2024/10/17 のログ
ご案内:「落第街大通り」にクラルテさんが現れました。
ご案内:「落第街大通り」にニアさんが現れました。
ご案内:「落第街大通り」からニアさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」にニアさんが現れました。
ニア >  
「様々な種族が入り乱れる素敵な島、バカンスできる所もた~くさん。
だったかしら?随分聞いてた内容とは違うわね。
どこぞのスラム街とか吹き溜まりかと思ったわ?」

今回の旅行を提案、押し付けてきた姉の自作パンフレットを眺めて目の前の光景に視線を戻す

転移荒野と呼ばれる荒れた場所に降り立ち、居心地が良いとパンフレットに書いてあった落第街迄やってきた
怪しい商店にそこかしこで起こる喧嘩
賑やかすぎて笑みがこぼれる程元気な場所らしい

「私達にお似合いなのがここらしいわよクラルテ?
どう思う?あの馬鹿に対する殺意がめらめら燃え上がりそうなんだけど。」

そう隣に立つ今回の旅行のパートナーに声をかける

クラルテ >  
 転移荒野に降り立ち、現地の魔物を蹴散らしながら進んで辿り着いたのが落第街。
 途中でみた景色と違い、雑多で混沌とした吹き溜まり。
 賑やかすぎることには違いない。

「このドリンクは外れだな。……腐った果物をジュースにしたのか。
 うん……酒の成りそこないを呑んでいる気分だ。」
 
 溜息を付きながら、謎の液体が入ったストロー付きカップで水分補給をする白い髪の女性。
 薄手のドレスな上、右眼に螺子が差し込まれている風体は人目を引く。

「多分、『邪神』でもって前に付くタイプだろう。
 ニルも何を考えて……深くは考えてないな……。」
 
 様々な種族が入り乱れる素敵な島。
 落第街の混沌とした治安を見るにウソではない。

「まぁ……色んな種族が入り乱れていることだけは違いない。
 ざっくり見ても十は超える種族は居た。ただ何と言うか……『学生』が多いか……?」

 大通りを歩いていて感じる違和感。
 学生服を着たものや、若いものが多い。

ニア >  
「良く買う気になったわね、それ。
少ししか換金してないんだから無駄遣いしないでよ?」

蹴散らした魔物を元手に得た金銭はそこまで潤沢とは言えない
少なくとも真面な文化レベルの宿に泊まれる位は確保したい所

気乗りしなかったとはいえ始まった旅行は楽しみたいという思いが強かったり

「普通に、リゾートを思っていたわ。
あの馬鹿は帰ったら一度殴りつけるとして…まぁ言われてみるとそうね。」

パラパラと改めてパンフレットを捲る
癪ではある者の情報源がこれしかない

「えぇと、常世学園…成程ね。
この島では殆どが学園って呼ばれてる所の関係者みたい。

かなり特殊な場所なのね、特区めいた何かなのかしら。」

学生と呼べる子供達が歩くにはあまり相応しい治安には思えないけれど
その辺りは書いてないので事情でも有るのだろうと一先ず置いておく

そんな事より気になるのはこの後の事

「組合とかギルドとか、何でも良いけど魔物の素材でも買い取る場所は無いかしら。
折角の旅行なんだからさっきのカツアゲみたいなマネもう嫌よ?」

魔物の死体と金銭の交換を強要
スマートではないし何より旅行先で真っ先に恐喝じみた事をしたくはなかった

パンフレットの前に使える通貨を要求するべきだったというのは後の祭り

クラルテ >   
「一番最初に目に入った店だからな。記念みたいなものだ。
 甘ったるいし……下手すると麻薬入りだな、これ。のむか?」

 下手をすると麻薬か何かが混じっている。
 そんな危険な飲料にケチを付けながらも平然と飲みつつ、
 途中で飲みかけを差し出す。

「こういうのが出来るってことは、リゾートに行くのは『お高い』んだろう。
 観光で来たから情報収集をする気はないが、街並みの極端さから想定は付く。」

 一応、道中で綺麗な景色や繫華街も見ている。
 それでもこのような場が存在する事に理由があることは、調べなくても推測の付くこと。

「常世学園、ね。そういや常世島、ってのもどっかで見たな。
 常世島にあるから常世学園。か。……特区ってのも間違いじゃなさそうだ。」

 そして、ここは特区から外れた場所なのだろう。
 そう判断して周囲を見る。

「……マフィアやヤクザ、あるいは半グレの類もうろついている。
 僕らのようなものが素材を降ろすならそこか? いまさら倫理観を気にしてもしょうがない。
 あっちで白黒の仮面を付けた集団はレジスタンスか? 金もなさそうだしそっとしておこう。」

 目についたものを片っ端から言及していく。
 何と言うか、本当に綺麗なもの以外すべてを押し込めたような治安の混沌さ。
 
「ん……ニア、この黒猫、生き物かと思ったら機械だ。
 しかも良く出来ている。この島の科学レベルは、相応に進んでいるらしい。」

 道中で機械の黒猫を見掛ける。
 人慣れしているプログラミングなのだろうと判断し、足を止めて撫で始めた。
 

ニア >  
「旅行でテンションが上がるなんて可愛い所が残ってるわね♪
腐った果物で出来た酒擬きで麻薬入りの可能性が有る物を勧めるなんて、目玉の螺子締め直した方が良いかしら?」

受け取り、地面に置いておく
数秒もせずに血走った目の男が持っていった

「色んな意味で終わってるわね。
でも良いわ、下が終わってるほど上は良かったりするんだから。
今からちゃんとした所は期待ができるじゃない♪」

下が搾られている程上に座る部分は肥え太るのも常
上すらこんな状態だったならアイツが旅行先にここを挙げる事は流石に無い筈

「悪人ですらごちゃ混ぜ状態なのは見てて面白いけどね。
買い取り…はまぁどこかには有る筈よ、さっきの彼も何だかんだ最後は笑顔でお金と変えてくれたし。

…どうせならその場所も聞いとけばよかったわね。」

しまった、と思ってももう遅い
どうしても行き詰まったら適当に捕まえて聞いてみればいいかと少し呑気に考える

これも旅行の効果なのかもしれない

「…それは流石にどうなの?
この街並みで生き物とほとんど同じレベルで動く猫なんて居るのは変じゃないの?」

クラルテの撫でる黒猫を見下ろす
確かに中身を見れば機械らしい、即座に見分けはつかない程精巧な機械

これを適当に売ればその方が楽に稼げそうなのになぜかここの住民はそれをしない
騙し切っているのか、相当な厄ネタなのか

クラルテ >   
「折角の旅行だ。初手がここでも、楽しむに越したことはないよ。」

 振り回されているがそれなりに楽しんでいるらしい。
 この常世の島は、彼女にとっても目を引くものの多いのも一つの理由。

「僕もニアも麻薬が効く手合いでもないだろう。
 ……レディに育ったキミの膂力で締め直されると普通に痛いから遠慮する。」

 そう言ってニアの全身をくまなく見てから首を横に振る。
 痛いのはいやらしい。……飲み物は血走った眼の誰かが取っていった。
 再三、治安の悪さを理解する。気楽ではあるが……

「ただ、そのためには多分『身分』が居るな、これ。
 ちゃんとした身分を作るのは少々面倒そうだが……どうする?」

 身分もなしに綺麗所を観光できそうな雰囲気ではない。

 "抜け道でもあれば良いのだが。"
 ……そう思いながら周囲の不良や生徒を視線で追う。

「とりあえず、素材や物品を買い取る場所を探す必要がありそうだ。
 あの学生も途中からざわつきはじめたから、魔物の素材自体は売れるのだろう。
 これの心臓、生で喰うか?って聞こえた時は流石に引いたが……」
 
 ……よくよく考えなくても、普通に魔物も居る。
 改めて、この島の異質さを思い知らされた。

「ま、過ぎた話だ。降ろし先は次にいる奴にでも聞いてみよう。
 ん……いくらこの島が発達した科学文明を持っていても、そう考えると少し妙……あ、逃げた。」

 ニアが見下ろした瞬間、機械の黒猫は逃げ去った。
 危機察知能力の高い機械の黒猫らしい。

「とりあえず、路銀と身分だな。ニア、何か思いつくか?」
 
 特に何も考えず、ニアに振る。
 必要とあれば考えるつもりはあるらしいが、ひとまず旅行のパートナーのニアの意向を確かめることにした。
 

ニア >
「久々…と言うよりクラルテとは初めてじゃないかしら?
私は結構楽しんでるわよ♪

逞しく育ったみたいに言わないでくれるかしら?」

上から下まで見られるので腰に手を当てて少しポーズしてみたり

あんな飲み物でもこの辺りでは貴重な物だったらしい
この辺り、楽しみついでに飽きる事もなさそう

「身分ねぇ、適当に小間使いを捕まえるのが一番楽だと思うけど奴隷…は流石に居ないかしら?」

あくまで学園を囲う島、奴隷制度を採用しているかどうかは怪しい
仮にそういうものが有るのならぜひ利用したいところだけれど

「生で心臓なんてどこの部族かと思ったわ、割と真面そうな学生服着てたのにね?
機械なのに逃げるのね…本当に猫を参考に作ったのかしら。

路銀については適当な所で買い取ってもらいましょ、最悪はまた道行く学生に協力してもらうわ。
身分は…どうしたものかしらね。ある程度お金で解決できるなら狩り場とか探して集めるのが手っ取り早そうだけど。
そういうクラルテは何か案かやってみたいことある?」

逃げていく黒猫を尻目に答える

クラルテ >  
「言われてみればそうだな。
 一緒に読書をしたことはあったとしても、旅行は初めてだ。」

 面白いことを提案してくれたものだ、と、内心でほんのり喜ぶ。
 態度には少ししか出さない。

「悪い悪い。とは言え、立派な淑女になったってのは本心だよ。
 僕なんかは良くも悪くも変わらんからな。」
 
 薄手のドレスの袖をはたつかせる。
 この女性は、大抵この装いだ。

「ま、色々な事が出来る奴が居るのだろう。
 僕もそれなりに自重なしのスタイルで臨むつもりだが、油断していると普通に寝首を掛かれるな。
 ほら見てみろ、あっちで喧嘩をしているが、魔術でも科学でもない何かで喧嘩しているぞ。」

 一方を指し示す。
 路肩では異能使いと思わしき二人が、異常現象を引き起こしながら喧嘩をしている。

「奴隷制度はなさそうだが、小間使いは居そうだな。
 時々、目の光の無い奴が居る。……小間使いを借りるのは骨が折れるだろうが。」

 それが何を指し示すのかは、敢えて明言はしない。
 常世島の暗部に類する話であることは、確かだが。

「数さえあれば、道行く学生に素材を売りつけるだけでも路銀は入る。
 路銀はごり押しでもいいかもしれんな。で、やってみたいこと、か。」

 腕を組んで、思案。
 正直、見ているだけでも面白い。

「幾つかあるが……この島の宗教施設と宗教観を少し見てみたい。
 祭られている神々も居れば、僕らのようにうろついている同類も居るっぽいからな。
 そいつらがこの島でどう扱われて、振舞っているのかは正直な所気にはなる。」
 
 時々、ニアや自身と同種の気配を感じることがある。
 それらのものが普通に溶け込んで生活している──その特異な状況に、少々の興味を示している。

「日本にしたって寛容すぎる。多くの種族と神秘が交わる世界は、中々ないだろう。
 そう言う意味では、この島の生活そのものにも興味はあるな。後はやっぱり……最高級のリゾート地での宿泊だ。」

 スラムや荒野のサバイバル生活も乙なものだが、折角ならばこの島の最高のサービスを受けてみたい。
 何だかんだで、自然体で居ても溶け込めるこの常世の島で純粋に旅行を楽しんでいる螺子眼の女性であった。
  
「僕はそんな所だ。改めて聞くが、ニアはどうだ?」

ニア >  
「文字通り本まみれだったものね、あそこ。
小さすぎるのが丁度良くなったわ。今の方が可愛いでしょ♪」

に~、と笑顔
こちらは思った通りに表情を出す
クラルテには今更偽る必要が無いから

「私は見慣れてるけど、それ人間で言えば半分痴女って言えそうよね。
薄汚い視線が集まってるわよ♪

あらほんと、スキルとか能力みたいな物かしら。
変な奇跡めいた力迄溢れてるとなると本当に何でここを旅行先に選んだのよあいつ…」

喧嘩で済んでいる辺りが不思議でもある
平然の妙な能力を使いこなしている彼等、もしかしてこの島では殆どがそうなのかもしれない

「なら、目標の一つに追加ね。」

小間使いを手に入れる、がタスクに追加された
便利な相手が居れば奴隷よりは真面に扱うつもりではある

人材は使える所まで使い切るのが流儀なのだから

「宗教関連は私は割とどうでも良いけど、リゾートは良いわね。

私はそうねぇ…面白い子が居たら持って帰りたいかしら。
さっきの妙な能力についても調べてみたいし、後は使える技術の収集ね。」

マンハント、もといスカウトなんて出来れば面白いと笑みを浮かべる
科学魔術合わせて技術体系も使えるものは覚えておきたい

総じて、お互いこの島中を巡って観光する事には変わりない

「なら、やっぱり先立つ物かしらね。
こんな所で野宿なんて笑えないわ。最高ではなくても最低限快適な所で寝泊まりするわよ♪」

クラルテ >  
「……ああ。とても可愛いな。
 そろそろ彼氏も出来るんじゃないか? 選り取り見取りだろうに。」

 冗句まじりに声を弾ませる。
 偽る必要はないけれど、素直になると小恥ずかしくて冗句で誤魔化すのはご愛敬。

「ち、ちじょ……いや、まあ……この装いは思い入れがあるからな。
 そうそう変える気はないよ。祭りごとの時に、少し着替えるぐらいだ。
 視線は……まあ仕方ない。割り切ることにする。」

 一応、完全にこれ以外を装いそれ位はするらしい。
 ただ、薄汚い視線や人目を引く程度では着替えない。こだわりがありそうだ。

「面白いと思ったんじゃないか。本まみれの所も似たようなものだが、
 こっちの方が見てて飽きないな。……この島の名物か?」
 
 特区、と言う単語が先程出た。
 であるなら、あの現象もこの島で開発されたもの。
 もしくは、あつめられたもの。そんな推測を立てる。

「丁度良い奴が居ればいいんだが……ま、探してみるのも悪くはないか。」

 中々大変そうなタスク。
 ただ、達成できれば旅行は楽になるしやりがいもある。
 この旅行では倫理もあまり気にしないことにしているので、遠慮も少ない。

「ま、そっちは僕一人で眺めるよ。
 ただ、リゾートは二人で廻りたい所だな。お持ち帰りは……姉に怒られない程度にな。
 僕も持ち帰りはしないが、少しは見聞しておきたい。」

 ある種の邪神らしい発言。
 多少の浮かれと旅行の気楽さもあり、誘拐行為そのものを止める事はしない。
 この島の住人の力や技術体系に興味がないと嘘ではある。

「決まりだな。まずは先立つものとそこそこの住居だ。とは言え今日はアテも路銀も心もとない。
 ……この島の秩序機構に目を付けられなさそうな建物の一つでも探して、強引に持て成して貰うか?
 流石に命は取らないで、あくまでちょっと持て成して部屋を貸してくれるように、お願いする程度だ。」

 それでもあまり良い環境は望めそうにもないが、廃墟で野宿するよりはマシだろう。
 流血沙汰はリスクがあるので、ちょっとお願いして部屋を貸して貰う程度に留める様に抑えた提案。
 

ニア >  
「私と楽しく話ができるって段階で殆ど居ないからパスね。
良いんじゃない、目の保養になるでしょうしクラルテが良いなら。

まぁ、その格好が原因で絡まれたりしたら大笑いしちゃうけど♪」

ムリに着替えさせたい訳ではない
災難が有れば大いに笑ってあげるだけ、変わらない姿の方が好ましいことあってある

「名物なのはそうでしょうね。
どうせならその名物、しっかり堪能させてもらおうじゃない♪」

分からない事、未知が好奇心を掻き立てる
未知を味わう時こそ最も生を実感する

そういう意味では今回の旅行先についても悪くないチョイスだったかもしれない

「あいつがここを勧めたんだから、どんな結果になっても自業自得よ♪
誘拐目的じゃないからあくまで勧誘ね。面白そうな子が居たら声をかけるとして…」

先の方を見てみる
分かりやすく買い取りを行っている店等は見当たらない

クラルテの楽しそうな提案には少しだけ待ったをかける

「バイオレンスな事ばっかりしてたら単調になっちゃうわ。
最終手段はそれで良いけど、日が明るい内は換金ができる店探しましょ?

そう言うのだって旅の醍醐味よ♪」

手を握って、引いて歩き出す
何も知らないのだからまずは歩いて探してみる

そういう旅らしい事も一先ずやってみたい

クラルテ >    
「まあ……ニアと話が出来る奴はよっぽどな奴だな。
 ……その時は苦笑いながらなだめるよ。」

 流石にまともな服を調達すべきか。
 いや、流石にそこまでしなくていいだろう。

「そうだな。名物は存分に堪能させて貰おう。」

 好奇心をくすぐられる島。
 気が付けば、手製のガイドブック通りにこの島を楽しんでいた

「ん、それもそうだな。旅行とは言え、考えなさすぎるのも問題か。
 足を使って地道に探すのもまた一興だからな。」

 口元を緩める。
 彼女から平和的なアイデアが出たことに、淑女らしさと浮かれるような楽しさを覚える。
 あちこち歩きまわるのも旅行の醍醐味。

「じゃ、歩くぞ。
 めぼしい所は片っ端から冷やかすぐらいの気構えが大事だからな。」

 そう締めくくれば歩みを早める。
 そして、路銀を獲得するために落第街を歩きまわる二人の姿(一柱と一体)があった。
 

ご案内:「落第街大通り」からクラルテさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」からニアさんが去りました。