2024/06/12 のログ
■サティヤ > 「…」
一心不乱に逃げていたせいか、気づく筈の事に気付けていなかった。
「…捲きましたか」
息を殺し、周辺の気配を探りながら音を探る。
…少なくとも、もう雷撃の音はしなくなっていた。
「死ぬかと思いましたが…生き延びてしまいましたね」
脱力し、ここまで運び続けていた足を下ろす。
…そして、脱力…と共に襲い来る、数多の苦痛。
「…少し…休んで…から…とどけ…」
意識が遠くなる。
目覚めぬ事は無いと思うが、こんなところで寝るなど―
数時間後、無事目覚めた女はなんとか仕事の終了を報告する。
得た金銭は相応の額であったが、割にあう仕事であったかというと…やらないほうがよかっただろう。
ご案内:「違反部活群/焼け跡」からサティヤさんが去りました。