰になる夜叉ではない

ここで炎の斬撃を避け、そのまま前へ力を込め走り出す
夜叉に伝わりし格闘術、両方の掌から繰り出される
白炎の弾が敵のほうへと三つ飛んで行く

「お前らが俺らのことを下等種族やって?」

「大番狂わせ見せたるわ」

紅き烈火ノ侍蟻人 > 紅き火炎の斬撃を綺麗に避けられ、
白き火炎の弾丸を打ち込まれるッ
この距離で避けられるのは想定外らしく
至近距離でその放たれる弾丸を全て喰らってしまう――!

「フン――やるな!」
下等種族(ゴミ)のクセに…!」

後退りをする、
燃える蟻人

白炎に焼かれながらも
紅の炎は一層に暑く燃え上がり――

「フンッ…」

これで焼き尽くされはせぬ――!
体を焼く白を紅が覆い返すッ
……勝負はまだまだこれからぞ

「改めて。我が(あいぼう)を御紹介しよう――!」

構え直す、蟻人

焔刃(えんじん)ッ!!」

先ほども見せた
炎の軌跡を残す執念深く敵を焼却する刃ッ!

爆刃(ばくじん)ッ!!」

そして、もう一つ
斬裂と共に、斬った箇所より火炎の爆発を起こす刃ッ!!

この二刀の卓越した連撃が

貴殿を

焼き、
捕え、
焦がし尽くさんと
次々と紅炎を舞わせるッ!

篝 白夜叉 > 白炎は敵の体を焼こうとしているが、少しずつ白は紅にかき消されて──

敵の連撃。いまだ至近距離ゆえに完璧に避けきることはできない。
炎刃によって負傷を負い、夜叉の体には赤黒い液と焼けた際の浸出液が。爆発する刃に当たらなかったのが不幸中の幸いだ。

強い痛み。それとともに過る"死"の概念
未だ出血量は少ないが、それでも
ここで終わる可能性もある
ということはやはり悪魔のように囁いてくるのであった

ここで自身が終わる。白い灯が消える
…そんなふうでいいのか?

「これで終わるわけないやんか…!」

それでも諦めないのは篝白夜叉という人物が熱い人物であるからに他ならない

今日を生きたかった人、明日を望んでいた人
彼らの命を奪ったのは許しがたいものである。

人々よ。どうか安らかに眠ってくれ
篝の体からはさらに炎が溢れ火柱となれば

「篝火!!!」

白い火柱は渦を巻きながら敵のほうへと飛んでいく。

紅き烈火ノ侍蟻人 > 貴殿の体捌きッ
爆刃には当たるまいと、どうにか避けるッ
焔刃の軌跡が貴殿を焼き、血を出だし、傷口を焼き切るッ

「ワーッハッハッハ!!」
「死ねぇ!!死ね死ね死ね死ね死ね死ねェェェェェ!!!!!!!!!!!!」

大笑いする
蟻人
今の連撃で
確実に貴殿を追い詰めていると確信した大笑いッ

そして
紅き屍骸の「不完全感染」の殺害欲の毒牙が
貴殿に牙を剥くだろう

他害性の強い
殺害衝動を目を覚まさせる
生きたままに紅き屍骸の不完全なる感染を齎す毒
ただし

貴殿の意思が強ければ抑え込み
衝動を止めることも可能

「くう…ゥッ!!!」

二刀の連撃は
貴殿の放つ白炎の渦に阻まれる

二刀を交差させてそれを受け止めながら後ずさりをする…ッ!!

「はァッ!!!」

紅き爆炎が
白き炎の渦を打ち砕く…ッ!!
だが、紅き炎がどんどん消耗していく!
互いに命をすり減らす攻防!

「――ならば…ッ!!」

投げるは爆刃ッ!
ブーメランの如く、
落第街の建物の一つを爆破―――ッ!
大炎上させる!!

そして、
燃え上がった紅き火炎を吸い込みながら、

失せていく自らを纏う紅炎を再生―――



強化させていくッッ!!!

紅き烈火ノ侍蟻人 >  


 「火力強化(パワーアップ)してやる――この可燃ゴミ(ジュース)でッ!!」


 

紅き烈火ノ侍蟻人 > 熱き意志持つ貴殿の前で!
敢えて!
敢えて人々の住まいを打ち砕き
炎上させる蛮行!
絶対的蛮行ッ!!

それによって紅き蟻人は更なる火炎を身に纏ったッ!!!

篝 白夜叉 > 少しずつ押されている。この自分が、ここまで押されているのか。
若干の焦りとともに近くの建造物の爆発炎上。

強い怒りの心がやってくる。夜叉本来の野蛮なそれがやってくる。

ギリギリと歯の擦れる音
口から溢れる白炎
怒りに燃えて相手を見据える──

「グルル…」

白炎はさらに火力が昂り、命の炎を削りながら体全身を炎が埋め尽くす…

明らかにこれは"自分"ではない。

目に灯るのは若干の紅。

このまま欲の向くまま
相手を潰してしまってもいい

動物的、人道などどこにもない篝の体は前に──

動かなかった。

「…なにこんなに沸騰しとんねん。俺。」

ギリギリと鳴っていたのは止んでしまって、いつもの琥珀色に輝く瞳は紅を抑え込んでしまった。

「俺はな。」
「体は熱くても、頭は冷静でいたいねん」

この時の篝白夜叉という人物の心は明鏡止水であった。

憎悪、強い殺害欲に支配されそうになった自我の世界は
透き通った水と自身の炎で埋め尽くされていた。

再び構えて
相手を見据える

そして両手を広げれば

「"天夜叉"!!!」

白夜叉の背中には白い炎の翼が生えて大きく羽ばたく

「空からお見舞いしたるわ!ここらで閉めようや!」

紅き烈火ノ侍蟻人 > 「なれば」
「このレッカ、貴様のゴミの抵抗に応えようではないか……ッッ!!」

構える
烈火の侍

二つの刀を
一つに

巨大な爆炎を出す、大剣
それは形を持った連続的な爆炎
常に辺りを焦がし尽くす圧倒的な爆炎

それが、天を舞う貴殿を

紅き火炎の飽和攻撃にて

殺戮せんと
天空へ振るわれるッッ!!

「ワーッハッハッハ……!!!」
「良かろう―――これで終いだ」

紅き烈火ノ侍蟻人 >  


       「薙ぎ払ってくれるッッ!!白炎の夜叉よッッ!!」

        さあ。終わらせよう―――死ねェェェッ!!!!

 

篝 白夜叉 > 「こんなに強いんやから、仲間として出会いたかったわ」

天に駆ける夜叉は、高く飛び上がってそのまま急降下する。
明鏡止水、無我の境地。
相手の攻撃が恐ろしくもゆっくりに見えた

体に駆け巡る白炎は、これで最後であると言わんばかりに夜叉の体を
包み込んで、それはまるで炎を纏った不死鳥のようなものであった

「これで、終いやー!!!!」

相手との戦いをこの一撃で終わらせる
そう決意した拳をそのまま相手の頭部目がけて繰り出し──

紅き烈火ノ侍蟻人 > 「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオヲオヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲ!!!!!!!!!!!!!!」
「負けるかァァァァァーーーッッ!!!!」
「死、ねェェェェェ!!!!」

執念。
最早殺戮への執念だった――ッッ!!!

白と紅!

鬩ぎ合う二色ッッ!!
ただ一方的に敗れるわけにはいかぬ!!

そうだ

不死鳥ですら食い破り
紅に染めて殺してくれるゥッ!!!

死ねええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!

紅き烈火ノ侍蟻人 >  


          ――決着の激突ッッ!!!!


 

篝 白夜叉 > 「オラァァァァァァァァァ!!!」

紅が白を覆う
しかしここで留まる勢いではない!

不死鳥のごとく天を駆けていた天夜叉は
その蟻人の頭部に鉄槌を下す──

そのまま蟻人の頭部に、まるで爆弾が着弾するかの如き拳の一撃が落とされた──

大きな爆風と轟音、紅と白の二色の炎のどちらかが制するこの一幕
この戦いを制したのは
白だった

紅き烈火ノ侍蟻人 > 「チクショウガアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」

紅の炎が
白の炎に食い破られ
飲まれる

それと同時に

蟻人の頭部が白炎の拳により砕かれ

潰えた


地に伏し、倒れる、紅色

白炎に包み込まれて

見事に形すら残さず

焼失してしまったのだった――

ご案内:「落第街大通り」から紅き烈火ノ侍蟻人さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」から篝 白夜叉さんが去りました。