2025/04/22 のログ
ご案内:「落第街大通り」に火倉 刹那さんが現れました。
火倉 刹那 >  
「…先日の交戦での砲撃で崩落した道路の復旧を確認。
 ───まぁ、いつも通りの、生活委員の素早い丁寧な仕事ですね」

片方の耳につけたデバイスで通信を続ける少女。
落第街大通りのビルの屋上から、スラムの方角を眺め、そう言葉を伝える。
季節柄、時おり吹く強い風に長い白灰の髪と、背に羽織る赤い特徴的な色の制服の裾を靡かせながら。

「…現場の確認も済んだので、特に仕事がなければ帰還しますけど」

仕事以外でこんな場所には用はない。
別段、帰ったとてやることがあるわけでもないが、念の為そう告げ、その答えを待つ。

風は、相変わらず強く吹いている。

火倉 刹那 >  
「…違反組織と?
 交戦しているのが特別攻撃課の風紀委員なら、要請なしでの増援は不要だと思いますが」

「………既に終わっているのなら余計に不要ですね」

増援要請にしてもその場にいる委員と構成次第では自分は不要な人材。
事後収拾のための人員としては更に不適当である。

「帰還します。……もう少し私の使い方を覚えてください。以上」

相手からの返答を待たずに通信を斬り、不覚溜息を吐いて。
急に吹いた強い風に乗るように、ビルの屋上から飛び降りる。
目立たない裏路地に音もなく降りれば、そのまま表の通りへと出て、歓楽街の方面へと雑踏に混じり消えていった。

ご案内:「落第街大通り」にスノウさんが現れました。
ご案内:「落第街大通り」から火倉 刹那さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」からスノウさんが去りました。