2025/09/22 のログ
アーヴァリティ > 「ん、わかったっ」

お話の前に安全なところに移動しないとね。
落第街歴の浅めなボクでもこの子の言いたいことは理解出来る。
何があっても自己責任、自己防衛しないとね。

「えーっと、ボクはアビス。
時々グルメを楽しみに来てるんだ。
うずめさんよろしくねっ」

ほぼ人のままだけど、いつもの偽名を名乗っておく。
声のトーンがいつもより控えめなのは、変に目立たないようにするため。
声大きいと凄い目で見られることあるんだよね。

「うさぎの獣人さん~ではないよね?
コスプレっていうのかな?」

声出さなくても今はうずめさんの格好で十分目立っているような気がする。
ただの感覚だけど、獣人って感じはあんまりしない。

都姫うずめ > 「えらい。」
ここで『なんで?』とか言わないだけ場馴れしているのだろう。
そこから見ても、彼女が結構な頻度でここを訪れている事がわかる。

「アビスさん、なるほど…。 確かにここの叉焼飯は美味しいもんね。」
深く頷く。 実際ここの叉焼飯はうまい。 この辺でお腹を満たそうとすると、
ついここを選んでしまうぐらいだ。 彼女にちょっとシンパシーが湧いた。

「うん。 そうだね、コスプレ…そういう人もいるけど、
 わたしは好きで着てるだけだよ。 なにかのコスチュームってわけじゃなくて。」
彼女も衣装が物珍しいのだろう。 慣れたもので、平然とした様子で答えた。
風紀でも未だに私服について言われたりする。 別に委員会活動のときは着ないのに。

「…まあ、この辺でもちょっと目立っちゃうんだけどね。」
色々気にしない落第街ですらそうなのだ。いわんや学園区画では、である。
ちょっとだけ肩をすくめて、彼女に笑いかけた。

アーヴァリティ > 「うずめさんもよく食べに来るの?分かってるねっ」

ぐっじょぶ。グーで親指を立てるのは賞賛と肯定の意味らしい。
まあ、まだ片手で数えられるぐらいしか食べてないんだけどね。
うずめさんの方が先輩だと思う。

「へ~、そうなんだ」

アニメとかゲームみたいなのはまだ全然詳しくないけど、確かにどこでも見たことのない衣装。
オリジナルってことは魔法の装備?でも好きで着てるってことはそういうのではないのかな。
人から離れた状態だと判別つくけど、今は分からないや。
頭からつま先まで改めて見てみるとふりふりでかわいい。
でも自分で着るのは少し恥ずかしいかも。

「でもとってもかわいいねっ。
かわいいの好きなの?」

ボクも多少かわいい物に興味がある。
少し突っこんで聞いてみたい。

都姫うずめ > 「アビスさんも。この辺お店が多いのに、
 あそこに通うってのは鼻が効くってことだよ。」
彼女に合わせて親指を立てて見せる。
けっこうフランクな感じの彼女だ。 

「うん、ありがとう。 可愛いのは好きだけど、
 自分の好きなものが好き。 それがこの服なだけで、
 アビスさんも興味あるんだ。 どういうのが好きとかあるの?
 こう、例えばだけど…ほら、動物モチーフである、とか。
 あるいは…リボンがいっぱいついてる、とか。」

嬉しそうに質問してくる彼女にちょっとだけ頬を染めて答える。
ファッションの細かいことはわからなくて、自分が着たいから着ているだけなのだ。
それでも、彼女の嬉しそうな態度と、聞きたい!という態度に頑張って答えようとして、
彼女に頷いて質問を投げかけた。

アーヴァリティ > 「そんなことないよ~」

褒めて貰えると嬉しくなっちゃうね。
うずめさんがノッてくれてとってもぐっじょぶ。

「うーん、そうだなあ」

うずめさんは可愛いのがとっても好きみたい。

「あんまりどれが好きっていうのはないかも。
あんまりかわいいとかじゃなくてファッションとか、服とか考えたこと無かったから……」

去年まで人間じゃなかったから。
防具とか武器ぐらいにしか思ってなかったんだよね。
身に着ける飾りとか、そういうの全然知らなかった。

「あ、でもそのふりふりしたのは可愛いと思ったよっ」

少し考えたけど、今可愛いって分かってるのはふりふりぐらいかも。
髪飾りとか髪型に可愛いと思うものはあるけど、あれは恋人(ファラ)だから可愛いんだと思う。

都姫うずめ > 「そうなんだ。 どれが好きかってのはこう…
 わかりやすい指標になると思ったんだけど。
 例えば、料理で言うなら辛いのがいいとか、
 叉焼飯がいいとか、そういう感じのね。
 フーム……。」
ファッションを考えたことがなかった。
そういう人もいるだろう。 だとすれば指標を作るのだって難しい。
色んな料理を食べなければ、味の表現が育たない。それと同じことだ。

「ふりふりしたの…。 ああ、この辺のやつ。」
腰と太ももを覆うフリルに軽く触れて見せる。
その後、自らの顎に手を当ててすこし考え込む仕草。

「あんまりゴリゴリなやつだと結構ブレるから、
 こういうの…。要するにちょっとかわいい系統で探すのはいいかもね。
 このあたりで洋服扱ってたりするお店ってわかる?」
彼女の慣れっぷりからして、ここに住んでいようがいまいが、
ある程度は見識があるのだろう。 そう判断して遠慮なく訪ねた。
彼女事態も可愛いし、色々試着してもらって好みの服を見つけてもらうのはありだろう。

アーヴァリティ > 料理なら辛かったり香りが強かったり、刺激の強いものが好き。
それと同じ感覚なら……うん、やっぱりこれ!って好みがあんまりないかもしれない。
長い時間一緒に居る人の見た目より中身ばっかり見てたからかな?

「そう、そういうのっ」

スカートが結構好きだけど、同じ理由かな?
なんか可愛いんだよね。あと、揺れるのがなんかいい感じ。

「場所だけならいくつか分かるよ。
入ったことはまだないけど」

看板と、外から分かる店内の様子ぐらいなら多少は分かる。
ここに慣れてるのは何度も来て知り尽くしてるからって訳じゃない。
もっと危険だったり緊迫してたりする場所にながーーーーいこと居たから雰囲気に慣れてるってだけ。
熱湯に浸かった後にぬるま湯に浸かっても熱いとは思わないのと同じ。

都姫うずめ > 「なるほどなるほど…だいたいわかってきたよ。
 場所がわかるならいまから…時間があればだけど、見に行ってみる?
 ご飯も食べたから少なくてもお腹の心配はないし。」

袖擦り合うのもなんとやらというやつだ。
タイミングは違うけど同じ釜の飯を食べた人でもあるし、
せっかくだから困りごとの解決に協力してあげたい。
軽い調子で彼女に呼びかけてから、ポーチから端末を引っ張り出してつつく。
帰るまでちょっと時間がかかるとお部屋の…同室の面々に連絡。これでよし。

「たぶんこのあたりなら珍しい服もあるし、なんなら言えば
 仕立て直しの融通も聞くんじゃない? 学園の裁縫部なんかもいいだろうけど、
 アビスさんはこの辺のほうが気が楽……なのかな?」
なんとなく。彼女の馴染んでいる態度から推測して提案する。
いずれにせよ、彼女が喜んでくれるといいけれど。

アーヴァリティ > 「いいの?いきたいっ」

一緒に見に行ってくれるならとても心強い!
ボクだけじゃよく分からないけど、うずめさんが見てくれるならきっとはかどる。
声に出せない分両手でぐっじょぶ。

時間なら大丈夫。今日は急いで帰る必要はない。
落第街に行くことは伝えてあるしね。

「うーん、近いから裁縫部の方の方がいいけど、珍しい服は気になる…!
あ、ここのお店でも全然大丈夫っ」

珍しい服があるなんて聞いたら見てみたくなる。
制服と無難な部屋技ぐらいしか持ってないからね。
いいのがあったら買って帰りたいぐらいには興味がある。

都姫うずめ > 「OK。 じゃあそうだね…。
 話がわかる裁縫部にまずは行ってみよう。
 採寸なんかもきっちりやってくれるだろうしね。
 もしそれで折り合いがつかなかったら、
 落第街で頑張ろう。」
思いっきり喜ぶ彼女に答えるように、両手の親指を上げて答えた。

「この辺にはあんまり来ないほうがいいよ…と言いたいけど、
 わたしが言える義理でもないし、アビスさんは気を付けてそうだから…。
 大丈夫でしょう、たぶん。 よし、じゃあまずは学園に戻ろう。」
とっても興味がある!という感じの彼女に頷きかけて一緒に歩くことにする。
もちろん、委員会活動ではないからこのままの衣装でだ。
裁縫部の人たちはまた頭を抱えるだろうが、今回は自分の話ではなく、
彼女の話だからちゃんと聞いてくれるはず。間違いなく。
そんな考えに至ると、自然と学園に戻る脚にも力がこもるのでありました。

アーヴァリティ > 「うん、わかったっ」

とは言ったけど、学園の方に行くってなると……ま、いっか。
悪い人じゃなさそうだし、多少髪と目の色が変わるぐらいなら変装だと思ってくれるはず。
落第街を出る時に人の姿に戻って、変装だって説明しよう。
本名も教えちゃおう。

「や、やっぱり危ないよね。
でもうん、大丈夫だよっ」

怪我しても治せるし、本気なら余程のことがなければ勝てる。
注意はしておかないとだけどね。
安心してもらえるように胸を張ろう。ふふん。

「もどろーう」

かわいいをいっぱい教わるぞー!
とても楽しい日になりそう!

ご案内:「落第街大通り」から都姫うずめさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」からアーヴァリティさんが去りました。