2024/09/07 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にさんが現れました。
> 暗黒魔法少女と”痛み分け”に終わって…いや、どちらかといえば俺の負けだけど。
ともあれ、あちこちの傷も潰された右目の処置も闇医者の世話になって一段落だ。

「んーー…完全に右目が見えないっつぅのはこんな感じなのか。」

潰れた右目は既に摘出され、眼窩の中は空っぽだ。その右目を覆い隠すのはシンプルな黒い眼帯。
どうせなら、こうドラゴン柄とか入れるのもアリな気がしたが…何かアレだなぁ、と思って止めました。

「まぁ、元から右目は視力ほぼ無かったし、結果的には然程変わんねーかぁ。」

ほぼ見えないと完全に失ったでは大分差異があるのだが、少年にとっては同じようなものらしい。
今はもう主も居ない、ありふれた廃墟の屋上に佇みながら一息。さて――。

「――あのレベルで強いのばかり出て来ると、流石に俺みたいなのじゃどうしようもねーなぁ。」

> 何か結果的に竜化の特性を引き出せたぽいけど、それはつまり俺の体がじわじわドラゴンに変わっていくのと同じ。
まぁ、あんな都合よく覚醒する訳が無い――代償は現在進行形で払い続けている訳だ。

「【悪竜】がまーじでドラゴンになったら笑い話にもならんっての。俺は人間のままでいいわ。」

竜の心臓を食った事に後悔はしていないが、矢張り長期的に見ると悪手を通り越して無謀だったかも。
まぁ、それはそれ。やらかした事を悔いる時間があるなら現状解決を模索するべし!

「…つっても、マリアちゃんだけじゃねーんだよなぁ、超強い感じの奴らって。他にどんな化物が居るのやら。」

屋上の縁に座り込んで一服しつつ黄昏る。…何か煙草の煙でも咳込まなくなったな…心肺も強化されてんのかな。

> 「考える事は色々あっけど……取り敢えず冷蔵庫の中身そろそろやばかったよな…消費期限的な意味で。」

現在居候先になっている某事務所の料理当番は何故かこの少年がほぼ担当している。
料理をまともに出来るのがどうも自分くらいしか居なそうなので…あいつらマジで料理覚えてくれ…頼む…。

「…ま、情報集めて出来るだけ備えておくくらいしか出来ねぇかな俺にゃ。」

未だにギフト持ちに追いかけられる日々は続いているし、隻眼になった事で変な尾鰭も付きそうだ。
美少女に追いかけられるならまだ男冥利に尽きるが、野郎共に追いかけられても嬉しくねぇ…。

(いや、美少女は美少女でも問答無用で抹殺しに来るのは勘弁だけど)

> 「……ん?……あちゃー…。」

眼下が騒がしい、と思ったら白黒仮面の連中がこちらを指さして何か怒鳴ってる。
…うわぁ、偶然とはいえ見つかるのも嫌だなこれ。ともあれささっと立ち上がりつつ。

「悪いけど、アンタ等の遊び相手をしてる暇も最近あんまり無くてさー。まぁ、他を当たってくれ!」

わざとらしく「すまん!」とばかりに両手をパンっと打ち鳴らしてごめんなさいポーズ。
何か怒号がお返しに飛んで来たので、うへぇ、と思いつつ赤毛少年はさっさと逃走に入る。

「…やっぱりピンキリあるんだなぁ。」

と、改めて思いながら何時ものように逃走劇を繰り広げるのであった。

ご案内:「違反部活群/違反組織群」からさんが去りました。