2024/07/10 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に赤塚 良治さんが現れました。
■赤塚 良治 >
「はぁ~、俺がテスト勉強で離れてる間随分とまあ散らかっているものだな」
とあるオフィスビルの上から街を眺めた。
この区間はあいも変わらず混乱の渦にあるようだ。
それはいつものことだが紅い屍骸とやらの現象のせいか稀にそれらしき紅い蟻人やらが見えた。だがこいつらは恐らく大元ではない、源流ではない。とはいえ放っておくのも後々面倒になりかねないか…?
「さてと、掃除をせねばな。テストの次は掃除と来たか…はぁ、嫌になる。」
今回の目的はいくつかある。
一つは紅い屍骸とそれに関連するものの掃討
二つは上記と深い関わりのある"とある少女"の排除
三つは混乱に乗じて悪事を働く輩の殲滅。
他にも色々とあるがそれはさておき偵察も十分。
オフィスビルのエレベーターを使って1階に降り立つ
■赤塚 良治 >
一階へ、そして外へ
それはすなわち危険地帯に出ていくことを示す。
とはいえ先ほどまでいたオフィスビルが安全地帯と言われれば答えは否。
今頃は屋上階辺りでマフィア一同仲良くバラバラか粉々の死体になっているだろう。
「今日は何曜日だったかぁ……水曜日か。」
「今日はゴミの日か?何やらゴミがうじゃうじゃといて分別が大変そうなのだが」
背負っていたクレイモアを抜き去る。
まず目についたのは混乱に乗じる悪質な強盗殺人。
"とりあえず殺して考えるか"
風紀にあるまじき考えだがこの過激な区域には優しすぎるくらいの刺激だ。別になんともないだろう
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にカエルムさんが現れました。
カエルム > 輸送の仕事はどうしてもモノが重いのが困る。
ついでに場所が場所だもんで邪魔者も多い。
その上で。
「げっ」
風紀委員も居ると来たもんだ。
隠れるか? いや、あの雰囲気だと下手な動きをすると不審人物だと思われかねない。
あの剣重そうだし。…だったらまだ姿を晒すほうがマシだろう。
彼の狙いであろう相手にアタリを付けて鞭を伸ばし足を絡め取りその場に転がす。
「オシゴト大変そーだね、手伝おうか? 有料だケド」
■赤塚 良治 >
強盗した挙句殺人にまで手を伸ばす罪人には然るべき報いを
しかしながらこの"位置"ではクレイモアを振るえば襲われている人間にまで斬りかねない。
突撃しながらどうしたものかと考えてはいたが…
「むぅ!?」
ちょうどのタイミングでだ。罪人がこけた。
ああ、あの小さな少年がやったのか。確認。
こけた罪人はハッキリ言えばカモだ。
左腕で倒れた罪人の首を掴んで軽々と持ち上げる。持ち上げられた男は身長190㎝もあろうかという巨体だ。
そのまま関係ない一般人とは逆方向の地面に叩きつける。
ドパン!と弾ける音がしたがそのまま右腕だけで持ったクレイモアがトドメと言わんばかりに男の体を地面ごと切り裂いた。
地面は舗装されたコンクリートではあるものの数十cm程の斬撃跡が残る。
「礼は言うが…いきなり恩の押し売りとはな」
戦闘態勢を解除してカエルムに皮肉交じりに苦笑する男の顔は返り血でべっとりだった
カエルム > どうしてこうもボクは脳筋に縁があるんだろうね?
軽々と持ち上がるゴロツキや片腕で扱われる大剣を見てほんの少し遠い目をする。
「あ、ちょっと」
声を上げる前に真っ二つになるゴロツキ。あーあ。どうせならついでに色々ぶんどればいいのに。
…いや。風紀相手にそれは言うべきじゃないか。
「…仕方ないデショ、今は色々と物入りでね」
今回の仕事は予算をちょっぴりオーバーしてしまった。
この辺りじゃロクなモノが手に入れられず、結局表でかき集める羽目になったのだ。
…つまりそれなりの額になる。
「ま、別に嫌なら今のはサービスってコトでもいいケド?」
特に今はこの辺りをうろついていることを咎められたくはない。
その口止め料にでもなるなら安いものだろう。
■赤塚 良治 >
「なにか?いや、大したことではないだろう、そうなんだろう?」
クレイモアを片手で一振り。
地面に血がぱたた、と着く。
何か止めたようだが時は既に遅し。赤塚は新しくできた屍から踵を返す。
「はあ、ワケあり…か。貧困やら差別やら大方その事情だとは思うし同情はする。だからといって特別扱いするわけにはいかないのでな」
詳しく語ろうとしない彼の事情はおおよその目安をつけて納得する。
間違っていたとしても相手からしたら"そういう事にしておこう"と言える余地も作る。
やや理性的な態度も彼が現行犯で犯罪を犯してないからだ。
「そうして貰えると助かる。いきなりの押し売りは困る。次からはプランを説明した上で頼みたいね?」
クレイモアを慣れた手つきで背の鞘にしまう。
そして非戦闘状態ではあるがカエルムの顔をジロジロみる。
彼が何者かどうしてここにいるのか、知りたいようだ。
カエルム > 「…ついでだしソレ、ゴミ山にでも投げといて貰おうと思って」
転がった死体を顎で指しながら。ここで腐られても正直困る。
「ま、そんなトコ」
詮索する気が無いならそれでいいか。
実際お金で相手を叩き伏せるのはそのテの問題を解決するのに手っ取り早いのは事実だし。…やったことないケド。
「そうは言ってもボクは正面きって殴り合い、みたいなタチじゃないし。作戦をバラす方がよっぽど馬鹿デショ」
とはいえ、と言いながらQRコードのついた名刺を差し出しつつ。
「風紀委員サマが一介の何でも屋を営む生徒に頼むコトなんて無いとは思うケドさ、何かあったらいつでも連絡してよ」
■赤塚 良治 >
「はぁ~…犯罪者はカラスに突かれる末路が似合いだろう?」
またしても大きくため息
なんで俺が…と言いたげであろう。
とはいいつつもどこかに電話をかけて"処理班"なる単語が出てきたので処理は心配ないか
「そちらの流儀は理解した。次から頼みごとがあるときは金で解決しよう」
彼から名刺を受け取る。
彼はあまり褒められた場所にいるわけではないが…
金を払わなければ仕事をしない、言い換えれば金さえ払えばある程度の働きは保証できるという事か
「まあ、なんだっていいが…作戦でもなんでも人道に反さなければいい」
「何でも屋か…ちょうどいい。」
ふと思い当たる節があった。
さて財布にいくらあったか
「早速だが情報というのは取り扱っているか?そして相場も言ってもらえると助かる」
カエルム > 「それはそうだケド」
村八分、の残り二分である。放っておいて感染でもしたら本当に困る。
風紀のオシゴトならそのあたりもそのあたりも問題にならないか。
「ま、仕事は選ぶケドね」
そういう重いモノは運びようがないし、と彼の背負った大剣を指さして。
「人道ねえ…」
眼の前の大男はどこまでをヒトだと認めるだろうか。
…否、ここではどこまでをヒトと見なすのか。
一瞬危うい考えが首をもたげたが振り払う。
今彼はこうして対話に応じているのだからそれは考えなくていいだろう。
「情報、か。知ってる範囲ならってハナシにはなるケド。値段は基本料金プラス内容によっては追加料金かな」
だいたいの金額を説明する。おそらくはこのあたりで他に頼むのとそう変わりはないだろう。
■赤塚 良治 >
「言いたいことは分かる。雑に捨て置けば感染するとかそういう話だろう?生憎と感染して復活したとて体の大部分を破壊したのだから意味はない。」
ゾンビになったところでその原型がぐちゃぐちゃになれば蠢くだけの物体に過ぎない。
処分は雑な方だが雑さがかえって裏目に出て予防にもなるだろう
「何でも屋とて不可能なものはある…当然か」
人間誰しも不可能なことはあるか。
そこは仕方ないと割り切る。
そもそもからして彼に戦力だとかは期待していない。たとえ彼じゃなくとも戦いは自分でやるだろうから。
欲しいのは情報だとかそんなもの
「では単刀直入に。紅い屍骸と戦い、感染した少女について。彼女の居場所とか知ってる事はないか?」
「ああ、ちなみに例の配信は見ているのでそれ以外で分かったことで頼む」
カエルム > 「ソレ自体に問題はなくても…ああ、もう、処理してくれるんならいいよ」
言い争う理由はない。というか既に処理が決まっている以上これ以上つつくのも不毛だろう。
「本業は鍵開けや罠の解除、魔物の弱点の分析なんかだケド、ここじゃそんな仕事入らないから」
故にに出来ることを何でもやる屋なのだ。仕事は選り好むが。
元冒険者故に荒事の経験はそれなりにあるが、前線よりもサポート、指示出しがメインだった。
だから前に出て戦う仲間に比べて"荒事は苦手"である。
「あぁ。アレか。まぁ今欲しい"情報"なんてだいたいアレについてだと思ってたケド」
どうしたものか。これといって売れる情報は無い。確定した情報ではないからだ。
だが、詮索されると困るコトは多少ある。守秘義務だとかなんだとか。
「残念だケド、たぶんアンタが欲しい情報は無いよ。…そうだな、戦闘があった区画のあたりを案内するくらいは出来るケド」
事実、現在の状況が分かるモノは何も無い。
「これは別に答える必要ないケドさ、なんであの子を探してるワケ?」
風紀委員サマのオシゴトだ。答えられないコトも多いだろう。
それは分りきった上での質問。だが返答次第によって出せる情報も変わる。
■赤塚 良治 >
「魔物の分析か…では機会があれば活用させてもらおうか」
魔物…"裏"の世界や荒野などでは出るだろう。
そこに行く理由は薄いものの危険物の排除はこちらの出る幕だ。
故、頼ることはあろうがいまではない。踵を返す。
「情報はない、そうか」
「と、なるとどこかに身柄を隠したか…?それも優秀な逃がし屋か…」
そうでなければ納得は出来ない。
あれだけの大立ち回りをしたのだ。情報の一つはあるかと思ったが…
逆に言えば目撃情報がないと言えば匿われてる可能性が高い。それだけ分かっただけでも御の字
「よもやアレを擁護するとはな」
「まあ、情報がないのが情報だな。手間をかけたな」
匿った誰かに強烈な敵意を向ける。
ズカズカとカエルムとは別方向に足を向ける。
ここには用はない。
「感染の根源とそれに準ずるものは排除する、そう上が決めたからだ」
最後に彼に言い残して、一跳びでビルへと昇っていくのだった
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から赤塚 良治さんが去りました。