2024/06/29 のログ
ご案内:「《常世フェイルド・スチューデント》のアジト」にDr.イーリスさんが現れました。
Dr.イーリス > 不良集団アジトのラボで、イーリスは白を基順とした水着姿で医療用のカプセルに入っていた。なぜ水着姿なのかと言えば、カプセルには体の治癒を促進する液体が入れらているから。
以前まで失っていた右腕、右脚は復活していた。元々義肢なので、新たに取り付けたといっていいだろうか。
ただの機械仕掛けの義肢ではなかった。改造前にイーリスの細胞を採取して、それを元に遺伝子工学を用いて、肌など一部生物的な箇所をも内包した義肢。
機械であり、しかし生物。生物的な部分もあるので、医療用のカプセルに入り新たな義肢を体に少しずつ慣らしていた。

「……」

Dr.イーリス > やがて、治療完了を示すブザー音が鳴ると、カプセル内の液体が下部の排水溝に流れていき、カプセルの扉が開く。
イーリスはゆっくりと目を開けて、カプセルから出ると、軽く修理した右腕と右足を動かした。

「……」

完治。
紅き鮫はイーリスに様々な苦痛を残していったが、それ等も今は感じられない。

Dr.イーリス > 傍の椅子にかけてあるバスタオルを左手で持ち上げて髪を拭っている最中、机に置いてあるスマホが鳴ったのでタップしてからそれを耳元にもっていく。

「……私です。紅い怪異による感染者と見られる方が多く確認されましたか。情報ありがとうございます。それでは、今から治療に向かいますね」

落第街で脅威を見せるSS級怪異。大規模災害級なだけあって、その被害はあまりに甚大……。
対処法としては、イチゴウさんのような生命ではない機械が相対するのも一つの手ではあるのだろう。

Dr.イーリス > 通話している間に髪や体を拭い終えて、ドライヤーに手を伸ばした。

「私の修理も完了しましたし、SS級怪異の対策を進めますか」

この後、先程連絡があった感染者達の治療に向かった。
不完全感染者に関しては治療法が確立されている。
問題は、完全感染者。はっきり言って、どう手を施しても治療は不可能。
そもそも、完全感染者はもはや生きてはいないと思われる……。完全感染者については捕らえた上で、薬品による安楽死(二度目の死)、からの薬品により死体を溶かす処理をして対処した。

ご案内:「《常世フェイルド・スチューデント》のアジト」からDr.イーリスさんが去りました。